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野母崎の変はんれい岩露出地


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ページID:0001171 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

野母崎の変はんれい岩露出地

(のもざきのへんはんれいがんろしゅつち)

県指定天然記念物

野母崎の変はんれい岩露出地

指定年月日 平成6年2月28日

所在地 長崎市黒浜町1381-5及び同地先海、岸並びに1351-4地先海岸、長崎市以下宿2718-1地先海岸

長崎半島(野母半島)の先端、野母崎の北部約4キロメートルの海岸は、波に侵食を受けた海食崖の景観を呈し、暗緑灰色の硬い岩石が露出している。この岩石は、地質学的には「野母変はんれい岩複合岩体」と呼ばれるもので、玄武岩質のマグマが地下深部で徐々に冷えてできた、輝石(きせき)や斜長石(しゃようせき)を主成分とする「はんれい(斑糲)岩」が造山作用等に伴う高圧により変成を受け、地殻変動によって地表に露出したものである。この地域の変はんれい岩の放射年代を測定した結果、約4億8千万年前という非常に古い生成年代を示すことが判明した。長崎半島や西彼杵半島に広く分布する「長崎変成岩類」の年代が約6~9千万年前であるのと比較すると、その古さが際立ったものであり、プレート境界に沈み込んだ古い地殻の断片が露出している可能性がある。

備考

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バス「以下宿」下車徒歩1分