船で長崎に別れを告げる男性に“連れて行って!”とすがる女性に、港、船、思案橋、雨の丸山、オランダ坂…長崎の素材を絡めた長崎ならではの別れ歌です。
これを歌った、かずみあいは本名・馬場愛子、五島生まれの長崎育ち。クール・ファイブが長崎市内のキャバレー「銀馬車」からデビューして長崎を離れた後のステージで1年半歌って上京。ハリオ・プロとビクター・レコードのスカウトを得て、MCAレーベルの邦楽第一号歌手として、昭和46年2月に「おんな花」でデビュー、4カ月で15万枚を売って“演歌の花”“女前川清”と期待されました。
「サヨナラ長崎」は同年7月発売の2枚目シングル「恋おんな」のカップリング曲。「恋おんな」はビブラートの大きいワルツ調、「サヨナラ長崎」はロック調ながらオーソドックスな歌い方で好評でした。 |
「サヨナラ長崎」も入ったレコードの表紙
(人物は かずみあい) |