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銅版画「聖家族」


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ページID:0001109 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

銅版画「聖家族」

(どうはんが「せいかぞく」)

県指定有形文化財

銅版画「聖家族」

指定年月日 昭和35年7月13日

所在地 長崎市上野町10番34号 カトリックセンター

画面下部に、有家で1596年に刊行されたという記銘がある。本図は、明治2年(1869)プティジャン神父がマニラで発見し、ローマ法王に献上したが、日本に置くべきものとされたものである。
かなり破損しているが、図様は知ることができる。
原図は1584年刊のマルタン・ド・ヴォス原図、ザドレル彫刻の版画で、それを逆版として写している。聖アンナと聖母子のみが中央を占めているが、1584年刊原図の左後方に小さくヨセフの大工姿が認められるところから、「聖家族」としての図像の性格を有するものである。