長崎さるく博’06の開催を4月に、さらに我こそは“長崎通!”という人の心をくすぐる『長崎検定』を3月に控え、何だか長崎の歴史を知らないと取り残されてしまうような雰囲気。これは、出来たてホヤホヤの長崎歴史文化博物館、通称“歴博”で勉強するしかない! ということで、


ズバリ!今回のテーマは

「歴博(れきはく)第二章!『長崎の歴史を楽しくお勉強』」なのだ



●JR長崎駅からのアクセス
路面電車/長崎駅前電停から蛍茶屋行きに乗車し、桜町電停下車、徒歩8分。
長崎バス/バス停長崎駅前東口バス停から中央橋方面行きに乗車し、桜町公園前バス停下車、徒歩6分。
車/長崎駅前から約5分。

●DATA
095-818-8366
立山1丁目1-1
開館 8:30〜19:00
休館 第3火曜(祝日の場合は翌日)
入館料 大人600円/高校生400円/小・中学生300円
駐車場 62台
http://www.nmhc.jp


◇歴博ダイジェスト
48000点もの展示物が一堂に集結した迫力の博物館

2005年11月にオープンした長崎歴史文化博物館は、長崎県と長崎市が、建築と運営を一体となって行なう全国初の取り組みで誕生した全国有数の「海外交流史」をテーマにしたミュージアム。展示は大きく歴史文化、長崎奉行所、企画展示の3つのゾーンで構成。常設の歴史文化ゾーンでは、ポルトガルやオランダ、スペイン、中国、朝鮮との近世海外交流史をテーマとした貴重な資料の展示や、海外貿易により磨かれた長崎の伝統工芸を一堂に集めた圧倒的な質と量の収蔵展示に体験的要素が加えられている。また※長崎奉行所ゾーンでは長崎奉行所立山役所の一部を復元。お白州での寸劇などを通じて当時の情景を楽しく再現する演出もある。長崎奉行所の犯科帳やキリシタン関係の踏み絵などの重要文化財資料も必見だ。

前回は、長崎奉行所ゾーンに絞り込んでの紹介だったが、今回は、歴史文化展示ゾーン内部を、長崎歴史文化研究所・研究グループ・主任研究員の越中勇さんに案内して頂きながら、各ゾーンの見どころ(◆越中さんのおすすめポイント!◆)をアドバイスしてもらった。(☆ナガジンのおすすめポイント!☆はナガジンの独断デス)
※詳しくはナガジン2005.10月『オープン目前!! 長崎歴史文化博物館・第一章 「甦った長崎奉行所立山役所」』へ

 

◇要チェック!バーチャル・トリップ モニター利用術
各ゾーンに多用されているモニターをチェック!

歴史文化展示ゾーンのグラフィック・デザインと、歴史概要文とが一体となった展示方法は、想像力を膨らませてくれる今までにない技法。そこにも、楽しく学べる秘密が隠されているようだ。しかしながら、それにも増して、遠い時代を身近に感じられる仕掛けが各ゾーンにあふれている。それが、“バーチャル・トリップ モニター”の存在(命名、ナガジン独断!)。例えば数メートルにも及ぶ絵巻や屏風の画像がモニターに取り込まれていて、コントローラーを動かすだけで詳細を目にすることや、隠されているクイズを解くことができたりする。これぞまさしく“楽しくお勉強”というテーマにぴったりのアイテム! 各ゾーンに趣向を凝らした“バーチャル・トリップ モニター”が設置されているので、見逃すことがないように進んでいこう!
※ナガジンおすすめのモニターには★バーチャル・トリップチェック!★を表示してマス。
 

長崎県の豊富な歴史と文化をチェック!
■0.長崎歴史情報コーナー(入場無料ゾーン)
入場前や、入場後に気軽にアクセスしよう!

隣国との交流を含め、古の時代からの歴史豊富な長崎県のこと、総てを展示することは到底ムズカシイ。そこで設置されたのが、この長崎歴史情報コーナー。歴史文化展示ゾーンの入り口右手にある5つのモニターでは、長崎県全域の情報を閲覧することができる。トップ画面は、「長崎歴史ダイジェスト」「県内各地の歴史と文化」「テーマ検索」「キーワード検索」。長崎県全域の原始・古代から現代までの歴史、文化情報がデータベース化されているので、地域ごと、人物、出来事、史跡など、欲しい情報を簡単に取り出したり、ここでは観ることができない各地に点在する文化財の情報や写真を目にしたりすることができる。ここは無料のエリア、何度でも来て調べることができるうれしいサービスだ。

〈1/3頁〉
【次の頁へ】


【もどる】