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中島孝のCDアルバムの表紙 |

東山手のオランダ坂風景 |
ふるさと長崎に久しぶりに帰ってきた男の感慨です。恋人や肉親との再会ではなく、昔のままの石畳、丸山や思案橋、小雨に濡れるオランダ坂など、“心のふるさと”との再会の歌です。
歌った中島孝(なかじま・たかし)は大正15年(1926)長崎市生まれで、本名・中島義孝。戦後まもなく、新宿座ムーラン・ルージュのショーシンガーとして活躍。歌のほか芝居や踊りにも挑戦、北海道や九州などの地方にも巡業していました。
その後、ポリドール・レコードを拠点に歌手活動した後、作曲家・三界稔(みかい・みのる)の仲介で、昭和29年にコロムビア専属となり、デビュー第3弾として出した「若者よ!恋をしろ」が同名の東映映画の主題歌となり、共にヒットしました。
さらに「霧の川中島」「流す涙はうそじゃない」「野武士の合唱」「おきあがり人生」「母恋い三度笠」、ふるさとを歌ったこの「何年ぶりかでやって来た」などのヒットを飛ばしました。 |
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