本文
県指定無形文化財
明清楽は、明朝の音楽と清朝の音楽という意味である。幕末から明治中期頃までは流行していたが、日清戦争を境として衰えた。160年前、福建省出身の林得建が長崎で6人の弟子に教え、全国に広まった。現在では13曲ほど伝承され、わが国の音楽史にもたいへん影響を与えている。
現在、伝承されている演奏曲は、次の通りである。
算命曲(原譜)将軍令、紗窓(原語)、九連環(原語)、茉梨花(原語)櫓歌、平板調(歌詞なし)、西皮調(歌詞なし)、金銭花(原語)、獅子、ブラブラ節。
茉梨花を編曲したものに、水仙花、あじさい。
九連環を編曲したものに、法界節がある。