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母親のお供で歩き疲れてだらだらしている時に見慣れた若草色の屋根が見えると、途端に元気になった子どもの頃の思い出を持っている長崎っこは多いと思います。屋根の下にあるのはソフトクリームでもなく、かき氷でもない独特の食感が癖になる長崎名物「チリンチリンアイス」。
おばさんが容器の中からアイスをすくって盛りつけてくれるところを容器の中に顔をつっこむように覗いて見ながら、密かに自分のアイスの盛の良さを期待して待つ時間も楽しかったものです。 |

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名前の由来は、客を呼ぶ鈴の音が「チリンチリン」とかわいらしく鳴るのでついたそうです。響きがなんともかわいいですね。昔から長崎っこに愛され続けて来た「チリンチリンアイス」は観光スポットにも欠かせないアイテムです。バラの花のように盛りつけてくれるところもあり、口溶けのいいシャーベットのような繊細な甘さは軽い味を好む今時の若者にぴったりです。
6月に、この「チリンチリンアイス」に新しい仲間が増えました。長崎市の特産品である新種の香酸カンキツ、ゆうこうの果汁を混ぜた「長崎幻(まぼろし)果実ゆうこうチリンチリンアイス」です。
ゆうこうについては以下ご参照ください。
http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/nabussan/080331/index.html
長崎市内でも限られた地域でのみ自生するゆうこうを使って初めて作られたアイスは、ほどよい酸味とさわやかな味が特徴で、収穫の時期によって、甘みや香りが変わるなど、その時々の旬の味が楽しめるそうです。値段は従来の「チリンチリンアイス」と同じ100円というのもうれしいですね。
今年の夏は、長崎独特の果実とアイスの見事なコラボ、「ゆうこうチリンチリンアイス」をぜひお試しあれ。
※「ゆうこうチリンチリンアイス」は眼鏡橋周辺で販売されています。 |
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