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自分が売った魚が
全国の食卓へ
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contents
鮮魚売り場で実感する
ureshimi 01
具体的な仕事の内容について
赤物部のセリの担当をしています。赤物部という所は青魚と言われる(アジ・サバ類)以外の魚を全て扱う業種になります。赤物を漁師さんから預かり魚種ごとに、選別・量りをして売りやすいように並べて預かった魚を仲買さんたちに売っていく仕事になっております。
ureshimi 02
このしごとを選んだきっかけは？
私は長崎県島原市の出身なのですが、もともと、長崎県内でお仕事を探していました。当時求人票を見た時に、長崎魚市が給与面の所で目が付いて応募しました。全く転勤が無いところがよかったですね。
ureshimi 03
仕事をするなかで、嬉しかったことは？
私の仕事は漁師さんが命を懸けて獲ってきた魚を自分たちが預かり、売ることです。そこでいい値段が付くと漁師さんたちから「よくやったな」・「ありがとう」と言ってもらえますのでその一言は励みにもなり、嬉しくもなりますね。セリが終わった後に先輩方から「よく売ったな」・「頑張ったな」と言われると励みになりますね。そういう所が嬉しい所ですね。
午前2時始業で10時終了
arigatami 01
この会社に入って良かったと思うことは？
この会社の時間帯が特殊なので、朝は午前2時から開始して朝の10時には仕事が終わるのですが、やっぱり一般の会社からすればありえない時間帯かなと思います。それに慣れていくと、子どもの行事などにも行けますし、独り身の人であれば自分の趣味などに時間を費やせると思います。そういった面で融通が利く会社だなと思います。
arigatami 02
この仕事のやりがいは何ですか？
漁師さんが命を懸けて獲ってきた魚をうちが責任をもって販売していますので、そういった時に「ありがとう」「よく高く売ってくれたね」って言ってもらえると、やりがいを感じますね。
スーパーとかに行くと朝に魚市場に並んでいた魚があったりします。それを買って頂いている所を見ると、やりがいを感じる事もありますね。
arigatami 03
これは職業病だと思うことはありますか？
家族で水族館に行く事があるのですが、そこで魚を見ると名前も全部わかりますし値段も「あ、これいくらだ」とか考えてしまう事はありますね。あとは、大体スーパーに並んでいる魚は、商品を見なくてもわかってしまう所ですかね。（魚の）養殖物と天然物の違いもわかりますね。あとは休みの日に仕事と思って、寝坊したと飛び起きてしまう事が多々ありますね（笑）
消費者に営業を与えるとき
omoshiromi 01
これまでで印象的なお仕事は何ですか？
印象的な仕事は自分がセリ研修員としてセリデビューをした時ですね。その時、先輩たちから大きな声を出せと言われたのですが、大きな声を出したのに緊張で頭が真っ白になってしまって自分が何をいくらでどこに売ったのか忘れてしまいました。その時は衝撃的でしたね。
omoshiromi 02
あなたの仕事のおもしろみを教えてください。
自分がセリで落とした値段が魚の商品としての価値になりますので、それが最終的に流通の末端である消費者さんに影響を与える事を考えると面白みを感じます。
また、長崎魚市で水揚げされた魚は全国各地に出回っているので自分が売った魚が全国の人に食べてもらっていると思うと本当にやりがいを感じる所ではありますね。
omoshiromi 03
休みの日は何をしていますか？
休みの日は大体家族で過ごしていますね。最近は子どもたちが魚釣りをしたいと言い出したので、ここ何カ月かは週に1回は魚釣りに行っています。そこで釣れた魚の名前や捌き方を教えています。
漁師さんの想いに
こたえられなかった
tsurami 01
今までの失敗は？それをどのように活かしていますか？
長崎魚市は九州内で戦っておりまして今はもうインターネットの時代で相場も誰でも調べる事ができる状態です。そのため全て高値で売れるわけではなく、相場よりも安く売ってしまう事もあります。その時は失敗したなと思いました。あとは寝坊ですね。朝が早いので寝坊や2度寝をしてしまい遅刻をしてしまったこともあります。
tsurami 02
この仕事をやっていて葛藤する場面は？
セリ中ですね。日によって入荷量が違うのですが、大量に入荷した時は需要と供給もあって相場が崩れる時もあります。もちろん現場で漁師さんたちも見ていらっしゃいますので、セリ中に漁師さんの顔がちょっと脳裏に浮かんでしまってセリがストップしてしまう事はありますね。
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