ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 文化観光部 > 文化財課 > 魚の町の傘鉾飾

魚の町の傘鉾飾


本文

ページID:0001247 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

魚の町の傘鉾飾

(うおのまちのかさぼこかざり)

市指定有形文化財

魚の町の傘鉾飾

指定年月日 昭和49年3月8日

所在地 魚の町町内倉庫に保存

くんち奉納踊の際、魚の町使用の傘鉾として製作したもので、町内の玉屋硝子細工所で製作したビードロ細工として有名。上部の飾は町名の魚の町に因んで魚篭・打網等と魚に関係するものが作られている。ビードロ細工は長崎特産の一つであるが、その製作年代(嘉永6年-1853)を詳らかにした資料で長崎製と確認できるものは本品のみで、長崎工芸史上貴重な資料であり、わが国に現存するビードロ細工のうち、型としては最大である。天保年間(1830~1844)、魚の町の傘鉾を描いた石崎融思(いしざきゆうし)の扇面に、すでに竹・網・魚篭が描かれており、魚の町には、ビードロで現在のような飾を作る以前に、これとほぼ同型の傘鉾飾があったと考えられる。