長崎はかまぼこを「かんぼこ」と呼び、年間消費額全国1位※を競うほどのかまぼこの町です。周囲を海に囲まれた長崎では、かんぼこの原料になる魚に新鮮なエソ、グチ、イワシなどをたっぷり使用しているのが最大の特徴。そんな長崎のおいしいかんぼこの知名度をあげて、地域をもっと元気にしたいという熱い思いを込めて開発されたのが「長崎おでん」です。

長崎おでん」は、地元のかまぼこ屋さんがおいしい地魚で作ったかんぼこを入れて、長崎名物のあごだしスープで煮込みます。澄んだスープとかんぼこの旨みが相まって、他とはひと味違います。竹輪、揚げ、板付けと数あるかんぼこのなかでも、おすすめはなんといっても竜眼。ゆでたまごをすり身で包んで揚げたもので、切ったときに竜の眼のように見えることからついた名前です。長崎では縁起物としてお正月やお祝い事にはおなじみですが、かまぼことたまごのコラボがいかにも長崎らしく贅沢です。また、長崎ならでのはんぺんも赤や緑で、鍋の中を華やかに彩ります。



長崎おでん」の秘訣は以下の七箇条。まだまだ寒いこの時期、七箇条を参考に自分だけの「長崎おでん」を作ってみませんか。特にからしの代わりの柚子胡椒はおすすめです。

一、長崎のかんぼこ屋が作った練り製品を入れるべし
一、飛魚(あご)ベースの出汁を用いるべし
一、長崎の竹輪・揚げかんぼこ・板付かんぼこを入れること、大いに良し
一、なかでも、竜眼を入れること、さらに良し
一、長崎の旬の海の幸や山の幸を入れること、なお良し
一、柚子胡椒をつけて食すこと、なお良し
一、自然の恵みと長崎の食文化に思いをはせ、万事和やかに食すべし

※年間消費額全国1位は総務省の家計調査からの数字です。



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