5.眺望



長崎市内の昼の顔、夜の顔
高台からの眺めは自慢の風景

長崎に初めて訪れた人は、まず最初に小高い山のてっぺんにまで立ち並ぶ家並みの風景に驚くようだ。
すり鉢状の地形をした長崎の街では必然的に山の上へと住居が広がっていったのだけれど、実際この高台で暮らすには車も通らない坂道を上り下りしないといけない訳でとっても大変なのは事実。
がしかし、いったん上ってみると、その景観に納得、満足させられるのも事実なのだ。
長崎の墓地の多くは高台にあるのだが、やはりご先祖様にいい眺めを見続けてもらうためなのかも?
さて、そんな人々が暮らす山々と海に囲まれた長崎を一望できるスポットとして最適なのが、ランドマークとしての役割も担う標高333メートルの稲佐山
ここへ行くには麓からのロープウェイ&スカイウェイがオススメ!
眼下には家並み、グングン広がる長崎風景……時間や方角によって様々な景色が楽しめる。



また船からのアクションもイイ。
観光船は、大波止ターミナルから運行する2階建ての黄色い船体がキュートな遊覧船ゼリーフィッシュや、軍艦島沖(端島)へも船を走らせている定員97名のマルベージャ港めぐりなどがある。
こちらはチャーターも可能。
長崎港から山へ向かって広がる街々に近づいて眺めることができる。



そして日中とは違う表情をみせる1000万ドルの夜景も見逃せない!
人気の夜景スポットはというと稲佐山はもちろん、



大波止ターミナルから出島ワーフ、そして、開発中の緑地公園や運河沿いの散策路などがある常盤・出島地区までのベイサイド、



長崎港に入港する船を正面に見渡せる立山、稲佐山の向かいにある街灯りと港を包み込むように見渡せる風頭山、眼下に広がる長崎港を囲むように広がる街灯りを楽しめる南山手のグラバー園、そしてそのさらに上にある鍋冠山(なべかんむりやま)などなどがある。



また、街中の観光スポットなどを照らし出すライトアップも魅力的な長崎風景。
中島川の石橋群や、東山手洋風住宅群、大浦天主堂、浦上天主堂、出島界隈(かいわい)など、現在23ケ所の歴史的遺産、観光施設が照らし出され、夜の街に浮かび上がっている。
夜の散策ではロマンティックな気分が味わえるよ。


浦上天主堂

●問合せ先
長崎ロープウェイ・スカイウェイ TEL095(861)3640
ゼリーフィッシュ(安田産業汽船)TEL095(821)0010
マルベージャ港めぐり (やまさ海運事務所) TEL095(824)0088
ライトアップ(長崎市観光宣伝課) TEL095(829)1314


push! push! ●坂の街ならではの斜行エレベーターからの眺望

グラバー園を擁する南山手の斜面地をス〜イスイ運行するエレベーター、その名も「グラバースカイロード」からの眺めもオススメ!



丸窓からは長崎の風景シンボルとも呼べる長崎港と稲佐山をセットで眺められるし、各乗降場の周囲の遊歩道からは長崎港や洋館群が立ち並ぶ東山手の街並みなど、長崎らしい景観を見渡せるのだ。



夜景スポットとしてもバッチリ!だし、向かいの彦山(ひこさん)から昇る朝日を拝める早朝の散策もオススメだ。
現在まだ一部工事中だが、15年春には全工事が終了予定。
上部西側にグラバー園が立地するため、グラバー園への新しい玄関口ともなるのだ。



●問合せ…長崎市都市計画部交通企画課 TEL095(829)1170


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【1.まつり】
【2.異国情緒(1)】 【2.異国情緒(2)】
【3.食】
【4.平和】
【5.眺望】
【6.体験学習】
【7.交通】


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