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更新日:2020年6月18日 ページID:034828
梅雨による湿気、豪雨、台風等の影響で、市内のマンションやビル等で自動火災報知設備が作動する事案が発生しています。
一定規模以上の建物に設置が義務付けられている設備で、建物内に複数の「感知器」を設置し、どこか1か所の感知器が火災による煙や熱を感知すると、「受信機」で感知区域を表示するとともに、「地区音響装置(警報ベル等)」などで建物全体に警報を発して建物内の人たちに火災を自動的に知らせることができる設備です。
また、火災を発見した人が近くの「発信機」のボタンを押すことでも建物全体に警報を発することができます。
自動火災報知設備は、火災以外の要因によって作動することがあります。電気回路が不具合(故障)を起こしたり、いたずら等で故意に発信機が押されることもあります。定期的な点検を実施し、次の事例を参考に日頃から火災以外の要因によって作動しないよう注意しましょう。
1、雨や水道管等から伝わった水滴が感知器内部に浸水する。
2、台風等で急激な外気圧の低下が起きる。
3、調理、喫煙等で発生する煙のほか、煙に類似している湯気、ホコリ、虫等が感知器内に入る。等
自動火災報知設備の作動が頻繁に起こると、警報ベルが鳴っても誰も火災だとは思わず、次第に無関心になってしまいます。この状態で、本当に火災が起こったときに、初期消火、119番通報、避難の行動が遅れ、建物内の人たちが命を落とすことにもなりかねません。こうしたことを防ぐには、火災以外の要因の作動の件数をなくし、自動火災報知設備を信頼できる状態にしておく必要があります。また、警報ベル等が鳴ったら、他人任せにせず、みんなで対応するように体制を整備しておきましょう。
火災以外の要因による自動火災報知設備の作動が起こったら、機器の不具合も考えられますので、直ちに消防設備士等による点検を受け、常に正常な状態にしておきましょう。
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