“地産地消”、近頃たびたび耳にするこのワード、皆さんは理解して実践しておられるだろうか? これは地域生産地域消費の略語で、つまりは地元長崎でとれたものを地元で消費しよう!ということ。 長崎市は平成17年度を“農水産・地産地消元年”と定め、地域の直売所と手を繋ぎ新しい試みをスタートさせた。地産地消……これには何やら“おいしい”話が潜んでいそうだ!


ズバリ!今回のテーマは

「突撃! ウワサの直売所!」なのだ



海に囲まれ、暖かな気候と豊かな土壌を持つ長崎は、水産物も農作物も豊富にとれるのは当然のこと! しかし、これまで、水産物などは高価な値がつくことから、地元よりも他都市へ出回ることが多かった。地元の消費者も、これといったこだわりをあまり持ち合わせていなかった。ところがここ数年、様々な食品問題が続々と起こり、状況が変わってきた。何より食材そのものの品質が信用できるものか、ということが第一の焦点となってきたのだ。どうやら、全国各地で唱えられている地産地消志向のイイところはその辺りにあるようだ。それでは、長崎の直売所で地元の食材を手に入れる場合のメリットをあげてみよう!

◆メリット1◆ 生産者や作り手が誰だかわかる!=安心!

直売所によっては、同じ商品でも生産者によって価格設定が細かく違ったりするし、形も大きさも味も違ったりする。常連になれば生産者名だけを見て購入する、っていう人もいるようだ。

生産者の写真が壁に貼ってある直売所

◆メリット2 ふれあって!会話して旬がわかる!=健康維持!

昔の日本人は賢くて山菜にしろ魚にしろ、旬の食材を口にすることで健康を維持してきた。これはぜひとも見習いたい点だろう。また「今日は何がある?」「どうやって調理するの?」など会話しながらの買い物はとても楽しいものだ。


6月4日、のもざき朝市“いさき祭り”の様子

◆メリット3 安くて美味しい!また行きたい!=地域が潤って活性!

新鮮なのは当然。“新鮮+安い!”というのが直売所最大のウリだ! また、入荷した魚や野菜、新鮮素材を原料に、地元婦人部などが手を加えた製品、かまぼこや干物、ゼリーやお惣菜といった加工品も見逃せない逸品だ。



ピチピチ魚にみずみずしい野菜が
とにかく安い!



ではでは、現在長崎市内に点在する24ケ所の農水産物直売所の中から、ウワサの選りすぐりスポットを訪ねてみよう。

◆長崎市の地産地消への取り組みがわかる「ながさきのうりんウェブ」


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