文・宮川密義


*ロッキード、サラ金地獄、カラオケ〜
この期間は、冒頭から戦後の日本政治史上最悪の“ロッキード事件”発覚で大揺れのスタート。国会の証人喚問で連発された「記憶にございません」は流行語にもなりました。政局の不安は経済環境にも影を落とし、円高旋風で不況が顕在化。サラ金苦による自殺、家出、蒸発事件など生活に関わる深刻な問題が各地で続発しました。歌謡界でも加熱する歌手売り込みの陰で、“芸能界のロッキード事件”と騒がれた“大原みどり事件”、克美しげるの愛人殺人事件、フォーク、ロック歌手のマリファナ騒動、その他数々のスキャンダルが明るみに出て芸能界の荒廃ぶりがひんしゅくを買ったのもこの時期です。歌謡曲不作の中で気を吐いたのがテレビの幼児番組から生まれた「およげ!たいやきくん」と「山口さんちのツトム君」、一種の社会現象にまでなった“ピンク・レディー旋風”でした。演歌の巨星・古賀政男が他界、演歌不振のなかでニュー・ミュージックと共に民謡が脚光を浴びたほか、カラオケ・ブームで“一億総歌手時代”が開幕します。昭和40年代に全国の注視を浴びた“長崎もの”は影を潜め、市や町のイメージソングや音頭・小唄のレコードが多くなりました。(表中、下線付きの青文字はバックナンバーにリンクしています)

【昭和51年(1976)】 全32曲から24曲 (全国盤26 自主盤6)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1

1

博多からその先は 山ひで女 白水かおる 米山正夫
2 2 長崎で知りあって ぴんから兄弟 菅野さほ子 紺野章
3 2 旺(さか)んなるかな 日本合唱協会 藤浦洸 古関裕而
4 2 札幌−長崎おんな達 平田満 本野丈弾 金野孝
5 3 長崎名物ぶし 市川勝海 出島ひろし 村沢良介
6 3 長崎恋唄 長谷次郎
山口洋子 猪俣公章
7 4 二人の長崎空港 小松実幸 星野哲郎 水藻浩
8 4 ロザリオの女 浜航二 雪野斗詩夫 桜田誠一
9 4 まつり長崎 小松実幸 井之上俊郎 泉八汐
10 4 さよなら ながさき 浜航二 大倉絢子 桜田誠一
11 5 日暮れてひとり 和泉早苗 たきのえいじ たきのえいじ
12 5 恋ばなし 和泉早苗 たきのえいじ たきのえいじ
13 6 銅座の宵待草 浜たかし 松生靜 中山治美
14 7 ナガサキ・長崎 上総良美(エル) 山口洋子 杉本真人
15 7 蝶々さん 細野晴臣
TIN PAN ALLEY
細野晴臣 細野晴臣
16 9 あなたさがして 角川博 石坂まさを 石坂まさを
17 9 長崎から北へ 江夏旭 藤本卓也 藤本卓也
18 10 ほろ酔いオランダ坂 松平純子 森雪之丞 常富喜雄
19 10 みなと出船 梶哲也 山口洋子 内山田洋
20 10 女の港 八代亜紀 池田充男 野崎真一
21 11 絵はがき坂 さだまさし さだまさし さだまさし
22 11 ブルージン港 中川真紀 千家和也 佐瀬寿一
23 12 長崎のお嬢さん サンゴ サンゴ サンゴ
24 12 おいね恋姿 十和田みどり 関沢新一 サトウ進一
※ほかに「愛野音頭」「空港ブルース」「島原ハイヤくずし」「大村有楽街ブルース」「波止街・有楽・夢の街」「三川内音頭」「新魚目町町歌」「新魚目音頭」。

●主な出来事
1月=8日・周恩来中国首相(78歳)没。31日=鹿児島で五つ子誕生。4月=5日・北京の天安門広場で数万人の民衆がデモ。5月=8日・植村直己が北極圏12,000�舛�16カ月かけて犬ぞりで単独走破。7月=20日・米火星探査機「バイキング」が軟着陸。27日・ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕。9月=9日・毛沢東中国主席(82歳)没。11月=2日・米大統領選でカーター(民主党)が当選。この年=国鉄・電報・電話、郵便、電気、ガス、米、医療など軒並みに料金値上げ。流行語は「ピーナッツ」「記憶にございません」など。
県内では、1月=インフルエンザが猛威。2月=7日・政府が久保知事と辻佐世保市長に「むつ」の修理受け入れを正式要請。12日・焼失した中の茶屋(長崎市中小島)が復元(7月に長崎市史跡に指定)。3月=23日・諌早出身画家、野口弥太郎(76歳)没。27日・風頭山に「アジサイ公園」完成。7月=芥川賞に佐世保市出身の作家、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」。8月=9日・長崎原爆犠牲者慰霊平和式典に三木首相が歴代首相としては初めて参列。9月=13日・台風17号本県を直撃、長崎の1人含め全国で死者不明165人。

「長崎名物ぶし」の表紙

歌謡界は、450万枚を売った「およげ!たいやきくん」を筆頭に、「山口さんちのツトム君」「北の宿から」「岸壁の母」などがヒット。ピンク・レディーが「ペッパー警部」でデビュー。長崎の歌は全国盤で「長崎名物ぶし」や「絵はがき坂」(さだまさし・LPに収録)など26曲、自主盤6曲、合わせて32曲が発表されましたが、大きなヒットは出ませんでした。

 

【昭和52年(1977)】 
45曲から26曲 (全国盤28 自主盤17)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 2 元町ブルース 瀬川瑛子 星野哲郎 はやしこば
2 2 長崎霧情
瀬川瑛子 星野哲郎 新井利昌
3 2 長崎情話 葵わか葉 横井弘 岩代浩一
4 2 西海ブルース 内山田洋と
 クール・ファイブ
永田貴子 尾形よしやす
5 2 デンデラリュウ 屋台のおっちゃん 前田良一 前田良一
6 3 長崎フィナーレ 朝田のぼる 阿久悠 小林亜星
7 3 羅紗綿夜曲 香港フラワーズ 佐藤マサ 佐藤マサ
8 4 ひとり旅長崎へ 川崎健太 川崎健太 川崎健太
9 4 雨の長崎 中山かずお 中山かずお 中山かずお
10 4 乙女の港 河野さくら 山田孝雄 むつひろし
11 4 かんかんのう 日本橋きみ栄 室町京介 川上英一・編曲
12 6 雨のオランダ坂で 五島潤 永田貴子 城美好
13 7 長崎を発って 五島はじめ いずみりゅう 谷口晴彦
14 8 センチメンタル・ストーリー
内海みゆき うさみかつみ 岩久茂
15 8 思い切り橋 内山田洋と
 クール・ファイブ
山田孝雄 浜圭介
16 9 もう一度一から出なおします
小林旭 星野哲郎 叶弦大
17 10 あこがれの長崎 ロイヤル・ナイツ 片山康雄 松川義昭
18 10 おらんだ坂 平本和樹 平本和樹 平本和樹
19 10 青春のスチュワーデス スウィングル・キャッツ 森菊蔵 松川義昭
20 10 長崎あたりにいそうな女 内山田洋と
 クール・ファイブ
檪文平 猪俣公章
21 10 ついては行けません 桃井かおり 芝紀美子 芝紀美子
22 11 女泣かせの港町 山川登と
 ベストセラーズ
峰悠子 大島真
23 11 びいどろ凧 十朱幸代 吉岡治 岸本健介
24 12 長崎ナイト・パレス ダウンタウン・ブギウギ・バンド
阿木耀子 宇崎竜童
25 12 涙・長崎・しのび雨 嶋ひろし 西沢爽 陸奥高志
26 12 待つ女 山口敏郎 阿津坂貴和 阿津坂貴和
※ほかに「流れて九州」「壱岐の島エレジー」「対馬哀歌」「ここは長崎・小浜の夜」「大島町町歌」「大島花いっぱい音頭」「新大島音頭」「奈良尾音頭」「大瀬崎をご存知ですか」「雨の平戸で」「男の東支那海」「国見よいとこ」「相浦音頭」「国見甚句」「電線音頭・九州編」「佐世保音頭」「佐世保小唄」「平戸の詩」。

●主な出来事
3月=27日・カナリア諸島でジャンボ機同士滑走中に衝突、死者525人。 8月=7日・北海道有珠山が32年ぶり大噴火。16日・米国歌手エルビス・プレスリー(42歳)没。9月=3日・巨人軍の王選手が756号ホームランで世界記録達成、国民栄誉賞第1号を受ける。28日・日本赤軍、日航機をハイジャック(ダッカ空港事件)。12月=25日・英俳優チャプリン(88歳)没。この年=円高不況で就職難時代を迎え、悪徳商法が横行。サラ金が問題化。平均寿命が男72.69歳、女77.95歳で世界一に。流行語は「たたりじゃー」「よっしゃ、よっしゃ」「落ちこぼれ」など。
県内関係では、3月=31日・平戸大橋完成。5月=長崎市の飲料水確保のための雪浦ダム完成。9月=5日・田川務元長崎市長(79歳)没。10月=15日・長崎市内でバスジャック、犯人の1人射殺。21日・長崎南高2年山下和仁、パリ国際ギター・コンクールで優勝。
歌謡界では、カラオケがブームを呼び始め、「勝手にしやがれ」「失恋レストラン」「青春時代」「津軽海峡冬景色」などがヒット。長崎の歌は45曲発表されたもののヒット曲は皆無。しかし、長崎のわらべ唄を基にした世相風刺のコミックソング「デンデラリュウ」が、ラジオなどで元歌のルーツ探しも行われるなど話題を呼びました。一方、市町の歌やイメージソングなどの自費制作が目立ちました。

「デンデラリュウ」の表紙
 

【昭和53年(1978)】 全曲38から27曲 (全国盤25 自主盤13)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 ? 長崎ろまん 八代亜紀 山口洋子 伊藤雪彦
2 1 あなた捜して 殿さまキングス 千家和也 徳久広司
3 1 お蝶夫人 二葉百合子 藤田まさと 猪俣公章
4 1 おもいで長崎 江川良 いわせひろし 山本実雄
5 1 港函館別れ町 江川良 山形常雄 山本実雄
6 1 長崎アプローチ 小柳ルミ子 竜真知子 五島康直
7 1 長崎のあなた 角川博 石坂まさを 曽根幸明
8 2 長崎おどり 市川勝海 出島ひろし 村沢良介
9 2 やっぱり長崎 市川勝海 出島ひろし 村沢良介
10 2 ながさき踊り 金沢明子 出島ひろし 渡久地政信
11 2 長崎の夜 金沢明子 吉川静夫 渡久地政信
12 2 港のソウル 山本リンダ 伊藤アキラ 林哲司
13 3 波止場のブルース 内山田洋とクール・ファイブ 斎藤保 宮本悦朗
14 5 愛の町恋の町 星和也 石坂まさを 石坂まさを
15 5 まるやまブルース 川中美幸 石坂まさを 内山田洋
16 5 ばちあたり 角川博 喜多條忠 中山大三郎
17 5 泣くな長崎 田川昌央 高浪藤夫 田川昌央
18 5 船に乗りかえて 角川博 中杉のぶ 聖川湧
19 5 忘れたい長崎 都はるみ 井上こういち 原賢一
20 6 長崎恋あかり 山ひで女&ばら浩二 関沢新一 伊藤雪彦
21 9 港町 なみだ雨 北原由紀 悠木圭子 鈴木淳
22 9 わたしの長崎 長崎ゆみ 上原尚 越純平
23 10 佐世保ん娘 水前寺清子 玉井向一郎 安藤実親
24 10 函館・横浜・長崎 江川良 山形常雄、
岩瀬ひろし
山本実雄
25 11 ながさき浜市音頭 春日八郎 毛利忠義 深町一朗
26 11 長崎浜市慕情 高田恭子 関根ふみと 白石十四男
27 12 スキヤキ 阿保郁夫 永六輔、
阿保郁夫・訳詞
中村八大
※ほかに「三井楽音頭」「鈴田小唄」「彼杵音頭」「東彼杵町町歌」「五島列島」「九州よかとこ」「平戸恋唄」「オロロンバイの詩」「島原旅情」「瑞穂米音頭」「佐世保ばやし」。

●主な出来事

1月=14日・伊豆大島近海地震、死者23人。6月=12日・宮城沖地震、死者28人。8月=9日・原水禁と原水協が15年ぶり統一大会。12日・日中平和友好条約調印。この年=「不確実と逆転の時代」といわれ、史上最高の企業倒産、サラ金悲劇、中年の自殺が続出。流行語も「サラ金地獄」「窓際族」「減量経営」「なーんちゃって」など。
県内関係では、2月=23日・壱岐勝本町でイルカ捕獲騒動。10月=16日・原子力船「むつ」佐世保入港、反対派の50隻以上の阻止船団が海上デモ。12月=21日・橘湾でタンカー石油備蓄が始まりました。

歌謡界では、7月25日作曲家の古賀政男(73歳)が他界。「絶体絶命」「透明人間」「季節の中で」などが流行。「UFO」のピンク・レディー旋風も。長崎の歌は38曲と数は多く出たもののヒット曲はなく、表の�癸犬鉢�10は地元長崎で作られた1つの詞をレコード2社が取り上げ、「長崎おどり」と「ながさき踊り」の題名で競作したもの。��27「スキヤキ」は坂本九の「上を向いて歩こう」の曲に英語の歌詞を付けた歌ですが、「Japan」の代わりに「Nagasaki」を使っています。

「ながさき踊り」の表紙
 

【昭和54年(1979)】 全44曲から25曲 (全国盤29 自主盤15)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 1 黄昏飛行 三沢あけみ 山上路夫 平尾昌晃
2 2 女泣かせの港町 森田淳
石坂まさを 大沢浄二
3 3 春一輪 石川さゆり
東海林良作 大野克夫
4 3 長崎物語 三沢あけみ 梅木三郎 佐々木俊一
5 4 長崎物語 都はるみ 門谷憲二 西島三重子
6 4 唐八景 さだまさし さだまさし さだまさし・補作
7 4 みなと長崎 吉田まさみ 高野保夫 植松幸政
8 4 夜霧の鐘 小林旭 星野哲郎 服部克久
9 5 長崎吹雪 美樹克彦 ちあき哲也 美樹克彦
10 5 長崎街道のための唄 ダークダックス 辻井喬 団伊玖麿
11 5 九州お祭りばやし 佐藤美恵子 本間繁義 村沢良介
12 5 おやすみ長崎 ダークダックス 辻井喬 団伊玖麿
13 5 長崎涙雨 相川弘 相川正幸 光田糺
14 6 長崎の夜はむらさき 黒沢明とロス・プリモス 古木花江 新井昌作
15 7 長崎は今日も雨だった
(英語版)
シーゲル梶原 永田貴子 彩木雅夫
16 7 九州焼酎音頭

市川勝海

出島ひろし 深町一朗
17 7 凧(はた)揚げ音頭 市川勝海 出島ひろし 深町一朗
18 10 港恋歌 かずみあい いではく 遠藤実
19 10 紫陽花の花が
 好きになりました

寺井一通 山下明美
寺井一通
寺井一通
20 10 異人館通り

大塚博堂

るい
大塚博堂
21 10 ながさき旅情 寺井一通 寺井一通
原口たえ子
寺井一通
22 11 椎の実のママへ さだまさし さだまさし さだまさし
23 12 涙ぐんでる長崎 平和勝次 馬津川まさを 中山治美
24 12 そんな女 江川亮 ふかまちじゅん 山本実雄
25 12 霧の長崎 江川亮 皆川隆一 橋わたる
※ほかに「西彼町民歌」「西彼町音頭」「日本全国酒飲み音頭」「有明海のムツゴロウ」「口之津小唄」「口之津ブルース」「宇久島音頭」「宇久町町歌」「もりやま音頭」「恋の雲仙花ぼうろ」「おもいでの雲仙」「平戸の祭」「琴の浦慕情」「諫早市歌」「大村ヨカヨカ音頭」「飯盛音頭」「飯盛町町歌」「新田平音頭」「田平町歌」。

●主な出来事

3月=15日・政府の省エネ・省資源対策推進会議が石油5%節約策を決定。28日・米国スリーマイル島原子力発電所で大量の放射能漏れ、州知事が緊急事態宣言。5月=27日・石油節約のためガソリンスタンドの休日休業制スタート。6月=28日・東京サミット開幕、石油輸入抑制目標を決定した「東京宣言」を採択。10月26日・朴正熙韓国大統領暗殺。 12月=10日・マザー・テレサにノーベル平和賞。27日・ソ連軍がアフガニスタン侵攻。この年=第二次石油ショックで原油価格上昇と省エネ運動に明け暮れましたが、インベーダーゲームが大流行したほか、ソニーが「ウォークマン」発売し大ヒット商品に。“口裂け女”の話が全国に広がり、漫画「ドラえもん」に人気が集まりました。流行語は「省エネ」「公費天国」「夕暮れ族」など。

県内関係では、3月13日・藤浦洸(平戸出身、詩人、80歳)没。9月=11日・長崎−上海間定期空路開設。4月=長崎市長に本島等前県議が初当選。
歌謡界は、ピンク・レディー旋風の退潮に代わって後半、さだまさしの「関白宣言」が99万枚を売る大ヒット、流行語にも。ほかに「おもいで酒」「ヤングマン」「魅せられて」がヒット。長崎の歌は、表の�癸魁崕娑賣悄廚鮴仞遒気罎蠅�“春らんまんの長崎”を軽快に歌って関心が集まった程度でした。

「春一輪」の表紙
 

【昭和55年(1980)】 全37曲から18曲 (全国盤25 自主盤17)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1

2

君の街長崎 サム(SUM) 磯野卓郎 磯野卓郎
2 4 長崎 スキャンダル 竹田和夫 竹田和夫
3 4 ゆきずり長崎 佐藤あきら 荒木とよひさ 猪俣公章
4 5 長崎は俺のふるさと Mr.モンキー 本間繁義 深町一朗
5 5 長崎たずねびと 高橋明子 窪田まり子 桜庭伸幸
6 7 長崎悲恋 南条浩 藤間哲郎 清水ひでお
7 7 長崎夢模様 杉俊一 秋田泰治 西脇功
8 8 青春空車 かげはやと 高浪ふじを 宮崎正明
9 8 ふりむけばながさき 伊藤典子 高田直和 梅谷忠洋
10 9 ながさき・はーばあらいと 兵藤まこ 松本純慶
なかにし礼・補作
浜圭介
11 9 長崎をください 兵藤まこ ふくだみのる
なかにし礼・補作
浜圭介
12 10 も一度長崎 若杉幸司 鳥井実 さとうたつみ
13 10 港長崎祭りの季節 大山五郎 たけうちきよと 五代香蘭
14 10 ちらりホロホロ 若杉幸司 森裕次郎 森裕次郎
15 10 長崎さわぎ 栄芝 民謡 民謡
16 10 長崎はアジサイ模様の哀愁 梶芽衣子 菅野さほ子 新井利昌
17 10 長崎はみなと町 豊島ひとみ 二条冬詩夫 伊藤雪彦
18 11 祭りたずねて 青木まり子 関沢新一 関根英雄
※ほかに「佐世保ブルース」「大村市歌」「玄海ぶし」「小値賀ブルース」「大九州音頭」「不知火のおんな」「みなと佐世保音頭」「九州音頭」「九州花笠おどり」「五島からの手紙」「雲仙ながし踊り」「五島慕情」「島原ブルース」「有明海は暗い海」「九州かたぎ」「九州花づくし」「諫早めがね橋音頭」「諫早よかとこ音頭」「江迎町町歌」。

●主な出来事

4月=8日・米がイランと国交断絶。25日・米、在イラン大使館の人質救出作戦失敗。 5月=16日・衆院で大平内閣不信任案成立。19日・衆議院解散。6月=12日・大平正芳首相(70歳)急死。22日・史上初の衆参同日選挙。7月=17日・鈴木善幸内閣成立。11月=4日・米大統領にレーガン当選。20日・栃木県川治温泉ホテルで火災、死者45人出す。この年=全国的に冷夏と冷害が深刻化。校内暴力・家庭内暴力が急増。漫才ブームのほかルービックキューブが流行。流行語も「赤信号みんなで渡ればこわくない」「竹の子族」「カラスの勝手でしょ」「それなりに」など多彩でした。
県内では、2月=県内で連続9日間の降雪。3月=16日・島原の作家、宮崎康平(62歳)没。4月=17日・長崎大学歯学部開学。5月=7日・諫早の芥川賞作家、野呂邦暢(42歳)没。10月=20日・長崎市と中国福州市との間で友好都市締結調印式。12月=18日・彫塑家・北村西望に名誉県民の称号。この年=長崎市小学校通知表問題で混乱。

歌謡界は、9月にピンク・レディーが解散を発表。アイドル歌手、山口百恵が10月に引退、俳優・三浦友和と結婚…と賑やかでした。ヒット曲は「恋人よ」「ダンシング・オールナイト」「昴」「おやじの海」など。長崎の歌は低迷に推移しましたが、地方の歌が相次ぐ一方、表の��16「長崎はアジサイ模様の哀愁」が長崎の市花アジサイを通して人生模様を描いた歌として話題になりました。


「長崎はアジサイ模様の哀愁」の表紙
 
【昭和56年(1981)】 全35曲から24曲 (全国盤29 自主盤6)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 1 おんな・なみだ街 柴田あき子 和田すなほ 和田すなほ
2 1 さよなら長崎 柴田あき子
三条ひろし 黒木望
3 1 みれん橋 友金敏雄
ふかまちじゅん 賀川幸生
4 1 女ひとりが長崎で 若松伸 上原尚 大場信昌
5 2 さそわれて長崎 森雄二とサザンクロス 丹古晴己 中川博之
6 2 ひとり旅 山川豊 四方章人 四方章人
7 2 故里の唄 池こうじ 池こうじ 松本重信
8 3 長崎みれん 下田健二 松井由利夫 サトウ進一
9 5 おんな町ブルース 真樹雄介 さいとう大三 真樹雄介
10 5 ペーロンばやし 市川勝海 出島ひろし 深町一朗
11 5 長崎オッペシャン 新城守、相原洋子 出島ひろし 深町一朗
12 6 長崎慕情 三浦朋子 緒方優 吉田正
13 6 邪馬壹 さだまさし さだまさし さだまさし
14 6 女みれん酒 丸山京子 聖川湧 聖川湧
15 7 女ごころ 細川たかし 松本礼児 森山慎也
16 8 長崎は女泣かせの港町

ケニー池田

田中キヨ 池田洸一
17 8 ふたりの長崎 高瀬文 たかたかし 徳久広司
18 9 雨の思案橋 都はるみ 吉岡治 市川昭介
19 9 恋の長崎雨の街 春日八郎 若山かほる 四方章人
20 9 どげんしたのねBaby!

クリスタルキング

田中昌之
田中昌之
21 9 北から南から 島津ゆたか 阿久悠 三木たかし
22 9 こっこでしょ 浜田良美 浜田良美 浜田良美
23 12 ふるさと長崎 三島日出男 橋本一郎 橋本一郎
24 12 雨の外人墓地 三島日出男 前田利茂 橋本一郎
※ほかに「五島岬」「島原の旅」「九州音頭」「SASEBO」「佐々町町歌」「有明の海」「不知火未練」「九州よかとこ」「小浜・雲仙・長崎と」「有明けの海」「対馬の女」。

●主な出来事

1月=20日・イランの米人質52人が444日ぶり出国。3月=30日・レーガン米大統領狙撃され重傷。5月=13日・ローマ法王ヨハネ・パウロ二世がバチカン広場で撃たれ重傷。6月=11日・イラン南部で地震、3,000人以上死亡。8月=22日・台湾で航空機墜落、作家の向田邦子ら日本人18人を含む110人が死亡。9月=8日・理論物理学者、湯川秀樹(74歳)没。10月=6日・サダト・エジプト大統領暗殺。16日・北炭夕張炭鉱新鉱でガス突出事故、死者不明93人。19日・福井謙一郎京大教授にノーベル化学賞。この年=黒柳徹子著「窓ぎわのトットちゃん」が発売10カ月で400万部を売る大ベストセラーに。そのほかジャズダンス・ブーム、ノーパン喫茶が全盛。流行語は「よろしいんじゃないですか」「ハチのひと刺し」「エグい」「ナウい」「なめんなよ」など。
県内関係では、2月=17日・福江で瀬渡し船転覆、16人死亡。25日・ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が来崎、26日には大雪の市営陸上競技場で4万7,000人の信者が歓迎集会。4月=2日・上五島空港(有川町)開港。8月=1日・神近市子元代議士(佐々町出身、93歳)没。

歌謡界では、3月にピンク・レディーが解散公演。「ルビーの指環」「ギンギラギンにさりげなく」「恋人よ」「みちのくひとり旅」などがヒットしたものの低迷。貸しレコード屋が急成長してレコード界との間で著作権問題が生じました。長崎の歌も低調でしたが、表の��18「雨の思案橋」は都はるみが思案橋界隈の雨の風情を“うなり節”を抑えてしっとりと歌いました。��22「こっこでしょ」は若者が長崎くんちのコッコデショの勇壮なリズム、迫力をロックで表現した曲です。


「雨の思案橋」の表紙
 
【昭和57年(1982)】 全26曲から14曲 (全国盤8 自主盤18)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 1 オールナイトながさき 中村三郎 中村三郎 中村三郎
2 1 長崎の街 中村三郎
杉園雅寛 杉園雅寛
3 2 長崎女のなみだ街 飯島紳一
市毛二三男 後藤康直
4 3 長崎ごころ 嶋ひろし 酒井好満 野田孝一
5 4 泣いて長崎 麻川桃代 横井弘 山路進一
6 4 長崎の夜 恵川いづみ 岩間隆正 山本実雄
7 5 不知火慕情 八代亜紀 柚原康広 徳久広司
8 5 ひとつばたごの唄 三沢あけみ 落合嘉男
(宗武志・補)
雅木しげる
9 7 新・中の島ブルース 秋庭豊とアローナイツ 荒木とよひさ 徳久広司
10 8 FROM PORT NAGASAKI 斎藤清美 斎藤清美 斎藤清美
11 9 名古屋 長崎 おんな町 丘多恵子 林与一
もず唱平・補作
山路進一
12 9 長崎小夜曲-NAGASAKI
-CITY-SERENADE

さだまさし さだまさし さだまさし
13 11 ふたりの長崎 久保たかし、菖蒲まさよ 岩間隆正 中山治美
14 12 長崎それとも神戸 原ひろしとアルバトロス 宇山清太郎 四方章人
※ほかに「ロマンス雲仙」「諫早の娘」「時津音頭」「時津ふるさと音頭」「あゝ長崎の海と島」「大島音頭」「三和町町歌」「三和町音頭」「ナンジャモンジャ音頭」「大浦音頭」「おおむら音頭」「平戸恋しや」。

●主な出来事

2月=8日・東京のホテルニュージャパンが火災、死者33人。9日・福岡発日航機が羽田沖で着陸に失敗、死者24人。11月=10日・ブレジネフ・ソ連共産党書記長(75歳)没。27日・中曽根康弘内閣成立。この年=川崎病(乳幼児の急性熱性発疹性疾患)が大流行、東日本中心に12,000余人が罹患と原因究明委が報告。そのほか大事故、大災害相次ぐ。新聞や辞典、文庫など大活字版が好評。エアロビクス、ゲートボール、国鉄のフルムーン企画が人気を集め、流行語は「やったね」「ロリコン族」「逆噴射」「心身症」「ネクラ」「ルンルン」など。

県内関係では、1月18日・長崎市の旭大橋が開通。2月=21日・高田勇知事誕生。3月=24日・昭和遣欧少年使節団出発(4月4日帰国)。4月=25日・マザー・テレサ長崎訪問。7月=23日・長崎大水害が発生、死者299人を出すなど大惨事となりました。11月=17日・長崎自動車道開通式。この年=長崎市内で“ホテル戦争”の様相を呈しました。
歌謡界は、LPレコードに代わるCDが登場してレコード生産は大幅減少。ヒットは「北酒場」「聖母たちのララバイ」「待つわ」「セーラー服と機関銃」など。家庭用カラオケが登場する一方、“カラオケ騒音”問題も浮上。長崎の歌は相変わらず低迷、数の上でも減少傾向でしたが、上対馬町の「ひとつばたごの唄」など“わが町の歌”は相次いで作られました。


「ひとつばたごの唄」
のテープ表紙


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