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銅造弥勒菩薩半跏思惟像


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ページID:0001042 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

銅造弥勒菩薩半跏思惟像

(どうぞうみろくぼさつはんかしゆいぞう)

県指定有形文化財

銅造弥勒菩薩半跏思惟像

指定年月日 昭和57年1月25日

所在地 長崎市西坂町7番8号 日本26聖人記念館内

像高14センチメートルのこの小像は、丸い椅子に足を組んで座し、頬に手をあててもの思う姿の半跏思惟像である。当像は昭和55年(1980)隠れキリシタンの家から日本26聖人記念館に寄贈されたもので、当家でイエズスを象徴するものとして守り伝えられてきたものである。当像の伝来については明確でないが、おそらく対馬・壱岐あるいは九州北部沿岸に朝鮮半島金銅仏が流入したころと思われ、中世の倭寇(わこう)の活躍期が最も可能性が高い。朝鮮半島の半跏思惟像として非常に貴重であり、その移入の過程や隠れキリシタンの護持(ごじ)など、長崎県の対外関係の特色ある歴史を一身にうけた遺品であるといえよう。

備考

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