まずは、路面電車の終点、正覚寺下電停からスタートしよう。
坂をのぼり上がると墓地が広がっていた。
旧茂木街道は勾配が急で荷馬車や人力車通行に不便なことから、明治18年(1885)、油屋町から高平町〜田上〜転石〜大川橋〜片町に至る新道が(旧県道)が建設された。この道は、茂木に外国人が遊びに行くようになった時のいわゆる人力車道であり、馬車の道。下って行くと茂木の町を流れる若菜川の上流でに出る。春になると両側は楠の若葉が生い茂り、異国風の道路に見えてくる。道は荒れているが歩くには楽しめるかもしれない。現在、車が走っている道路は昭和9年に開通した国道324号線だ。
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