「野母んあじ」とは、「野母崎のアジ」を長崎の方言で表したものです。「長崎のもの」を「長崎んもん」という表現と同じですね。

野母崎地区は九州本土最西南端長崎半島(野母半島)の先端部に位置した、風光明媚なところです。北西は五島灘、南西は東シナ海、東は橘湾、天草灘を望んで島原半島及び天草諸島と相対して三方を海に囲まれ、良好な漁場に恵まれています。

野母崎の漁師の熟練の技で一尾一尾大切に釣り上げられたアジは、漁師が瞬時に規格を判断。肉厚で脂ののりが良い魚を選別し、手も触れず船内の生簀に放たれ、そのまま活魚流通センターの生簀に水揚げされます。その中でも全長26センチメートル以上、重さが300〜500グラムの瀬付のアジだけが選別され、「野母んあじ」と命名されます。その選別方法も魚体のスレ防止のため魚に触れず計量専門員が目視で計量しているのだそうです。そして、神経抜きと呼ばれる即殺手法と魚体温度管理を行った活き締めの状態で関東・関西に出荷されます。まさに漁師の技と魚への愛情が生み出したこだわりの「ブランド魚」なのです。

肉厚でこりこりとした食感と脂の乗った絶妙なバランスの味は、多くの人から絶賛されています。旬は初夏(5月ごろ)、最盛期は秋です。今からまさにおいしい時期に入ります。やはり新鮮なお刺身で食べていただきたいですが、もちろん焼き魚、煮物などでも、年中おいしくいただけます。野母崎三和漁協では、「野母んあじ」を直接みなさんの食卓に届けるサービスもしているので、有名ブランド魚「関あじ」にも劣らないといわれる「野母んあじ」を自宅でぜひお試しください。また、秋には「野母んあじまつり」が開催され、多くの人で賑わいます。こちらもおすすめです。

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