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施設紹介
遠藤文学の情報発信基地
遠藤周作文学館が立地する長崎市外海地区は、キリシタンの里としても知られており、遠藤文学の原点と目される小説『沈黙』の舞台となった場所でもあります。
この縁により、遠藤周作の没後、手元に残された約3万点にも及ぶ遺品・生原稿・蔵書等をご遺族から寄贈・寄託いただき、平成12年5月に「外海町立遠藤周作文学館」として開館しました。その後、平成17年1月の市町合併により「長崎市遠藤周作文学館」と名称を変更しています。
当文学館は、これら貴重な資料を展示するとともに、遠藤文学に関わる収蔵資料の調査研究を行い、情報発信に努めています。また、施設には展示室のほか、聴濤室やショップ「外海」、思索空間「アンシャンテ」も備えています。
日本を代表する文学者遠藤周作とその文学の世界を堪能し、理解・研究する場として、また、角力灘(すもうなだ)を見下ろす絶好のロケーションを楽しんでいただけるよう皆様のご来館をお待ちしています。
建設までの経過
昭和41年に発表された小説『沈黙』を著すにあたり、キリシタンに関係する土地を取材していた遠藤周作は、外海地区に当時実在した「黒崎村」を、小説に登場する架空の「トモギ村」のモデルの一つとして設定しました。
後にこの地を「神様が僕のためにとっておいてくれた場所」と評するまでになり、昭和62年11月には長崎市在住の遠藤の友人のご尽力により、外海地区出津文化村内に「沈黙の碑」が建立されました。除幕式後の「あの碑と場所は私が思っていたとおりの場所で、(中略)とにかく私にとって、ベターではなくベストの文学碑」という言葉からも、遠藤のこの地に対する思い入れの深さをうかがい知ることができます。
平成8年9月に他界した後、奥様である遠藤順子夫人をはじめ、ご遺族や、生前親交の深かった方々を中心に文学館建設構想が持ち上がり、関わりが深い全国の候補地の中から、文学や人間を語るのにふさわしいロケーションという選考要件に加え、それまで培われてきた縁により、現在地に建設が決定されました。
館内案内
エントランスホール
遠藤周作肖像
展示室 Ⅰ
書斎
開架閲覧室
テラス
館内マップ
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