2.どんな時に利用された?
長崎奉行の交代、黒田(福岡)・鍋島藩(佐嘉/佐賀)などの長崎警固のための往来、※江戸参府のための往来、長崎に漂う異国文化の香りを求めた文人墨客、商人、芸人、蘭学を志した人々、そして維新の志士達などなど……様々な目的の往来者が行き来した。
(※江戸参府/出島和蘭商館長が江戸に上り、将軍に拝謁して献上品を贈って貿易に対する謝意を表す毎年の恒例行事。寛永10年(1633)に制度化。寛政2年以降は4年に1度になる。嘉永2年(1850)に廃止されるまでの218年間に116回行われた。片道約50日、江戸滞在も含めて120日に及ぶ大旅行になることもあったという。)
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