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銅版画セビリアの聖母」


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ページID:0001108 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

銅版画「セビリアの聖母」

(どうはんが「せびりあのせいぼ」)

県指定有形文化財

銅版画「セビリアの聖母」

指定年月日 昭和35年7月13日

所在地 長崎市上野町10番34号 カトリックセンター

この図の原図は、スペインのセビリアの教会の壁画である。オランダ人ウィレックスが、この壁画を銅版画で写し、それが日本へ請来され、本図の手本となった。
本図は、慶長2年(1597)有家(ありえ)のセミナリヨで日本人画学生の制作による銅版画である。素朴な描写であるが日本人画学生の銅版画技術の高さを示す資料である。
本図は、銅版画「聖家族」(県指定有形文化財)と共に明治2年(1869)、プティジャン神父がマニラで入手し、ローマ教皇ピウス8世に献上した。教皇は、日本におくべきものとして、プティジャン神父に返し、大浦天主堂に収蔵されたのち、今日に至っている。