「長崎ザボン」といえば、歌謡曲「長崎のザボン売り」を思い出される年配の方も多いと思います。歌がヒットした当時、長崎では害虫駆除のためにほとんどの木が伐採されてザボンは手に入らず、歌のイメージで長崎を訪ねた観光客からは苦情が出たと言われています。しかし、ほどなく駅前広場に、他県から持ち込まれたザボンが並べられ、なつかしい映像でおなじみの“ザボン娘”も登場しました。県内生産も増え名物となりましたが、その後は生産がだんだんと減っていき、一時はほとんどなくなるほどでした。