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この浮立は、文政8年7月の銘がある鉦があることから、およそ150年前のこの頃から始められたと思われる。馬場地区では、この行列浮立を雨乞いや豊年祈願を単独で行っていたが、現在では、輪番制で矢上神社の例祭に奉納されている。
立道具(鳥毛)・ササラ・掛け打ち・鉦・小太鼓・大太鼓・笛の順に入場し、道中囃子「ぢ道」で場を取り、本浮立囃子「ぢ」によって、ササラ、掛け打ち、大太鼓、月の輪の演技を行う。次にササラ、掛け打ちは退場し、大太鼓、鉦によってマクリ囃子オークワンサキ、サルガエシ、キョウカエシの3曲を行い終了する。