長崎にはまだまだ隠れた人材が多いですよ。えっ、こんなに歌のうまい人や演奏のできる人がいたのかとびっくりすることもしばしばです。
バンドをやっている人というのは、とかく軟派のイメージで見られがちですが、みんな礼儀正しくて、どうかすると体育会系より上下関係が厳しかったりするんですよ。音楽をやっていると、年齢も職業も育った環境もまったく違うのに『音楽好き』という接点だけでつきあいができ、世間も広がるし刺激になります。」
学生時代からしばらく長崎を離れていた山川さんにとって、長崎の魅力はどういうところだと思われますか?
山川さん「長崎には魅力もたくさんあると思いますが、意外と保守的ですよね。鎖国時代に開かれていたところにしては、異質なものに対して非常に警戒心が強い。他者や新しいものに対してもっと大らかになった方がいいですよね。僕は路上や電車の中で、観光客が何かわからないような素振りをしていたら、必ず声をかけます。にっこり笑って『どうしました?』とね。満面の笑みが大切です(笑い)。これは自分の中で、困っている観光客には自分ができる限りのことをしてあげようと決めているんです。少しでも長崎に来て親切にされてよかったと思ってもらえたらいいなと・・。」
長崎を訪れる観光客の方にお勧めの観光スポットなど教えていただけますか。
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