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長崎の明清楽


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ページID:0001252 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

長崎の明清楽

(ながさきのみんしんがく)

県指定無形文化財(国選択)

長崎の明清楽

指定年月日 昭和53年8月22日

所在地 長崎市

明清楽とは、明朝の音楽と清朝の音楽という意味である。幕末から明治中期頃までは流行していたが、日清戦争を境として衰えた。楽器としては唐琵琶・月琴(げっきん)・明笛(みんてき)・胡琴(こきん)・片鼓(はんこ)等が使用されている。現在伝承されている曲は、算命曲(さんもんきょく)・九連環(きゅうれんかん)・櫓歌(ろか)・茉梨花(めりいふあ)・平板調(へいぱんのしらべ)・西皮(すいぴ)調・金銭花(きんせんか)・紗窓(しゃそう)・獅子などがある。なお、茉梨花を原曲としてできたものに、水仙花・あじさいがあり、九連環を編曲したものに法界節がある。
明清楽は、近世の外来音楽として、わが国の音楽史にも影響を与えた価値の高いもので、現在、保存会ではその伝承に努力している。
なお、昭和53年(1978)3月25日に「明清楽」として国の無形文化財に選択されている。