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令和4年度第2回 長崎市社会教育委員会議

更新日:2024年4月12日 ページID:041969

長崎市の附属機関(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

令和4年度第2回 長崎市社会教育委員会議

日時

令和5年3月23日(木曜日) 10時00分~

場所

長崎市民会館1階 アマランス 研修室1、2

議題

  1. 公民館実践発表
  2. 公民館運営審議会委員、社会教育委員及び公民館長意見交換
  3. 公民館運営審議会会長よりまとめ

審議結果

長崎市公民館運営審議会、長崎市社会教育委員会議及び長崎市公民館実践発表会の合同開催

1 公民館実践発表

【滑石公民館】
~発表(抜粋)~
滑石公民館の陶芸グループは、陶芸に興味をもち、陶芸が好きで始めた人たちの集まり。長い時間をかけて陶芸について学び、技能を習得した人たちの集まり。そんな陶芸好きの人たちが、今度は教える立場に立ち、初心者や子どもたちに指導する。そのことでさらに自分の知識や技術が向上していく。このような学びの好循環と質の向上が公民館の学習活動の中で確立されている。地域の大人も子どもも、若い人も高齢の人も、学びたい、学びやすい場所、気軽に参加できる雰囲気、仲間が増えてよかった、来てよかった、また来てみたい。学んでよかったと思える学習環境。そんな公民館を目指したいと思っている。

【西公民館】
~発表(抜粋)~
学校のアンケートなどで、子どもたちからもっと多くの声をもらうことが必要。学習者の意見要望を聞いて、次の講座を計画する。あわせて、子どももつながる、学ぶ、集う、つながる公民館を一緒に考え合う。青少年の健全育成と地域を結ぶことで公民館像が見えてくる。
また、ここにお集まりの皆さんと、もっとつながることが必要であると考える。それぞれの公民館で何をやっているのかを知らない、ではもったいない。一館一館で独自に頑張っても限界がある。地域の特性もそれぞれ違うからこそ、情報を共有し、もっとつながって公民館運営を考えていく。西公民館で人気のあるレクボッチャを他の公民館でも取り組んでいただきたい。他の公民館の講師の先生の力をお借りしたい。そういうことがこれから望まれると考える。

2 公民館運営審議会委員、社会教育委員及び公民館長意見交換 9班

  • アイスブレイク、自己紹介
  • 発表への質問や感想、公民館での活動について

【1班】
一番重要なのは地域や学校との連携をどうするのか。現場はなかなか大変である。学校なら学校、企業なら企業に公民館からアプローチする。あるいは逆に学校、企業からアプローチがある。それを実際に活動として落とし込んでいくときに、予算はどうするのか、時間はどうするのか。先生の仕事になるだけでいろいろなリソースが足りない。その中でどうやってそれを実際の事業に落とし込んでいくのか。実際どういうふうにされているのか。

【滑石公民館】
学校教育と社会教育の連携のあり方に、どのような方法があるのか考えている。学校にいた立場からすると、人手が足りない、手伝ってくれるマンパワーがないかっていうのをすごく感じていた。学校を辞めて、社会教育立場からそういうことができないかといろいろ考えている。公民館に来ている方々は高齢だが、すごく元気な方が多い。学校教育活動の中でも、役立てられるのではないか。その辺が落とし込み方の一つになるのではないかと考えてはいるが、なかなか学校と公民館は、お互い何か壁みたいなものがあって、ざっくばらんに、気さくにできない部分があると感じている。

【西公民館】
学校に行けない子どもがたくさんいる。引きこもりの子どもたちの居場所に公民館がなれないかという思いをもっている。「学校が難しければ、公民館は空いているよ。学習スペースがあるよ。図書室もあるよ。」ということを学校現場の方にお伝えしながら、開かれた公民館づくりができないか。どこの公民館でもやっている小学生の総合的な学習の時間「公民館について調べよう」をグループ単位で受け入れている。また公民館で遊ぼうということもやっているが、なかなか集まらない。限られた時間しか子どもたちにはない。どんなに準備をしても、こちらが汗をかくだけ。汗をかいても、1人のために頑張っているという状態。これがもっとできれば、いいものになるのにという思い。

【2班】
公民館自体が老朽化している中でどういった整えをしているのか。Wi-Fiやオンライン、そういった公民館全体の環境というものをどうしているのか。陶芸グループの作品を、その後、料理教室で使うなど、活用を生活の部分にどうつなげていくのか。作ったものをつなげる。展示する場所は公民館にはあるけれども、そういった視点では、今後検討していくところ。
学校との連携というところのあり方がどうなのか。講座等の周知がどうなのか。公民館の環境っていう部分については確かに老朽化して、その都度、補修しながらやっている状況。Wi-Fiが使えるような部屋は1部屋確保している。それが有効的に活用できているのかはこれから考える。周知に関しては、チラシと公民館だよりとHPこれがそこからずっとその状態が続いている。現状もそのまま。学校との連携については、学校からの見学を受け入れている。逆に学習グループの読み聞かせのグループが学校に行って読み聞かせをするという活動もできている。まず、小さいところ、細かいところでつながっていくことが必要なのでは。全体、学校と公民館、大きなところで考えがちだが、細かい一つ一つのところで連携というのを考えていくことも大事なのではと思う。

【3班】
陶芸窯を中心としてグループがたくさんある。自然派生的にこういったグループができたのか、生まれたきっかけは。また、グループの中に講師の方がいるのか。焼き窯の電気代も気になるところ。窯のメンテナンス、土はどこでいくらで買っているのか。高齢者の利用が60歳代ということで、少なくなっているということだが、もう少し理由をお尋ねしたい。夏休みの子ども焼き物教室で、保護者がどうしても我慢できず手伝いだして子どもの作品も親の作品になるようなことはないのか。障害者福祉の児童が団体で講座に参加できるのか。情報共有の場所ということで、年度の途中でこういった会議が開催できないか。子ども向け講座をどのように広報周知しているのか。

【滑石公民館】
講師は、相互学習。それぞれ自分たちのグループの中で教えあっている。夏休みの子ども講座について、親は手出しをせず、子どもたちが全て作っている。
滑石公民館は、新しい館ができて13年目。当初は昭和52年開館。当初の学習グループとしての陶芸グループはなかった。館内の敷地内に陶芸窯が設立されたのが昭和56年ぐらい。そのころから学習グループを作って陶芸を始め、現在のグループ数になった。増え方、増加の経過というのは不明。自然発生的に増えている。講師の先生がいないので各自が相互学習的に作品の練度を高めている。電気代については、滑石公民館の窯は本格的な窯で都市ガスで動いている。年間の滑石公民館のガス代は、館のガス代も含まれている。使われている方が、ガス代実費負担という形で支払っている。自分たちが使ったガス代というのは、グループの会費の中で賄われているという状況。設備については、使用料という形でいただいている。経費については、それぞれのグループが実費を負担している。窯のメンテナンスについては、ガス会社の方に、いろいろな面でご相談に応じていただいている。委託はしていない。

【4班】
多世代交流について、地域連携、広報について、各公民館が今後どのように進めていけばいいのかということを課題に議論をした。特にその多世代交流について、小さいお子さんご年配のかた、多くの方々とどのように交流していけばよいのか。地域連携について、この地域の学校との連携っていうのは第一アクションどういう動いているのか。各館の方はどのようにしているのか。
野母崎地区には5つも公民館がある。人口約4500人。学校は小中一貫校で全校生徒170名。夏休みは、5つの公民館と恐竜博物館、恐竜パークでおもしろい講座が開催される。 170名の子どもたちを取り合っている。これは田舎の典型的なあらわれなのではないか。市内ではまだそういうこと問題が起こってないと思うが、今後、各地区公民館もこういう問題がでてくるのではないかと感じる。

【5班】
西公民館の夏休みの教室。種類の多さに大変いいなと思う。ぜひ参考にしたい。講師の確保が難しい中、滑石さんの場合はグループの中から指導していただいている。なかなかいいアイデア。課題としては、公民館と学校との連携。どういうふうに進めていけるか。公民館だよりを発行するけれども、学校向けの内容があまりないのでそういうのを取り入れたらどうか。もう一つの課題としては、公民館の認知度が低いということ。質問は、滑石公民館に館区内と館区外の利用者の割合はどうなのか。新規とリピーターの割合も教えてほしい。

【滑石公民館】
新規とリピーターの割合。おそらくリピーターの方が多いのでは。三分の一が新規で三分の二がリピーターではないか。館区内外の利用者について、公民館講座の募集のときには区分けをしていないのでわからない。感触として公募された方の住所を見ると、2割ぐらいは滑石・横尾地区以外ではないかなと思う。滑石の場合は歩いて100mで時津町に入るので、館区外の方も講座に応募されているし、受講もされているという状況である。

【6班】
西公民館は、大学からの講師派遣をどのように依頼するのか。依頼方法を教えてほしい。滑石公民館は、この自主学習グループの方たちがそれぞれ学ぶ立場から教える立場に変わるきっかけが何かあったのか。それにキーパーソンがいるのであればそのきっかけは。これだけグループがあると同じものを使うとなるといざこざがないのか。

【滑石公民館】
いざこざは特にない。 各グループ、窯が重なったりするかもしれないが仲良くしている。
経過は、わからない。もともと指導者が誰かいて、陶芸を教えるというパターンではなく、皆さん方が相互に技能を高めていくということで工夫されてきた。公民館の姿として、地域の人材をどう活用していくのかということで、子どもたちに陶芸を体験させようとスタートしたというのが最初の頃の資料としてはある。なんらかの公民館に係る働きかけに対して皆さんが答えてくれたというのが20年近く前の話。はっきりした資料がない。それから、通常であれば講師の先生に謝礼金を公民館が支払う。陶芸講座の場合も、グループに対して、その1回当たりの定額の講師料を支払う。焼き上げるときに子どもが来なくても、焼き上げて提供してくださり、一般の講師と違ってかなり貢献されている。

【7班】
全体的に地域と公民館とのかかわりや、公民館のあり方について議論した。公民館講座に高齢者の方が多く集まること、講座の指導者の確保、土日夜間の講座、青少年への公民館への認知度をどうやってあげるのか公民館が取り組むところではないか。今日のような情報交換の場が増えたらいい。また、三つの発表会、審議会、委員会がまとめてされている。これは、それぞれきちんと会として開催して、特に公民館同士は、情報交換の場を設けることによって、いろんな質問等を直接しっかりと聞いたりとか、やり方を勉強したり、自分の公民館の運営の方に生かせればいいのでは。事務局で考えていただきたい。

【8班】
交流、広報、事業の展開。グループの中の交流であったり、グループ間の交流であったり。グループ外の交流というのがどのようになっているのか。グループメンバーの多様性というものがどのように図られた構成となっているのか。広報、地域に根付かせるうえで、認知度を高めるため、どうしたらいいのか。子どもたちへの周知。知ってもらうため、どうした工夫をされているのか。展開。陶芸作品の利用の仕方、他のグループの活動とうまく結びつけられないものなのか。食器として使われるものなのか、生け花に使われるものなのか、ほかのグループ活動との展開。そこに交流が生まれるのではないか。活動費をどのようにするのかも展開の中でしなければならないこと。

【9班】
焼き物の講座をされたときに材料費、おいくらぐらい徴収されているのか。子どもたちの焼き物教室をされたときに、夏休み以降、子どもたちの継続的な参加があるのか、夏休みだけなのか。子どもたちは土曜日も習い事をほとんどやっているのでかなり忙しい。平日はお母さんが働いている。お母さんと一緒に参加をすることもかなり難しい。中央公民館ではアクセスがいいということもあって、かなりの講座の受講生、夏休みもたくさん希望者がいる。公民館同士の横のつながりがあれば、もっと他の公民館の状況もわかるし、いろんな意見をいただいて、やり方も考える機会もできる。今回だけではなく、このような横のつながり、意見交換ができるような、発表の場を増やしてほしい。

【滑石公民館】
材料費については今回600円を徴収。参加費自体は公民館の主催講座なので無料。
3 公民館運営審議会会長よりまとめ
日ごろ公民館運営審議会では、テーマをいただいて、委員の先生方から疑問やご意見をいただいている。今回のように社会教育委員や公民館長と意見を出し合い、一緒に考えていくのもよいものだと思う。一つのことに絞られずに、社会教育、公民館運営、それぞれの立場に関わる方から思いもよらなかった疑問や意見や質問がでて、皆それぞれの目的を達する考えが深まり広がっていいなと思って聞かせていただいた。若い方たちの人口が減ってくるというのは頭にあったが、今、盛んに元気に活動している方々が公民館に来られなくなるということ、また、交互意見の中にあった若い子どもたちを奪い合うことにもなるということにも気がついた。いろいろ意見が出ていたが、このなかで最初の発表の中で伺った、もっとつながる公民館という部分が大事だと思った。利用する立場の方から考えていくと、公民館それぞれの特徴を出しつつも、どこの公民館でも安心して通うことができるということが大事だと思う。異動などで、これまで通っていた公民館から別の場所の公民館に行っても、同じように活動ができたり情報を得られたり、友人を作ったりすることができるというのが、わかっているのとわかっていないのは全然違う。人口がこれから減っていけば、人がばらばらになるというより、どこかに移動していくのではないか。安心できる公民館で情報を共有していく、そういう意味でのつながりをこれから考えていただけると、利用する方が安心して公民館に通えるようになる。社会教育を安心して行い、人が安心して集える公民館は、立場を越えて大事な拠点となる場所であると改めて考えた。
今日は、有意義な時間が作れた。コロナも終わったわけではないけれども、社会は変わっていくという大変な新年度になってくる。ぜひ頑張っていただきたい。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

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