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即非禅師書落成の偈


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ページID:0001211 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

即非禅師書落成の偈

(そくひぜんじしょらくじょうのげ)

市指定有形文化財

即非禅師書落成の偈

指定年月日 昭和47年6月10日

所在地 長崎市鍛冶屋町7番5号 崇福寺内

寛文8年(1668)7月末、唐僧即非禅師は、小倉の広寿山福聚寺(ふくじゅじ)の住持(じゅうじ)の席を辞し、再び長崎の崇福寺に帰った。そして、住持の席を弟子の千呆(せんがい)に譲って退間(たいかん)し11月、かねてからの願いであった、師の隠元の髪寿塔(ほつじゅとう)の工事に着手した。塔は翌寛文9年(1669)3月完成。
落成偈は、この完成を祝い、この日の喜びの気持ちを書き残したものである。萬福無縫塔。壽山覿面呈。三文造不就。一念自圓成。髪映摩尼潔。光呑霽月明。少林花再發。香透九重城。黄檗開山隠老和尚建髪壽塔于崇福落成志喜廣壽即非草。即非は崇福寺に居ても廣壽即非と名乗っていることに注意したい。
住持…寺に住して法を護持する者の意。一か寺を主管する僧。住職。出典「広説仏教語大辞典」中村元著(平成17年3月)