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●100円電車ですぐに使える2つの大事な決めフレーズ
長崎ではJRのことをJR、もしくはいまだに“汽車”なんて言う人がいる。
それはどうしてか? というと、やはり“電車”といえば路面電車というふうに決まりきっているからだ。
長崎における電車の存在感は揺るぎないもので、100円電車はいつの時代も子どもからお年寄りまで優しい交通機関として愛され続けているのだ。
まずは、そんな愛すべき“電車”の中でよく使う決めゼリフならぬ「決めフレーズ」を紹介しよう。
マスターしておくときっと役に立つよ。
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1.「これなーんだ?」粉薬の袋のような両替袋が欲しい時の一言
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財布を開けて気付く。「100円がな〜い」。
そんな時には運転席へ近づき「両替お願いします!」と申し出る。
すると、こ〜んな薬の袋(のようなもの)が手渡される。
一つの袋の中味は100円玉が5枚入った500円のものと、子ども用に10円玉が5枚と50円玉が1枚入った100円のものとがある。
1000円を両替えする時には500円玉と100円玉が5枚入った袋が返ってくるという訳だ。
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●決めフレーズ1「両替お願いします!」
発声タイミング / いつでもどこででもOKだけど、運転士さんは運転に集中してるので、
できるだけ信号待ちなど停車してる時にね。
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2.貰わなければ損をする…のりつぎ券が欲しい時の一言
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グラバー園観光を終え、次は平和公園に行きたいなっていう時、何号系統の何行きに乗るか?
観光客には難問中の難問だけど、これだけは覚えておこう。
それは“ひとまず来た電車に乗って築町まで行き、のりつぎ券を貰って赤迫行きにのりつぐ”ってこと。
石橋から赤迫に行く時などのルート変更時に貰うこののりつぎ券を発券しているのは築町電停だけ。
お間違いないよーに。
貰わないと、また100円かかりますよ。
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●決めフレーズ2「のりつぎ券下さい!」
発声タイミング / 築町電停に停車して降りる際に一言。
運賃箱に100円を投入しながら……が正しいタイミング。
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●時代に沿ったニーズあり 路面電車の今昔に迫れ!
長崎の路面電車は、何故今の時代にどこまで行っても100円なのか?
ありがたいことだけど、疑問に思う人も多いだろう。
実は長崎のこれらの電車、自社で製造しているものが大半だけど他県で走らなくなった電車を譲り受けたものも多くあるのだ。
それと、企画電車や広告電車などの広告収入。
車内吊りポスターやCMスポット、そしてボディを彩る全面広告などなどから収益をあげ、お客さんには大人100円、子ども50円をキープしているのだ。
市民に親しまれる由縁は100円にあり。
されど他にも路面電車の魅力はまだまだあるよ。
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4.ボディに記された数字に注目!
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路面電車にもナンバーがあることにお気づきかな?
このボディの正面と側面に記された数字は、実は電車の形や年代を示す「車号」なのだ。
必ずしも数字が小さい程古いという訳ではないが、ある程度年代をおっている。
現在一番新しい形式は1800形の車体。
全面広告になっているこの電車にあなたは果たして出会うことができるかな?
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5.クリーム色と緑のコンビが最も人気の自社カラー
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走る広告塔とも呼ばれる長崎の路面電車のボディは実に様々。
既製の車体に文字を書いたり、看板をつけただけの広告電車も多いが、最近では全面が商品や会社そのものの広告になっているというものが多い傾向にある。
目新しいし、面白いのでこれら広告電車ももちろん人気が高いが、その人気を押さえて長年、長崎の路面電車の象徴として堂々と走り続けているのが、このクリーム色と緑のコンビカラー電車だ。
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これは、長崎電気軌道の自社カラー。
長崎の街並みにマッチしてるからかな?
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