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更新日:2021年10月6日 ページID:034938
長崎市では、平成28年3月に、人口減少克服と地方創生の実現に向けた具体的な戦略である「長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、特定戦略である“交流の産業化による長崎創生”をキーワードに、行政と民間が力を結集させ、これからの時代にふさわしい新しい交流の形をつくることで、「雇用の創出」と「所得の向上」を図る取組みを進めています。
本事業は、この取組みの一環として、長崎駅西側の交流拠点施設用地に、国内外から多くの来訪者を呼び込むとともに市民交流を促進する「出島メッセ長崎」、都市ブランドの向上を図るホテル、地域の賑わいと活力を生み出す民間収益施設を整備するものです。
このことにより、交流人口を拡大し、雇用の創出及び所得の向上を図り、定住促進につながる地域経済の好循環を目指すものです。
出島メッセ長崎の一般予約を受け付けています。
出島メッセ長崎の公式ホームページ内の予約受付システムから予約が可能です。
指定管理者(株式会社ながさきMICE)による出島メッセ長崎の公式ホームページを開設しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
(新しいウィンドウで開きます)
令和3年11月の開業に向けた出島メッセ長崎の建設工事が完了し、事業者より施設の引渡しを同年8月18日に受けました。
これまでの建設工事の進捗状況については、こちらをご覧ください。
事業名:(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業
事業主体:
⑴出島メッセ長崎(駐車場を含む。):長崎市
⑵民間収益施設:民間事業者
事業方式
⑴出島メッセ長崎(駐車場を含む。)
1.公設民営で民間が施設等を建設し、施設完成直後に公共に所有権を移転し、民間が維持管理及び運営を行うPFI事業(BTO)方式
2.事業参加者は設計、建設、維持管理及び運営を行うSPC(特別目的会社)を設立し、SPCは指定管理者として、利用料金制を導入し、維持管理及び運営を実施
3.運営に関しては利用料金収入による独立採算
・大規模修繕及び更新については長崎市が実施
・民間事業者は利益から納付金を長崎市に納入
⑵民間収益施設
1.定期借地方式
2.民設民営
事業期間
⑴出島メッセ長崎(駐車場を含む。):20年間(設計・建設期間を含むと約23年1ヶ月)
⑵民間収益施設:50年間
出島メッセ長崎は、交流拠点施設のうち、イベント・展示ホール、コンベンションホール、会議室及び駐車場から構成される施設です。交流人口の創出、市民の暮らしや賑わいに寄与する施設になります。
※ホテル「ヒルトン長崎」及びNBC長崎放送新社屋は、民間収益施設として、出島メッセ長崎と一体的に整備される施設になります。民間収益施設の整備・運営は、民間収益事業者による独立採算で行われます。
■交流拠点施設用地周辺図(イメージ図)
敷地面積24,160平方メートル(長崎駅西側:約20,662平方メートル、隣接保留地:約3,498平方メートル)
世界に向けて情報発信を続けてきた長崎の歴史を活かし、交流を生み、交流を育むまち長崎のあたらしい交流拠点「世界とつなぐ新しいDEJIMAの創出」を施設コンセプトとして、刻々と移り行く長崎の風景に溶けこむように低層建築により伸びやかに構え、世界三大夜景の眺望を望める稲佐山を借景としつつ、港町の豊かな水景と調和する長崎らしい建築デザインで全体を構成しています。
施設名称 |
出島メッセ長崎 |
所在地 |
長崎市尾上町4番1号(新長崎駅隣接) |
敷地面積 |
24,160平方メートル |
開業日(予定) |
令和3年(2021年)11月1日 |
主な機能・規模 |
(1)イベント・展示ホール(約3,800平方メートル/天井高 約12メートル) (2)コンベンションホール(約2,700平方メートル/天井高 約10メートル) (3)会議室(20~600平方メートル/24室) (4)駐車場(393台) |
民間収益施設:ヒルトン長崎(200室)、NBC長崎放送新社屋
2分割が可能な約3,800平方メートルのイベント・展示ホールは、天井高約12メートル、床荷重5t/平方メートルを確保し、長崎初の本格的な展示ホールとなっています。北側にホワイエを配置し独立性を確保し、展示会やイベント等様々な利用形態に柔軟に対応します。また、南側の荷捌きヤードからは大型車が直接乗り入れることが可能で、大掛かりな造作物もスムーズに設置・撤去できます。また、床には給排水・電気灯設備ピットを設置しており、催事の際に各ブースで利用可能です。
[イメージ]
4分割が可能な約2,700平方メートルで平土間型のコンベンションホールは、天井高約10メートルを確保し、シアター、スクール、円卓等フレキシブルな利用形態により、様々な講演会、大会、レセプション等を開催することができます。残響音、ハウリング等に配慮した音響性能を確保し、調整室、同時通訳室はホールを俯瞰できる3階に配置しています。その他、美術、照明バトン、スクリーン等舞台装置を備え付けており、多種多様な利用形態をサポートできます。
[イメージ]
20~600平方メートルまで、大中小様々なタイプの会議室が24室あり、各種セミナーから控室利用など、多種多様な規模・用途の会議・大会等の開催に対応できます。
令和3年8月18日:事業者より施設の引渡しを受けました。
令和2年11月1日:一般予約の受付を開始しました。
令和2年1月1日:指定管理者による指定管理業務を開始しました。
令和元年12月26日:出島メッセ長崎の管理に係る協定書を締結しました。
令和元年12月13日:指定管理者を指定しました。
令和元年10月31日:出島メッセ長崎条例施行規則を公布しました。
令和元年9月27日:出島メッセ長崎条例を公布しました。
令和元年8月8日:施設の名称が「出島メッセ長崎」に決定しました。
令和元年8月2日:起工式を行いました。
平成30年9月21日:(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業事業契約を締結しました。
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議 (Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語で、これらのビジネスイベントの総称です。
■国際会議のイメージ
■イベントのイメージ
MICE開催を通じて世界から企業や学会の主要メンバーが長崎に集うことは、地元関係者と海外の関係者のネットワークを構築し、新しいビジネスやイノベーションの機会を呼び込むことにつながります。
MICE開催を通じた主催者、参加者、出展者等の消費支出や関連の事業支出は、大きな経済波及効果を生み出します。MICEは会議開催、宿泊、飲食、観光等の経済・消費活動の裾野が広く、参加者の滞在期間が比較的長いと言われており、一般的な観光客以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。
国際会議等のMICE開催を通じた国際・国内相互の人や情報の流通、ネットワークの構築、集客力などはビジネスや研究環境の向上につながり、都市の競争力向上につながります。
長崎市ではMICE参加者をまちの中に呼び込み、滞在時間と消費の拡大につなげ、MICE開催による効果をまち全体に波及させるための取組みを進めています。
MICEの主催者や参加者向けに、歴史的建造物等を用いた長崎らしさを感じられるレセプション会場や、周遊や滞在を楽しめる地域資源を活かした体験プログラムなどを拡充し、活用しやすい仕組みづくりを進めるとともに、満足度の向上や周遊・滞在の促進を図ろうとしています。
また、令和3年11月の「出島メッセ長崎」の開業に向けて、市民や事業者のMICEに対する理解を更に深め、積極的な参画やビジネスチャンスの拡大につなげていきます。
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