中尾獅子浮立と唐子踊

市指定無形民俗文化財
- 所在地 長崎市田中町
- 保持団体 中尾獅子浮立と唐子踊保存会
- 組織 会員約50名で、それぞれの芸能に師匠がおり、笛、太鼓、鉦、月の輪、立道具、獅子、ササラ、笠踊などの分担がある。
- 上演期間 9月15日(中尾くんち)、10月17日(4年に1回の輪番制で矢上くんちに出演)
- 上演場所 大山(中尾・田川内)神社、矢上神社境内(10月)
- 指定状況 市指定無形民俗文化財 昭和43年11月20日
由来
獅子浮立は、およそ190年前の文化文政期に中尾地区に伝承された。浮立の鉦銘に享和2年(1802)とあり、少なくともそれ以前から継承されていたものと思われる。
唐子踊は、明治中期に「長崎くんち」の西浜町奉納踊から伝承され、以前からの「獅子浮立」と合わせて独自の芸能に仕立てられた。
芸能の構成
- 唐子踊 小学1年生以下の男女約20人にて踊る。
- 獅子 小学2年生~5年生位の男子 2~4人
- 親獅子 大人2人~4人
それぞれの音曲(囃子)は別々になっている。
笛・太鼓・鉦・立道具・笠踊・ササラ・サンコサン(唐子踊)・子獅
子・月の輪・親獅子の順に入場して上演される。
芸能の中心は、獅子踊である。