●アラ 骨以外は全て食べられるという全国ではクエ(九絵)と呼ばれるハタ科の大魚。九州全般ではアラという。大きければ大きい程、脂がノッテいて美味しいと言われている。東のアンコウ、西のアラと言われ、どちらも全長1m以上、共に鍋料理にして美味な人気の冬魚だ。
●ガッツ(カナガシラ) 愛子様ご誕生の際、「お食い初め(おくいぞめ)」 の儀式で使用するということで、全国的に話題となったカナガシラ。漢字で金頭と書くこの魚を食べるとお金に不自由しないという縁起モノなのだ。長崎ではガッツと呼ばれ毎年節分に煮付けにして食べる習慣がある。
●箱フグ(ハコフグ) もともと五島名物の四角い形をした箱フグは、味噌焼きがポピュラーな食べ方。底の腹部から内蔵と身を取り出し、特製の味噌などと和えて戻し焼き上げる。すると箱フグのエキスと味噌が絡み合い格別の旨さが口中に広がるのだ。これぞホックホクの冬の味覚。
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