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まずは入場門である黌門(がくもん)前でパチリ。居留地時代の名残りから現在でも多くの洋館がみられる東山手地区の中で、レンガ塀からのぞく色鮮やかな極彩色の廟宇(びょうう)(社殿)はひときわ際立って見えます。入口の石段は当時のものをそのまま利用したものだと推測されているんですよ。 |
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これは儀門(ぎもん)と呼ばれる孔子廟の正面玄関越しに正面の木造神殿・大成殿(だいせいでん)をのぞむ構図。極彩色が施された孔子廟は、外壁の朱色と屋根の色である黄色が特に印象的。黄色は皇帝の色を表していて廟全体に広がる朱色は魔除けと慶びを表しています。ここから撮るとまるで中国にいるとしか思えないショットが撮れそうです。
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大成殿の中に、龍が口を開けた所に刃がある不思議な剣を発見! 実はコレ、この孔子の時代、つまり2000年以上前から300年前まで使われていた剣を模したものなんです。ちょっと拝借して、こういうショットはどうでしょう? よく修学旅行生もこんなポーズで撮っているそうですよ。 |

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儀門から大成殿へ向かう左右には廻廊状の両廡(りょうぶ)があります。ここは孔子の教えをよく学んだ弟子達の中で学問、人格に優れた賢人・儒人を祀るお宮。この両廡の前と横に、孔子の高弟72賢人の石像がズラ〜リ並んでいます。それぞれ役職に見合った衣装を身にまとっておられ、表情や動きが1人1人違います。思わずじっくり話してみたくなりますよ。 恐れ多くも賢人像にまぎれてパチリ! というのもイイですね。 |
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儀門の屋根、大成殿側には縁起物の象徴、福禄寿(ふくろくじゅ)。両廡の屋根には魔除けである鶏にのったおじさん。また、学問をしたい人は身分を問わない孔子の考えの象徴として、『大成殿』の扁額の下に孔子の講義を聞く白いハト。というように、孔子廟内建造物の“屋根”にも注目ですよ! 以上を参考に中国色いっぱいの孔子廟で、ぜひ素敵な写真をパチリと撮って旅の記念にしてください。 |
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孔子廟・中国歴代博物館/明治26年(1893)、清朝政府と在長崎華僑が資金を募り建立された、海外の中で唯一、中国人の手によって建立された孔子廟。1982年、中華人民共和国政府の絶大な協力、また山東省曲阜孔子本廟の親身な助力を受け、琉璃瓦、石製欄干、72賢人石像などすべて中国から取り寄せて完工。創建以来度々修理を重ねてきたため、華南と華北の建築様式が合体したユニークな廟宇(びょうう)となっている。併設する中国歴代博物館には中国北京の故宮博物院から借り受けた貴重な宮廷文物や中国古代の青銅器や磁器、唐代の三彩や明・清代の美術工芸品などを展示。特に故宮博物院提供の美術品の常設展示については、中国国外ではここでしかみることができないものばかりだ。皇室の芸術品が一挙に公開されている上に、展示品は一年おきに入れ替えられるのでいつも新しい出会いを楽しむことができる。
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