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遠藤周作文学館 第51回文学講座
第51回文学講座を開催します
【講座要旨】
戦後を昭和20年から昭和30年までの10年間に限定して、遠藤周作の履歴を見るとき実に目まぐるしい激動の時代を生きていたことがわかる。すなわち慶應義塾大学卒業、「神々と神と」で評論家としてのデビュー、フランス留学、新進の評論家・フランス文学研究者、「アデンまで」による小説家としてのデビュー、「白い人」による芥川賞受賞、そして順子夫人との結婚などである。わかりやすくまとめると、大学を卒業して文学者として歩み始め、さまざまな経験を経て小説家となった道程といえる。そこには佐藤朔先生に導かれたフランスのカトリック文学との出会い、「三田文学」同人をはじめとする慶應義塾大学の先輩たち、憧れの的だった第一次戦後派文学の作家たち、そして作家であることに大きな刺激を与えてくれた「第三の新人」の作家仲間たちがいる。以上のことを中心として遠藤周作の小説家への道程をたどっていきたい。
日時:令和7年7月26日(土曜日)13時00分~15時00分
テーマ:戦後の遠藤周作―小説家への道程
講師:長濵 拓磨 氏(京都外国語大学教授)
場所:遠藤周作文学館 思索空間アンシャンテ
参加料:無料
定員:40名(先着順)
申し込み:Faxに氏名(ふりがな)、電話番号、申し込み人数を明記の上、文学館まで。電話でも可。
申し込み期間は6月2日(月曜日)から 7月24日(木曜日)17時00分まで。
問合せ:〒851-2327 長崎市東出津町77 長崎市遠藤周作文学館
Tel:0959-37-6011/Fax:0959-25-1443
