【 戸石漁港 】



●JR長崎駅からのアクセス

バス /

長崎駅前東口バス停から県営バス江の浦、または弁天口行きに乗車し約50分、戸石バス停から徒歩すぐ。
★始発 / 月〜土曜は6:54、日曜祝日は7:32(江の浦行き)

車 /

長崎駅前から約25分。

●お問合せ 長崎市戸石漁業協同組合  戸石町1519-27 TEL095(830)2236


長崎県が養殖フグの生産高全国1位だという事実は、長崎人も驚きの数字なのだ。
何故かと言うと、普段の生活でフグに出会う機会などそうそうないからだ。
町中に「フグあります」の文字も見当たらない。
それもそのハズ、まとまった形で他県へ出荷されているのだ。
うーん何とも複雑な事実。

しかし、戸石漁港といえば、この養殖の「フグ」。
現在、17業者、約4、50万匹のフグが養殖されている。

トラフグは約2年間養殖され出荷されるのだとか。
その間、年に2〜3回歯を切る作業が行なわれる。
歯を切らないと、お互い傷つけたりするらしい。
800g〜1kgの大きさになると出荷。
天然ものも1日1〜2匹は獲れるが、こちらは500〜600g程度で比べ物にならない。

現在、戸石漁協では内臓を取り、調理するだけのトラフグ(鍋セット)チリ鍋セット4〜5人前3800円(税・送料込み)を企画中。

JF長崎市戸石漁協ホームページ


魚市へ出荷される底引網の漁船は150隻。
4月頃まではヒラメ、オニオコゼなどが獲れるが、網を替えて5月からは車エビや渡りガニが獲れる。
午後2時頃出港して翌朝1時頃続々と帰港。
漁り火を灯し戻って来た船は、夫婦船だったり、兄弟船だったり、親子船だったりととってもアットホームだ。
火曜を除いて毎日開かれている朝市へ出品するために、すでにさばいた魚を入れたトロ箱が積んであったりもする。
1人で漁に出たご主人を奥さんが出迎え、一緒に仕分け作業をしていた「睦月丸」の水揚げされた魚を見せて頂いた。


本日の水揚げ魚は、


天然フグ

ヒラメ、車エビ

コチ、ヒラメ、タイ。

いつもよりも少なく、年々魚の量が減っているとポツリ。


ほかの船の水揚げを見ると芝エビが大漁だった。
朝いちばんで注文を受けている家庭に芝エビを届けるのだとか。

その他、


渡りガニ

オニオコゼ

タイトル『これぞまさしく泥棒猫』
周囲の様子を十分に観察しながら魚に近づき、さらに見回す慎重さ。
しかし、ゲットした瞬間は目撃できず、残念!


タイトル『海の守神』
近くにある戸石神社の鳥居が海に向かって建っている。
昔はこの辺りは干潟で、海中にあったそうだ。
その昔、戸石神社にある御神木が光って遭難しかけた船の目印になったとの言い伝えもあるとか。
今も昔も海の男達の守神ってこと!


仕分けされた魚は、各船ごとの名前がついた冷蔵庫へ一時保管。
その後魚市へ出荷する魚を計量し、漁協の専用車で魚市へ走り、競りにかかるのだ。


●戸石フレッシュ朝市/営業時間7〜13時(火曜休)

その日水揚げされた新鮮な魚と、すり身などの加工品、また地元でとれた野菜などを一緒に販売


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