文・宮川密義


*モノ不足、狂乱物価、複合汚染〜
この期間は冒頭から経済面で大きな変動が見られ、国民生活にも重大な影響を及ぼしました。アメリカのドル防衛策による“ドルショック”に始まり、「日本列島改造論」による開発ブームで地価が高騰。中東戦争による “オイルショック”はモノ不足を招き、トイレットペーパーなど“買いだめ騒動”で消費者はパニックに陥り、インフレが激化。加えて、浅間山の爆発、根室沖地震”、夏の干ばつや天変地異現象からの“終末不安”。映画「ニッポン沈没」のロングラン、大予言、超能力ブーム。各地の水銀・PCB汚染、ゴミ戦争、光化学スモッグ…で環境問題にも関心が高まり、「狂乱物価」「節約は美徳」「複合汚染」などの流行語も生まれています。
歌謡界ではレコードとは別にカセットテープと有線放送が媒体に加わり、テレビでは全国ネットの“音楽祭合戦”が始まり、年間600人もの新人歌手が生まれ、“歌と歌手の使い捨て時代”ともいわれました。長崎の歌は“長崎ブーム”の余韻を残しつつも、数の割にはヒット曲が出ず、グレープの「精霊流し」1曲だけでした。(表中、下線付きの青文字はバックナンバーにリンクしています)

【昭和46年(1971)】 全36曲から26曲 (全国盤30 自主盤6)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1

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長崎めがね橋 倍賞千恵子 やなせたかし 小川寛興
2 1 長崎旅情 都はるみ 西沢爽 市川昭介
3 1 さすらいのマドロス さん・ぐらす いのうえばん 佐々木勉
4 1 長崎ばやし 都はるみ 長崎民謡保存会 市川昭介
5 2 歌謡曲ですあなたです 渡京子 石坂まさを 石坂まさを
6 3 想い出の長崎 矢野憲一郎と
 アローナイツ
赤瀬真雄 矢野憲一郎
7 4 ストレンジャー・イン・長崎 クリス・ハーシー なかにし礼 平尾昌晃
8 4 長崎の夜 ジ・アーズ 石坂まさを 吉田正
9 5 長崎なみだ ジ・アーズ 酒井好満 野田孝一
10 6 長崎の女 志ま明子 原誠一 小松美穂
11 6 長崎未練 青江三奈 吉川静夫 渡久地政信
12 7 想い出の長崎 奥村チヨ 橋本淳 筒美京平
13 8 サヨナラ長崎 かずみあい どいあきら 新井靖夫
14 8 ヨコハマから長崎へ 若宮浩二 丹古晴巳 石黒ひろかつ
15 8 レイニー・ナガサキ 入江ゆみ 津坂浩 土持城夫
16 8 アンジェラス長崎 サリー・メイ 吉川静夫 渡久地政信
17 8 長崎から船に乗って 五木ひろし 山口洋子 平尾昌晃
18 9 おもいでの長崎 いしだあゆみ 橋本淳 筒美京平
19 9 さよなら長崎 水戸浩二 西沢爽 司啓介
20 9 長崎の白いレースの女の子 佐良直美 大塚善章 大塚善章
21 9 港町 都はるみ 石本美由起 猪俣公章
22 10 わたしの心ながさき 愛原洋子 中村茂煕 前田利明
23 10 ふたりの長崎 愛原洋子、藤原良 星野哲郎 前田利明
24 11 ロザリオの女をたずねて 杉直人 本間繁義 八坂邦生
25 11 長崎の別れ船 小野由紀子 鳥井みのる 佐藤正明
26 12 長崎慕情 渚ゆう子 林春生 ベンチャーズ
※ほかに「千々石音頭」「千々石小唄」「九州流れ唄」「九州女地図」「人形物語」「青い空は」「九州物語」「世知原小唄」「世知原音頭」「長崎慕情」(ベンチャーズ演奏盤)。

●主な出来事
全国的なものでは、5月=大久保清が営利誘拐容疑で逮捕され女性8人の殺害を自供。6月=17日に沖縄返還協定に調印。7月=1日、環境庁発足。3日に東亜国内航空機が函館付近で墜落、68人全員死亡。続いて30日には岩手県雫石上空で全日空機が自衛隊機と衝突、162人全員死亡〜と、航空機事故が続きました。8月=15日、ニクソン米大統領がドル緊急防衛対策を発表。日本は28日に暫定的円の変動相場制に移行。12月19日には円切り上げが行われ1��308円となり、ドルショックで東京株式が暴落。12月=25日、ソウルの高級ホテルで火災があり死者163人。この年、国内ではジーパンに長髪が流行。若い女性にホットパンツ、中年女性にはパンタロンがうけ、流行語は「ガンバラナクッチャ」「三角大福戦争」「エンキリ(円切り)」「脱サラ」「フィーリング」など。
県内では、4月=水不足の長崎市が神ノ浦ダムから取水開始。8月=雲仙で第13回国立公園大会。10月=県政100周年記念式が県議会議場で開催。
歌謡界はテレビで歌手スカウト番組「スター誕生」がスタート。「わたしの城下町」「知床旅情」「また逢う日まで」がヒット。長崎の歌は地元生まれの歌や歌手が出ますが、ヒットに至らず、五木ひろしの「長崎から船に乗って」が“長崎ブーム”の終焉を暗示させる結果となりました。

「長崎から船に乗って」の表紙
 

【昭和47年(1972)】 
全45曲から25曲 (全国盤28 自主盤17)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 ? 長崎の夜は流れる 長崎裕二 じゅん美利 佐々木幸雄
2 ? 蝶々さん
中井あきら ナンシー黒木 ナンシー黒木
3 1 流れ流れて長崎へ 千葉マリヤ 山口あかり 長沢ロー
4 1 ぎやまん朧月 都はるみ 石川潭月 竹岡信幸
5 1 別れ長崎なみだ雨 亜里ひろみ 松井由利夫 大沢浄二
6 1 さよならした長崎 三田明 有馬三恵子 植田嘉靖
7 3 コショロ物語 織井茂子 藤浦洸 古関裕而
8 4 日見ブルース 吉田佳伸 原鴻一郎 深町一朗
9 4 日見音頭 田中久之、岡野涼子 島内八郎 深町一朗
10 4 女の長崎 幸恵介 浜みつる 五代正美
11 5 泣くな長崎 榎本美佐江 吉川静夫 寺岡真三
12 5 長崎のふたり ロス・インディオス 高浪ふじを 鶴田哲也
13 5 黒水仙の歌 久我ひさ子 阿久悠 浜口庫之助
14 5 鐘が鳴ります 久我ひさ子 阿久悠 浜口庫之助
15 6 長崎の子守唄 楠アコ 室田房子 中山治美
16 6 ジャガタラお春に似た女 俵純子 高浪ふじを 中山治美
17 7 港で逢いたい 都はるみ 石本美由起 猪俣公章
18 7 長崎の恋は悲しい 都はるみ 石本美由起 猪俣公章
19 8 石だたみの坂道 ピンク・パンサー 所太郎 所太郎
20 9 リメンバー長崎 紅浩二 千家和也 筒美京平
21 9 ポクポク仔馬 ニッチモ&サッチモ ナカヤマ和郎 平川志郎(採譜)
22 10 オランダ坂に花が散る 藤島桓夫 飯田豊作 木内紀久生
23 12 長崎恋ものがたり 春日八郎 遠藤実 遠藤実
24 12 長崎の外人墓地 愛原洋子 舛田竹一 久富宥三郎
25 12 何処へ 渚ゆう子 なかにし礼 中村泰士
※ほかに「平戸音頭」「新九州音頭」「加津佐小唄」「加津佐音頭」「対馬の娘」(島倉千代子)「函館・横浜・長崎」「博多=長崎=恋の町」「鯛網音頭」「壱州おけさ」「対馬音頭」「対馬旅情」「夕陽の町」「福江小唄」「福江音頭」「富江小唄」「富江音頭」「新富江音頭」「魚津ケ崎ブルース」「魚津ケ崎小唄」「おもいでの雲仙」。

●主な出来事
1月=9日 「クイーン・エリザベス号」火災、沈没。2月=19〜28日、連合赤軍浅間山荘事件。4月=4日、外務省極秘電報漏えい事件で女性事務官と毎日新聞記者逮捕。16日、ノーベル賞作家、川端康成(72歳)ガス自殺。5月=13日、大阪・千日前デパートビル火災、アルサロ客ら118人死亡。15日、沖縄県が発足。30日、日本赤軍、テルアビブ空港襲撃。6月=田中角栄通産相が日本列島改造論を発表。この頃から景気回復の基調が強まり、“列島改造景気”とも呼ばれました。8月には東証ダウが初めて4,000円台、12月には5,000円台に。7月=第一次田中角栄内閣発足。9月=25日に田中角栄首相訪中、29日に日中国交正常化共同声明に調印。その記念に贈られた上野公園のパンダに人気が集まり、パンダぬいぐるみがブームに。一方、「甘えの構造」「恍惚」「未婚の母」「お客様は神様です」などの流行語も生まれました。
県内では、1月=伊王島炭鉱が閉山。以後、県内で炭鉱の閉山が相次ぐ。9月=3日、ねずみ島遊泳場70年の歴史に幕を下ろし、22日、三菱長崎造船所香焼工場に100万�泥疋奪�が完成。12月=大晦日の夜、五島久賀島で大火、36棟全焼し74人が被災。県が災害救助法を適用。
歌謡界ではフォークソングの人気が高まり、「喝采」「瀬戸の花嫁」「旅の宿」などもヒット。長崎の歌は自主盤やそれに準じたレコードが多くなりました。

「ポクポク仔馬」の表紙
 

【昭和48年(1973)】 全42曲から26曲 (全国盤17 自主盤25)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 1 長崎慕情 友部正人 友部正人 友部正人
2 1 悲恋長崎 内山田洋とクール・ファイブ 阿久悠 内山田洋
3 2 長崎だより 山崎悦子 秋田泰治 西脇功
4 3 長崎の町でひとり フランク永井 石坂まさを 鈴木邦彦
5 4 ファッショナブルな街角 浜田勝也とファンタジックロマン 浜田勝也 児玉康男
6 4 雨に濡れた長崎 浜田勝也とファンタジックロマン 児玉康男 児玉康男
7 4 紫陽花の詩 グレープ さだまさし さだまさし
8 4 長崎で恋は燃え 中井あきら 阿久悠 彩木雅夫
9 5 長崎の海を見た夜 日高隼人 明石愛 平尾昌晃
10 6 哀愁の長崎 山口光也とフォー・レッド・ローズ 小林五宗 山口光也
11 6 あじさい旅情 島倉千代子 石本美由起 服部良一
12 6 港長崎めがね橋 金田たつえ 石本美由起 山路進一
13 6 長崎恋姿 島倉千代子 石本美由起 和田香苗
14 7 丘の上の赤い花 五木ひろし 山口洋子 藤本卓也
15 8 冬 山田伊久麿 浜田龍郎 山田伊久麿
16 8 長崎発最終列車 美崎じゅん 矢ケ部信次 中山治美
17 8 ふみしめて歩くなよ 山田伊久麿 浜田龍郎 山田伊久麿
18 8 飛べない翼 山田伊久麿 浜田龍郎 山田伊久麿
19 8 みなと・恋・おんな 西来路ひろみ 梶野真澄 やまだ寿夫
20 9 長崎の丘 岡野涼子 能登はまきち 深町一朗
21 9 暑い長崎 ベッツイ&クリス 加川良 杉田二郎
22 10 長崎育ち 美輪明宏 丸山明宏 丸山明宏
23 11 ながさき日記 小柳ルミ子 なかにし礼 平尾昌晃
24 11 みなと長崎 ラ・カンパーニヤ 川野ただし 永野正和
25 12 みなとえれじい 八代亜紀 吉田旺 彩木雅夫
26 12 長崎はみなと町 八代亜紀 二条冬詩夫 伊藤雪彦
※ほかに「吉井音頭」「吉井町町歌」「奈留町音頭」「奈留音頭」「奈留町町歌」「川棚ブルース」「川棚くじゃく踊り」「島原温泉音頭」「田平音頭」「田平小唄」「新小佐々音頭」「神崎小唄」「琴海讃歌」「端島音頭」「長与みかん音頭」「ながよ町づくり音頭」。

●主な出来事

1月=27日にベトナム和平協定調印。2月=5日、東京・渋谷のコインロッカーでえい児の死体発見、以後同様事件が続発。円、変動相場制に移行。4月=米国でウォーターゲート事件が明るみに。6月=米ソが核戦争防止協定に調印。8月=東京で金大中拉致事件。10月=6日、第四次中東戦争が起こり、石油ショックが世界を駆け巡り、不況が深刻化、国内でも倒産が続出。政府がマイカー自粛、ビル暖房20度、電力10%削減など節約令を出し、11月には主婦の買いだめ騒動拡大、県も臨時対策本部を設置。10月=江崎玲央奈博士にノーベル物理学賞。11月=29日、熊本大洋デパートで火災、死者103人。12月=民放各社が深夜放送の自粛。22日「石油緊急事態」宣言、国民に協力求める首相談話を発表。県内では3月27日、佐世保基地で米軍タンカーが爆発し死者2人、負傷12人。

世相では、石油ショックでネオンが消え、「日本沈没」が書籍、映画ともヒット。一方でゴルフがブームを呼び、流行語は「モノ不足」「汚染魚」「ユックリズム」「バイコロジー」「ちょっとだけよ」など多彩でした。
歌謡界では、山口百恵と桜田淳子がデビュー。森昌子と“花の中三トリオ”も人気を集め、「わたしの青い鳥」「女のみち」「神田川」「わたしの彼は左きき」などがヒット。長崎の歌は、市町村のイメージソングなど自主盤が増え、地元で人気を高めていたグレープが10月に「雪の朝」でデビューしました。


「紫陽花の詩」を入れた
グレープの自主盤「GRAPE-1」
 

【昭和49年(1974)】 全27曲から21曲 (全国19盤 自主盤8)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1 1 私ひとりの港町 三条まき かわいひろし 新井利昌
2 1 港・坂町・別れ町 八坂京子
石本美由起 猪俣公章
3 1 南山手の雨(長崎の印象) 聖和女子高合唱団
境田昭則 境田昭則
4 2 港えれじい 銀河 吉田旺 彩木雅夫
5 2 長崎駅で待つ女 竜千代美 山田みきを 中山治美
6 4 精霊流し グレープ 佐田雅志 佐田雅志
7 4 教会のある街 岡崎徹 山口洋子 鈴木邦彦
8 5 涙ぐんでる長崎の夜 美崎じゅん 馬津川まさを 宮崎正明
9 5 六月の雨 赤とんぼ 稲留純一 米沢公一郎
10 6 霧の長崎 有沙二郎 東四郎 源氏四郎
11 6 野母崎の夜 貴多かおり 馬津川まさを 中山治美
12 8 マリアの鐘 欧陽菲菲 千家和也 猪俣公章
13 8 からゆきさん 一寸法師と親ゆび姫 本間繁義 八坂邦生
14 10 瞳を閉じて 荒井由実 荒井由実 荒井由実
15 10 みれん 五木ひろし 山口洋子 平尾昌晃
16 10 からゆきさん

松井久と
  シルバースターズ

島田和 松井義久
17 11 あの娘と長崎 加川良 加川良 加川良
18 11 若人の街 藤山一郎 丘灯至夫 古関裕而
19 11 長崎ふたたび 黒田光子 山上路夫 鈴木邦彦
20 12 女の思案橋

矢野憲一郎と
  アローナイツ

江崎みずほ、
出島ひろし・補作
矢野憲一郎
21 12 雨の長崎港町 かんのますみ 悠木圭子 鈴木淳
※ほかに「金色の海(夕焼けの九十九島)」「玄海はんや」「鬼凧甚句「」雨の平戸で「」日島音頭「」新平戸音頭」。

●主な出来事

石油危機はやや緩和されたものの、石油製品など物価は急騰、株価が急落して倒産続出。政局は田中金脈で混迷。3月=3日、トルコ航空機が墜落、日本人48人を含む344人全員死亡。12日にフィリピンのルバング島から元陸軍少尉小野田寛郎さんが30年ぶり帰国。5月=9日、伊豆半島地震。8月=9日、ニクソン米大統領がウォーターゲート事件で辞任。15日、朴韓国大統領が演説中狙撃され、同夫人が被弾し死亡。30日、東京の三菱重工本社ビル爆破事件、死者8人、376人重軽傷。10月=佐藤栄作前首相にノーベル平和賞。この年、省エネ・節約時代に入り、ネオンが消え、深夜放送自粛、ガソリンスタンドは休日閉店。巨人の長嶋茂雄選手が現役を引退し監督に就任。世相では、暴走族が出現、“千円亭主時代”を迎え、女性のスカートがミニからロングへ。茶の間では超能力ブーム。流行語は「ゼロ成長」「便乗値上げ」「節約は美徳」「金脈」「諸悪の根源」「晴天のヘキレキ」など。
県内関係では、1月=15日、“軍艦島”端島炭鉱が閉山。16日、野呂邦暢「草のつるぎ」に芥川賞。9月=3日、長崎市のグラバー園整備事業完成、4日から一般公開。11日、不正入試疑惑究明などの闘争で長崎大学医学部学生らが学部長室を占拠、封鎖。13日には警察機動隊が出動して学部長室の封鎖を解除。この問題で12月に13人が訓告処分。12月=26日、三菱長崎造船所が「進水量で10年連続世界一を達成」と発表。

歌謡界では、森進一が「襟裳岬」でレコード大賞。新人の西川峰子、中条きよしらが人気を集め、「涙の操」「くちなしの花」「母に捧げるバラード」などがヒット。長崎の歌は、グレープの2枚目のレコード「精霊流し」が全国で大ヒット、この年の精霊流し見物に観光客が押し寄せました。“ユーミン”こと荒井由実が五島・奈留高校に愛唱歌「瞳を閉じて」を贈ったほか、2つのグループが同時期に同名異曲の「からゆきさん」を競作・発表して話題を集めました。

「精霊流し」の表紙
 

【昭和50年(1975)】 全42曲から33曲 (全国盤33 自主盤9)
No. 月 曲 名 歌 手 作 詞 作 曲
1

?

好き好き長崎 丘雅由美 石川泰久 紅竜二
2 ? 惚れとっとよ 三田恵子 加藤新吾 沢しげと
3 1 少年 内山田洋と
  クール・ファイブ
兼松正人 前川清
4 2 哀しき流浪 ぴんから兄弟 英和人 佐伯亮
5 2 濡れて長崎 白川裕子 千家和也 渡久地政信
6 2 午前二時の女 並木ひろしと
  タッグ・マッチ
吉田旺 浜圭介
7 2 長崎みれん 浜航二 山下リラ 小谷充
8 2 あなたの長崎 浜航二 山下リラ 小谷充
9 3 ばってん長崎 江崎はる美 出島ひろし 細川潤一
10 3 ほおずき グレープ さだまさし さだまさし
11 4 長崎こども蛇踊り はせさん治 横山健 三沢郷
12 5 長崎の雨はどんな雨 岡崎徹 岡田冨美子 三木たかし
13 6 ひとりの女が泣いていた 三木綾子 西沢爽 遠藤実
14 6 長崎の雨の中で うめまつり タケ・司馬緒 山本勝
15 6 女郎花 グレープ さだまさし さだまさし
16 6 女町みれん 梅宮辰夫 白石章生 浜口庫之助
17 6 長崎の灯り 千田彩子 千家和也 彩木雅夫
18 7 中の島ブルース 秋庭豊と
  アローナイツ
斎藤保 吉田佐
19 7 中の島ブルース 内山田洋と
  クール・ファイブ
斎藤保 吉田佐
20 7 長崎は呼んでいる 北島三郎 星野哲郎 中村千里
21 7 長崎 冠二郎 ちあき哲也 久保内成幸
22 7 長崎おんな 吉田ヨシオと
  チャームエコーズ
臼井ひさし 吉川金一
23 8 あの子は今何処に 長崎たけし 福田須磨子 長崎たけし
24 8 被爆二世の心 ピース・セブン ピース・セブン ピース・セブン
25 8 平和への行進 ピース・セブン ピース・セブン ピース・セブン
26 8 ピース・フロム・ナガサキ ピース・セブン ピース・セブン ピース・セブン
27 9 ながさき 西島三重子 佐藤順英 西島三重子
28 9 中島川音頭 古場常幸、赤平康子 風木雲太郎 深町一朗
29 10 長崎恋女 一条幸子 馬津川まさを 大島真
30 10 わたしの長崎 小柳ルミ子 山上路夫 森岡賢一郎
31 12 思案橋小路 立花みどり 猪俣良 沢しげと
32 12 捧げたとよ 立花みどり 不祥 沢しげと
33 12 長崎の誓い 江川良 小川内のりを 山本実雄
※ほかに「諫早音頭」「月の本明」「黒潮海峡」「西海の火祭り音頭」「二人の長崎空港」「大瀬戸音頭」「夜の大村」「むつごろう」「旅芝居の歌」。

●主な出来事

4月=30日、サイゴン陥落、ベトナム戦争終結。6月=5日、仏が初の地下核実験。7月=米ソ宇宙船が初めてドッキングに成功。20日、沖縄国際海洋博覧会が開幕。9月=2日、黄海で呼子の漁船が北朝鮮警備艇に銃撃され2人死亡、2人負傷。30日、天皇・皇后両陛下が初の訪米に出発。この年、インフレは収束傾向を見せたものの、不況はさらに深刻化。「世界同時不況」「視界ゼロ」「総不況時代」「新価格体系」「複合汚染」「あんた、あの子の何なのさ」「オヨヨ」などの流行語が聞かれました。

県内では、5月=長崎空港が開港。6月=県が造船不況対策室を設置。7月=林京子「祭の広場」芥川賞受賞。10月=対馬空港開港。11月=1日、三菱高島砿で坑内ガス爆発、2人死亡、25人が重軽傷。
歌謡界では、岩崎裕美、荒井由実、布施明らに人気が集まり、「シクラメンのかほり」「昭和枯れすすき」「時の過ぎゆくままに」などがヒット、ニューミュージックも躍進しました。長崎の歌は「中の島ブルース」をクール・ファイブとアローナイツがそれぞれレコードを出し話題を集めた程度で、ヒット曲は出ませんでした。


クール・ファイブの
「中の島ブルース」の表紙

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