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長崎刺繍


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ページID:0001193 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

長崎刺繍

(ながさきししゅう)

県指定無形文化財

長崎刺繍

指定年月日 平成22年3月5日

所在地 長崎市

保持者 嘉勢照太

嘉勢氏は、昭和57年に長崎市の八田刺繍店(八田桂次)に弟子入りし、長崎刺繍の技術習得に努めた。平成7年には自宅に「長崎刺繍工房」を設立して、長崎くんちの衣装の修理や制作、傘鉾の垂れ(たれ)の復元を行うなど、一時衰退しかけた長崎刺繍の技術を復活・継承させた伝統技術保持者である。
長崎刺繍は、長崎市中に居住していた唐人によって17世紀後半頃に伝えられた刺繍技術が長崎に定着したものといわれている。特徴は、色糸を縒(よ)ってさまざまな太さの糸で質感を変化させていることや、縫った色糸に着色して繊細な濃淡のぼかしを施していること、また刺繍の下に綿や紙縒(こより)を入れて立体感を出す「盛り上げ」がなされていることである。