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更新日:2022年4月4日 ページID:004954
ポルトガルの北部に位置し、2000年の歴史を有する同国第2の都市で、海上貿易におけるヨーロッパの主要な拠点として発達した港町。現在もポルトガル経済の牽引役を務めています。ポルトガルの国名もこの都市に由来します。
主な産業は商工業と水産業です。銀細工、香水、宝石加工なども盛んです。特にポートワインの名で知られるワインの名産地としては世界的に有名です。
この町はスペインに源流をもつドウロ川が大西洋に注ぐ丘に広がっており、市街には長崎と同じ坂の多い石畳が見受けられ古いヨーロッパの面影を伝える美しい街で、ヨーロッパ屈指の観光地です。
出島へ向かったポルトガル船の母港。
駐長崎ポルトガル名誉領事を介して、意向打診を行い提携。
(1973年(昭和48年)12月21日に長崎市議会全員協議会で承認、1973年(昭和48年)9月18日ポルト市議会で決議)
時期 |
主な交流状況 |
1978年(S53) |
・諸谷 義武 市長をはじめとする訪問団がポルト市を訪問し、姉妹都市提携締結。長崎写真展をポルト市で開催。 ・帆船サグレス号が寄港(昭和58年、平成5年、平成22年も同様に寄港)。 |
1980年(S55) |
・ポルト市が平和公園へ平和モニュメント「平和の記念碑」を寄贈。 |
1981年(S56) |
・日本名誉領事及び前ポルト市長を含む「コインブラ・ファド」一行が来崎。コインブラ・フアド長崎市民のタベを開催。 |
1985年(S60) |
・ポルトガルの報道写真家エドワルド・トメ氏がポルトガル紹介の写真展を長崎で開催。 |
1986年(S61) |
・リスボンで開催されるエドワルド・トメ氏「お宮日写真展」オープニング出席のため、諏訪神社宮司がリスボン及びポルト市を訪問。 |
1990年(H2) |
・ポルトガル民踊コインブラ・ファド演奏者一行が「長崎旅博覧会」出演のため来崎。 ・在ポルトガル日本大使館の主催による「日本文化への招待-1990年9月」に被爆45周年世界平和ポスター展優秀作品52点を出展。 |
1993年(H5) |
・日本ポルトガル友好450周年を記念して「ポルトガル・フエスタ・イン・出島」を開催し、その中でポルト市を紹介。 ・ソアレス大統領が日本ポルトガル友好450周年を記念して来崎。長崎港の入り口を見下ろす稲佐山山頂において、リスボン市から寄贈された石の彫刻「450年のきもの」の除幕式を開催。 |
1995年(H7) |
・日本ポルトガル友好450周年記念草の根交流事業により、長崎市推薦者を含めた日本青年6名がポルト市ほかを訪問、地元青年団体との交流を行う。 |
1998年(H10) |
・ポルトガルからの輸入タイルや民芸品等で装飾された「ながさき食卓文化舘“メルカつきまち”」がオープン。 |
2006年(H18) |
・ポルト市で開催される「日本の伝統とストーリー展」に長崎市の歴史・文化紹介のための展示物を寄贈。 |
2007年(H19) |
・ポルトのクリスタル宮殿庭園に「被爆柿の木」を植樹し、「千羽鶴」を子供達が合唱。ポルトの子供達が折った千羽鶴が長崎市に届く。 |
2010年(H22) |
・「第35回ジャパンウィーク2010ポルトガル・ポルト」がポルト市で開催され、長崎市の写真展を開催するとともに、宮脇 雅俊 在長崎ポルトガル名誉領事、長崎日本ポルトガル協会、長崎東高の吹奏楽部や長崎生け花連盟が参加。 |
2013年(H25) |
・ポルト市職員ラケル・ルスさんが自治体職員協力交流事業(LGOTP)で来日し、長崎市で研修を受けるとともに、小中学校などでの講座で、ポルト市やポルトガルを紹介。 ・長崎市において姉妹都市提携35周年記念イベントを開催。 |
2015年(H27) |
・長崎原爆資料館で「平和への祈り ポルトガル・日本現代美術展」長崎展開催。(主催:Pray for Peace 実行委員会展、共催:長崎市、ナガサキピースミュージアム)長崎市とポルト市の小学生の作品400点等を展示。 ・同美術展をポルト市立ゲラ・ジュンケイロ美術博物館でも開催。 |
2017年(H29) |
・宮脇雅俊 長崎日本ポルトガル協会会長一行がポルト市を訪問。 |
2018年(H30) |
・国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館主催「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」をポルト市庁舎で開催。 ・Pray for Peace展2018 「-物語・estorias –長崎とポルト- 長崎・ポルト姉妹都市提携40周年記念現代美術交流展」をポルト市子爵宮殿で、長崎展をブリックホールで開催。 |
2021年 (R3) |
・出島で行われたポルトガル展や長崎開港450周年記念講演会でポルト市の写真を展示。 |
ローマ時代、ポルトゥス・カレ(カレの港)として知られていました。722年からイスラム勢力からイベリア半島を奪回する運動が始まり、ポルトガル王国はその運動を進める戦いの中で、ギマラインス城のアフォンソ・エンリッケスにより、1139年建国されました。
1387年、ジョアン1世とイギリス王子のランカスター公ジョン・オブ・ゴーントの娘フィリパ・オブ・ランカスターがポルト市で結婚し、息子エンリケ航海王子がポルト市で生まれます。エンリケ航海王子がポルトガルの黄金期である大航海時代を築きあげていく際、ポルトはその出港地として重要な役割を果たしていきます。
18世紀から19世紀にかけて、ポルト港からイギリスへのワイン輸出が盛んになり、「ポートワイン」の出港地として有名になり、街は発展していきます。
1996年、「ポルト歴史地区」が世界遺産に登録されています。
18世紀に建設されたバロック式教会。76メートルの鐘塔からは市内を一望できます。
19世紀後半にポルト商業組合の建物として作られる。最近まで証券取引所として使われていました。豪華絢爛な「アラブの間」が有名です。
住所:Rua Ferreira Borges,4050-253 Porto
電話番号:Telephone:223-399-000 FAX番号223-399-090
www.palaciodabolsa.com(新しいウィンドウで開きます)
14世紀初頭に立てられた修道院付属の教会で市内で唯一のゴシック様式の教会。
内部装飾に使用された金箔の総重量は200キロを越えます。
礼拝堂にある「ジュッセの樹」というキリストの家系図が有名ですが、長崎26聖人をまつった祭壇もあります。
住所:Rua do Infante D. Henrique,4050-297 Porto
電話番号:222-062-100 FAX番号:222-062-177
ポルトガルを代表する彫刻家ソアーレス・ドス・レイスから名づけられたこの美術館には南蛮屏風など日本との関係を示す展示品もあります。
住所:Rua D.Manuel II, 44 - Palacio dos Carrancas,4050-342 Porto
電話番号:223-393-770 FAX番号:222-082-851
http://www.museusoaresdosreis.pt(新しいウィンドウで開きます)
市民の憩いの場である庭園内には、図書館・礼拝堂などもある。また、2008年には庭園内に平和を願って、「長崎の被爆柿の木2世」が植樹されています。
詳しい観光情報は:ポルト市観光(PORTO turismo)
Turismo do Porto - Portal Oficial - Início(新しいウィンドウで開きます)(英語)
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