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間の瀬狂言


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ページID:0001293 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

間の瀬狂言

間の瀬狂言

県指定無形民俗文化財

  • 所在地 長崎市平間町
  • 保持団体 間の瀬狂言保存会
  • 組織 自治会主体で運営されている。それぞれの芸能に師匠がおり、「頭領」と呼ばれ、頭領会をつくって後継者の育成に努めている。
  • 上演期間 5月5日 滝の観音祭り(要請を受けた時)、10月17日(4年に1度の輪番で)
  • 上演場所 滝の観音境内(5月)、矢上神社(10月)
  • 指定状況 県指定無形民俗文化財 昭和43年4月23日

由来

滝の観音の門前と呼ばれる山間の小集落に伝えられている狂言まじりの猿浮立を「間の瀬狂言」といい、.狂言のことば使い、動作、道具等、伝承によると室町期に始まるという。万治3年(1660)観音寺(滝の観音)の開山の際も、この狂言を奉納したという。大太鼓には元禄8年(1695)観音寺の銘がある。

芸能の構成

笛・太鼓・鉦の拍子に合わせて、立道具・ササラの踊りが出て、その後、根治平、与五郎の掛け合いになり、それから3匹の猿の踊りとなる。
本番は、「いりは」の笛で始まり、月の輪が出て、もどろうの笛と大太鼓で踊る由来記口上があり、式始めの笛で根治平、与五郎の掛け合いにはいる。掛け合いが終わると岩籠より猿が3匹出て、猿囃子、獅子囃子、おかざき、おまち拍子の笛に合わせて踊る。それぞれ違った個性の猿を
根治平、与五郎が先導し、リズミカルな笛囃子とテンポのよい大太鼓、鉦との流れに乗って古風な狂言が行われる。