長崎市では1,2回目の接種希望者が少なくなってきていることや、医療機関でのワクチンの種類の接種間違いを防止するため、原則は集団接種会場での接種を受付けています。
■オミクロン株対応2価ワクチン■
【12歳以上】
オミクロン株流行期における、オミクロン株対応2価ワクチン【BA.4-5】(以下「BA.4-5ワクチン」とします。)接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果対象者研究報告<発症予防>
従来型ワクチンのみを2回以上接種したかたのうち、直近の接種からの期間が2〜3か月のかた(※1)、8か月以上のかた(※2)と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で、
(※1) (※2)
18〜49歳: 30% 56%
50〜64歳: 31% 48%
65歳以上: 28% 43%
⇒ BA.4-5ワクチン接種者が発症する割合は、
(※1)の約1/1.4
(※2)の約1/1.8〜約1/2.3
米国において、2022年9月13日〜11月11日に、新型コロナウイルス感染症と一致する症状で受診した18歳以上のかた。
(調査数) 約36万名
Link-Gells
et al
(MMWR,
2022)
<入院予防>
未接種者と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で57%
⇒ BA.4-5ワクチンの接種者が入院する割合は、未接種者の約1/2.3
従来型ワクチンのみを2回以上接種したかたのうち、直近の接種からの期間が5〜7か月のかた(※3)、11か月以上のかた(※4)と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で、(※3)の38%、(※4)の45%
⇒ BA.4-5ワクチン接種者が入院する割合は、
(※3)の約1/1.6、(※4)の約1/1.8
米国の9州において、2022年9月3日〜11月18日に、入院した18歳以上のかた。
(調査数)
入院:約1万6千例
Tenforde
et al
(MMWR,
2022)
※厚生労働省の第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(2023年1月26日)資料<https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001044152.pdf>(26〜27ページ)を基に作成。
なお、上記報告は、BA.4-5ワクチンに関するものですが、現時点の知見を踏まえた専門家による検討では、オミクロン株対応2価ワクチンによる接種は、オミクロン株の種類(BA.1とBA.4-5)に関わらず、従来型ワクチン接種を上回る効果がみられ、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。詳細はこちらをご覧ください。
■従来型ワクチン■
【12歳以上】
オミクロン株流行期における、新型コロナワクチン(従来型)の3回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果対象者研究報告
<重症化予防>
2回目接種後(5か月)と比較し、3回目接種後5〜6か月で87.2%
⇒ 3回目接種者の重症化する割合は、3回目未接種者の約1/8
2022年3月10日までにファイザーやモデルナなどを2回接種した30歳以上のシンガポール在住のかた。
(調査数) 約244万名
Ng et al,
(JAMA Network
Open,2022.8.1)
<発症予防>
未接種者と比較して、3回目接種後2か月で83%
⇒ 3回目接種者の発症する割合は、未接種者の約1/6
<入院予防>
未接種者と比較して、3回目接種後2か月で89%
⇒ 3回目接種者の入院する割合は、未接種者の約1/9
米国10州において、2021年1月17日
〜2022年7月12日に入院又は救急外来を
受診した18歳以上のかた。
(調査数)
発症予防:約63万例
入院予防:約26万例
Ferdinands
et al
(BMJ,2022.10.3)
※厚生労働省の第42回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年12月13日)資料<https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001027170.pdf(29ページ〜33ページ)を基に作成。
なお、厚生科学審議会では、オミクロン株対応2価ワクチンは、上記の従来株ワクチンと比べ、従来株を上回る重症化予防効果と、短期間の可能性ではあるものの、オミクロン株に対する感染・発症予防効果も期待されると判断しています。 詳細はこちらをご覧ください。
【5〜11歳】
オミクロン株流行期における、5〜11歳の新型コロナワクチンの2回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果対象者研究報告<感染予防>
未接種者と比較して、2回目接種後で36.8%
⇒ 2回目接種者の発症する割合は、未接種者の約1/1.6
<入院予防>
未接種者と比較して、2回目接種後で82.7%
⇒ 2回目接種者の入院する割合は、未接種者の約1/6
2022年4月8日までにファイザーを1〜2回接種済又は未接種であるシンガポールの5〜11歳のかた。
(調査数)
約25万例(接種回数が、2回:17万例、1回:3万例、0回:5万例)
Tan et al,
(NEJM,
2022.7.20)
※厚生労働省の第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年8月8日)資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001030825.pdf)(48ページ)を基に作成。
【6か月〜4歳】
オミクロン株流行期における、6か月〜4歳の新型コロナワクチンの3回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような臨床試験の報告があっています。
効果対象者報告
<発症予防>
未接種者と比較して、3回目接種後7日以降で
73.2%
⇒ 3回目接種者の発症する割合は、未接種者の
約1/4
2022年6月17日時点の6か月〜4歳のかた。
(調査数) 約1,100例ファイザー社
※厚生労働省の第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年10月7日)資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001004637.pdf)(12ページ)を基に作成。
TEL0120−095827(無料)
受付時間 8時45分〜17時45分(土日祝日含む)※令和5年4月1日から受付時間が変更となっています。
・英語、中国語(北京語)、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ベトナム語
・IP電話など、一部電話からは通話できない場合があります。
FAX番号 095-820-7511 ※耳が不自由な方のお問い合わせ専用番号です。
新型コロナウイルスワクチン接種について、今後の予定や接種方法の確認、不安なことなどございましたら、お問い合わせください。
HOME > 福祉・健康 > 検診・予防接種・健康・医療 > 感染症 > 新型コロナウイルスワクチン接種事業について