◆必見!文化財的価値のある仏像
◆感嘆!感動!ストーリーのある仏像
聞いてみなくちゃわからない!とっておき秘話が潜む仏像をピックアップ!
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浄安寺の阿弥陀如来坐像
江戸期創建の寺に平安期の仏像?
寺町通りで唯一、2階建ての山門が目印の浄安寺。なぜ2階建てかというと、山門の上に鐘鼓楼となった珍しい造りなのだ。ここ浄安寺は、寛永元年(1624)、唐津の僧・誓誉によって創建された、この寺町通りにある寺院の中で4番目に古い寺だ。山門にも負けず劣らずのインパクトを与えてくれる代物が本堂の天井に飾られている。高さ4m5cm、幅2m36cmの巨大婆羅門(バラモン)!いわゆる長崎のハタ(凧)の一種で、無類のハタ好きだった13代住持・住誉津邦和尚によって造られた約200年の歴史を持つハタなのだという。往時、風頭などの山で7、8人の手によって揚げられたハタを見守るかのように鎮座するのが、浄安寺の御本尊、阿弥陀如来坐像だ。実はこれまで御住職もこの御本尊のいわれなどに関して知る機会がなかったらしいが、数年前、とある大学の教授が訪れ礼拝した際に、そのお姿から平安末期の仏像だということがわかったのだそうだ。しかし!この浄安寺は江戸時代に建てられたお寺。とすれば、どこかを巡り巡って平安末期の仏像がこの寺の御本尊に鎮座したということになる。黄金に輝く光背(こうはい/後光の形)がまばゆい。そして、阿弥陀様のお顔は、吸い込まれそうなほど穏やかだ。印相は、阿弥陀如来ならではの“九品印(くほんいん)”のひとつで、親指と人さし指で輪を作り、両手を重ねた「上品上生(じょうぼんじょうしょう)」を結んでいる。九品印は、極楽往生や阿弥陀来迎への信仰の高まりに合わせて生まれたもので、生前の善し悪しによって往生の仕方に九つのランクがあって、そのランクに応じて阿弥陀如来の出迎え方が違うのだそうだ。ちなみにこの「上品上生」はその中でも最高級の印相。
ぜひ、ありがたや!と、礼拝しよう! また、浄安寺には、聖徳太子が8歳の時に造ったと伝えられている秘仏(薬師如来像)も安置されている。お見せすることはできないが、礼拝ならできるとのこと。要問い合わせ。
【分類●
阿弥陀如来
/“極楽浄土”の教えを説き続けている阿弥陀如来。浄土とは仏が作る理想の世界で、仏の教えを信じ、その力に全てをまかせ、ただひたすら“南無阿弥陀仏”と念仏を唱えれば極楽浄土へと往生できるといいもの。平安中期以降の阿弥陀如来像は、両手共に親指と人さし指、親指と中指というように小指を除く三指のいずれかと親指で輪を作る「九品印」という印相となっているのが特徴。】
歴史……………★★★★★
面相……………★★★
親しみ度………★★★
浄安寺・阿弥陀如来
浄安寺・御住職
●
東雲山 浄安寺(とううんざん じょうあんじ)【浄土宗】
●寺町5-14 095-823-2875
●拝観は必ず寺務所へ声をかけて! 10:00〜16:00
●JR長崎駅からのアクセス
路面電車/長崎駅前電停から蛍茶屋行きに乗車し、公会堂前電停で下車、徒歩5分。
県営バス/長崎駅前東口バス停から循環線または浜平・立山方面、網場・矢上・江の浦方面行きに乗車し、公会堂前バス停で下車。徒歩7分。
車/長崎駅前から約10分。
◆エントリー��6
光雲寺の釈迦如来三尊像
輝くような笑みを浮かべる釈迦如来坐像
光雲寺は、大宝元年(701)、行基(ぎょうき)菩薩によって当時の高来郡に開かれた三千坊一乗院(さんぜんぼういちじょういん)の一院で、かつては、彦山の麓にあたる現在の聖母の騎士辺りの“昌源(しょうげん)”と呼ばれる地にあった。当時は真言宗だったが、正保3年(1646)にかつて長崎奉行の月見屋敷があった現在の地に曹洞宗の寺院として創建された。この光雲寺には、長崎に鎮座する渡来仏(とらいぶつ)としては一番古い明初期の中国の仏像が安置されている。この仏像は明の商人により海路を経て伝わったもので、これを唐通事として名高い頴川(陳)官兵衛が譲り受け、数々の社会的貢献を行なっていた頴川(えがわ)氏が、光雲寺に寄進したのだという。しかし光雲寺は度重なる火災に見舞われ、寛文7年(1666)、4代積外(せきがい)和尚の時に起こった大火によって、この三尊像に多少の損傷が見られ、修復のために京の都へと送られた。その際、時の後水尾上皇とその娘で幼くして天皇となった女帝・明正天皇(めいしょうてんのう)がこの三尊像を礼拝し、“これは、日本で一番美しい仏像です”と言わしめたのだという。確かに!その厳かで気品に満ちた面相は、美しいという言葉が最もふさわしい。印相は、左手のひらに右手を重ねて両親指を軽く触れ合わせている“禅定印(ぜんじょういん)”の形。これは、座禅を組む時の両手の格好で、穏やかな境地を示し、釈迦が瞑想をしている時の手の形からきているものだという。この釈迦如来像を前にすると、まるで時が止まったかのような錯覚を覚えるから不思議だ。
【分類●
釈迦如来
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聖寿山 崇福寺を参照】
歴史……………★★★
面相……………★★★★★
親しみ度………★★★
光雲寺・三尊仏
光雲寺・釈迦如来
光雲寺・御住職
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月桂山 光雲寺(げっけいざん こううんじ)
【曹洞宗】
●出来大工町4-3F 095-823-6362
●拝観は必ず寺務所へ声をかけて! 10:00〜16:00
●JR長崎駅からのアクセス
路面電車/長崎駅前電停から蛍茶屋行きに乗車し、諏訪神社前電停で下車、徒歩2分。
県営バス/長崎駅前東口バス停から循環線または浜平・立山方面、網場・矢上・江の浦方面行きに乗車し、諏訪神社前バス停で下車。徒歩すぐ。
車/長崎駅前から約6分。
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【仏像の鑑賞ポイント】
【これこそはお宝!と指定された文化財仏像】
【感嘆!感動!ストーリーのある仏像】
【長崎ならでは!中国伝来の仏像】