長崎初心者はもちろん、長崎通の人にも楽しんでもらえる長崎の魅力情報満載。これであなたもりっぱな長崎人、そう、ナガジンです!
シャッターチャンス@長崎

「お乳の神様と呼ばれる1本のクスノキ」

 楠稲荷神社鳥居横に、天高く四方に葉を繁らせた巨大なクスノキが立っています。昔、子どもを産んでお乳がでない母親が、洞穴のように穴が空いているクスノキの幹に米のとぎ汁を一升かけ、お祈りすると乳が出るようになったということから、その後、お乳がでない母親たちが多く参拝に訪れるようになったといいます。それが、安産祈願で訪れる参拝者が多い由縁かもしれません。

楠稲荷神社鳥居横の巨大なクスノキ

「外塀が示す神社の位」

一見して神社の格式が表わされているといわれる神社の外塀に引かれた線の数。5本の線がある伊勢宮神社には、とても位の高い神社であったことが分かります。

外堀に引かれた5本線

「三十六歌仙額絵」

拝殿、頭上に掛けられている36枚の絵は、江戸時代末期の元禄9年(1696)に長崎貿易で莫大な富を得た京都の商人、伏見屋四郎兵衛から奉納されたものです。紀貫之、小野小町、平清盛などが詠んだ36首の歌と肖像画が描かれたこの額絵。かつては色鮮やかな色彩だったと思われますが、長年、雨風にさらされているため、趣ある風合いに。いつでも自由に見ることができる長崎の宝です。

三十六歌仙額絵
三十六歌仙額絵

長崎の町の誕生後、早くから開かれた中島川界隈。川、石橋、神社……そこには、昔ながらの長崎の風景が潜んでいます。ぜひ、あなたが出会ったベストショットを撮影してみてください。