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危険です!スプレー缶製品の取扱いに注意してください!

更新日:2018年12月18日 ページID:032197

スプレー缶製品の取扱いに注意してください!

平成30年12月に札幌市でスプレー缶を起因とする火災があり、多数の負傷者が出ました。
スプレー缶は、各御家庭で多種多様に使用され、冬場にはお鍋料理でカセットボンベを使用されていると思いますが、実はこの「スプレー缶(エアゾール缶)等」には可燃性ガスが含まれているのを御存知ですか?
正しく使用し、破棄しないと、とても危険です。

1 なぜ、スプレー缶等が危険なの?

皆さんは、普段こんなことをしていませんか?実は、全てに危険が潜んでいます。
■明日は燃やせないごみの回収日。使い切ってごみに出すため、加熱調理中に横の流し台で中身のガスを抜く!
■台所で調理中、ゴキブリが出現し、慌てて殺虫剤を噴射!
■外出先から帰宅し、汗をかいたので制汗スプレーでリフレッシュし、その後喫煙!
■カセットコンロに大きな鉄板をのせて、バーベキュー!

スプレー缶等の構造〉
基本的に缶の中にLPG(液化石油ガス)などのガスとともに薬剤を詰め込み、ガスの圧力を利用して、薬剤を噴射する構造になっています。
現在、スプレー缶等のほどんどはLPGが使用されていますが、LPGガスはブタン・プロパンなどを主成分とした液化した可燃性のガスです。
そのため、上記のような行動をとれば、たちまちスプレー缶等に使用されている可燃性ガスに引火して、火災や爆発事故を引き起こします。

2 長崎市消防局管内におけるスプレー缶等の火災の発生状況と原因

平成20年から平成29年の過去10年間に長崎市消防局管内で発生した、スプレー缶等を起因とした火災は42件発生していて、その主な原因は次のとおりです。
スプレー缶の危険性を理解しておらず、使用方法や廃棄方法が正しく守られていないために起きているものがほとんどです。
■燃やせないごみで回収したスプレー缶等の残留ガスに引火し、塵芥車が火災となった。
■火気のある場所(台所等)で、スプレー缶の穴あけやガス抜き作業を行っていて火災となった。
■暖房器具の前に置いてあったスプレー缶が膨張破裂し、火災となった。
■カセットこんろのガスボンべ装着不良により、火災となった。

3 スプレー缶等による火災の予防方法

■スプレー缶等は、厨房器具や暖房器具付近の高温となる場所から離れて使用すること。
また、保管する際は、高温となる場所を避けて保管すること。
■スプレー缶を廃棄する場合は、必ず中身を使い切り、各市町村が指定するごみの分別区分を守って捨てる。長崎市の場合は、中身を出し切り(使いきり)、穴あけは不要です。
■やむを得ず使い切らずに捨てる場合は、火気のない通気性のよい屋外で残存ガスをなくなるまで噴射し、廃棄する。
■スプレー缶等のほとんどは、LPGなどの可燃性ガスを噴射剤として使用されている製品が多いので、使用前に必ず製品に記載されている注意書きを確認する。
■カセットコンロの燃料ボンベは、正しく装着されていることを確かめてから使用する。
■カセットコンロを複数並べて鉄板をのせたり、燃料ボンベカバーを覆うような大きな鍋等の使用は、燃料ボンベが異常に加熱され大変危険なため、行わない。

4 スプレー缶等の廃棄方法

スプレー缶等の廃棄方法については、こちらを御参照ください。
長崎市 「スプレー缶・カセットボンベ・ライターの出し方が変わりました」

お問い合わせ先

消防局 予防課 予防審査係

電話番号:095-822-0429

ファックス番号:095-829-1067

住所:長崎市興善町3番1号(消防局)

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