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旧出津救助院


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ページID:0001130 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

旧出津救助院

(きゅうしつきゅうじょいん)

国指定重要文化財

旧出津救助院

指定年月日 平成15年12月25日

所在地 長崎市西出津町

明治12年(1879)外海地方に赴任した、フランス人宣教師ド・ロ(Marc Marie de Rotz)神父は地域住民を窮状から救うために、私財を投じて授産施設を設立した。
これらは、明治初期の授産・福祉施設として貴重な遺構であり、当地域の歴史と文化を語るうえで欠くことができない重要なものである。

  • 授産場 救助院の中心施設的建物で、明治16年(1883)に建設された。木造2階建てで、1階は作業場、2階は修道女の生活の場などに使用されていた。1階外壁には目地に赤土を混ぜた漆喰を使用した、通称「ド・ロ壁」と呼ばれる石積みが用いられている。
  • マカロニ工場 授産場の東側の道沿いにある煉瓦造り、切妻(きりづま)造、桟瓦(さんがわら)葺の建物で、マカロニ製造を目的として建てられたといわれる。

隣接して、通称「ド・ロ壁」の石積壁がある。

  • 鰯網工場 明治18年(1885)建設の木骨煉瓦造り、平屋建の建物で、婦女子の副業として当時盛んであった鰯網の工場として建てられた。その後、工場は廃止され保育施設として利用されたが、現在はド・ロ神父記念館として活用されている。

備考

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バス「出津文化村」下車徒歩10分