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令和5年度第2回 長崎市科学館運営協議会

更新日:2024年3月22日 ページID:041869

長崎市の附属機関(会議録のページ)

担当所属名

教育総務部 生涯学習施設課

会議名

令和5年度第2回 長崎市科学館運営協議会

日時

令和6年1月26日(金曜日)14時00分~

場所

長崎市科学館

議題

(1)冬の企画展について(視察含む)
(2)令和5年度の事業実施状況について
(3)令和5年度上半期の収支状況について
(4)令和6年度事業計画(案)について

審議結果

(1)議題1 冬の企画展について(視察含む)

<指定管理者より冬の企画展の説明>

【委員】
冬の企画展のコンセプトはすごくよい。SDGsの重大性やみんながまじめに取り組んでいることが分かるものであった。ただ、子どもだけでは見て回るのは難しいのでは、解説するシステムはないのか。

【指定管理者】
団体が来たときは、よければ説明しましょうかと案内はするが、半分以上の団体は自分たちで見ますとの回答である。なお、お客さんが中に入ったときは、職員も気がけて中に入って補足説明を行っているが、常時職員が中にいるわけではない。

【委員】
海のごみを使って作成したものがあったが、ぱっと見たとき子どもたちがどういう思いで作ったか分からず、説明を聞いて分かったので、「作成者の声」みたいなものがあればよいと思った。

【委員】
私は環境問題を取り扱っており、今回は大切なこのテーマを取り上げていただき、ありがたいし、よくできていた。ただ、ぜいたくを言わせてもらえば、子どもたちが見るだけの展示のような気がしたが、参加、体験するもの、工作でもよいが何か楽しめるものがあれば、関心が高まるのではないか。

【指定管理者】
企画展の期間中の土曜、日曜、祝日は、関連付けた内容で簡単な工作を実施している。ただ、平日は団体で希望しない限り、実施できていない。お客様にもっと身近に感じてもらうためには、どうしたらよいかは反省点である。
(2)議題2 令和5年度の事業実施報告について

<指定管理者より令和5年度の事業実施報告について説明>

【委員】
施設の利用料金について、年間パスポートを導入する予定はあるか。条例改正に関わってくることであるが、リピーター確保、市民サービス及び利便性の向上のために、チャレンジしてよいのではないか。

【生涯学習施設課】
年間パスポートについては、以前からこの運営協議会や市民の声からも意見が出ている。条例改正のためには、議会を通す必要があるが、内部では展示室とスペースシアターのセットでの年間パスポートを導入するように動いている。

【委員】
具体的に検討している段階とのことであるが、年間になるとどれぐらいの金額を設定しているのか。

【生涯学習施設課】
市内で導入している施設は、恐竜博物館とペンギン水族館であるが、いずれも通常料金の2.5倍であり、科学館も2.5倍を基準で考えている。

【委員】
早ければ来年度導入されるのか。

【教育総務部長】
首尾よく進めば、再来年度になる。先ほど話したように内部では方向性は固まってきている。あとは、市民の方の代表の議会に近々かける予定である。

【委員】
冬のイベントについて、長崎は星や夜景がきれいなので、グランピングやたき火と一緒に夜空を見る企画や屋上などの広い場所で大の字になって星を見る企画はどうか。

【指定管理者】
特別なものとしては、夏と冬に特別観望会を行っている。屋上にブルーシートを敷いて寝転がって、星を見る企画で、流れ星の解説や横の天文台に行って木星や土星を見る企画を行っている。また、あぐりの丘に出向いて同様のことを行った際には、多くの方が集まってくれた。
ただ、普段は毎週土曜日に観望会を行っているが、題材がなく、参加者が1桁やゼロの時もある。土星と木星が両方とも見えるときのみ実施し、回数を少なくするなど、やり方を工夫しなければいけないと思っている。

【委員】
利用料金の話しが出たが、以前も話していたシアターを貸出するのはどうか。

【生涯学習施設課】
まだ、検討していない。学習室の貸出のみの対応としている。

【委員】
シアターの貸出も需要があると思うので、検討してほしい。

【委員】
恐竜博物館にて1時間3万円で夜の恐竜博物館を貸し切って、誕生日会を開いた事例がある。スタッフの対応の問題もあるだろうが、シアターの星空の下で、結婚式やプロポーズを行うことができれば、科学館が話題にもなるし、人気にもなる。売り込み方を工夫すれば、意外なところでニーズが発掘でき、楽しいし、可能性が広がるのではないか。

【生涯学習施設課】
恐竜博物館の事例については、指定管理者の方で自主的に提案してきた内容を許可した形となっている。施設の管理で言えば、公共の施設は誰もが利用できることを前提としている。貸し切りとなると目的外の使用許可として整理することになる。
科学館を結婚式などで貸し切る事業で、指定管理者から提案があれば、個別にどうすれば許可できるか判断していきたい。ただ、通常利用でのシアター貸出は、条例上の料金の設定がないため、今後検討していきたい。
(3)議題3 令和5年度上半期の収支状況について

<指定管理者より令和5年度の上半期の収支状況について説明>

【委員】
上半期の収支は、5,687,000円の黒字で確定でよいのか、年度末に大きな支払があると話していたが、最終的な見込みはどのようなものか。

【指定管理者】
上半期の収支は確定している。なお、今後であるが利用料金収入が落ち込んできているが、800万程度の黒字とはなるだろう。

【委員】
光熱水費に関して、年度予算が21,500,000円であるのに対して、上半期時点であっても8,080,000円の実績であるのは、相当圧縮されているのではないか。要因は電力会社をサステナエナジーへ変更したことなのか、あるいはLED化などを行ったことなのか。

【指定管理者】
電力会社を変えたことだと思う。サステナエナジーは、長崎市の東工場、西工場等で出た熱を利用しており、長崎市の施設しか利用できない電力会社である。

【委員】
排熱を利用したもので、すばらしいことであるので、アピール、告知はしないのか。

【指定管理者】
電力会社に聞いたが、指定管理者なので大っぴらにはできない、要望したときに電力を分け与えることはできるとの回答であった。

【会長】
ちょうど、SDGsにつながるものではある。

【教育総務部長】
回答にはならないかもしれないが、サステナプラザは長崎市が持っている団体である。どの程度まで情報を出してよいか判断がつかないが、東工場や西工場で出た排熱を有効活用して、市の施設を円滑に運営していることは、SDGsにもつながるもので、使えるものなので、情報を発信していけるか確認したい。
(4)議題4 令和6年度の事業計画について

<指定管理者より令和6年度の事業計画(案)について説明>

【委員】
主催事業と自主事業の違いとは何であるか。また、スライム祭りとはどのようなものか。

【生涯学習施設課】
主催事業は、展示室やプラネタリウムの利用料金収入を使って行う事業であり、自主事業は、指定管理者が会社のお金、自分たちのお金を使って行う事業である。

【指定管理者】
スライム祭りについて、洗濯のりとホウ砂を混ぜて粘り気をつけてスライムを作成する。科学館ではスライムに色やにおいを付けて、子どもたちに科学に興味を持ってもらうような企画を年に2回行っている。

【委員】
特別観望会について、日吉自然の家、のもざき恐竜パーク、ペンギン水族館、あぐりの丘からは要求してこないのか。

【指定管理者】
向こうからは要求してこない。こちらからは、あぐりの丘、日吉自然の家に働きかけて、望遠鏡を持っていき、講師を派遣している。恐竜博物館については、話は出ているが実現していない、昨年は実施した。また、各学校で実施したり、まちなか事業と連携して、眼鏡橋で観望会を行ったりしてはいる。さらに今年は、中央公民館でも観望会を実施した。

【委員】
せっかく機材があるので、長崎市の他の施設にも出向いていけば、科学館の役割も増すと思う。

【委員】
科学館の前身の児童科学館のときは、市内小学校等に出張観望会として、授業を行っていた。科学館という大きなものができてからは、しばらく外に出ていくことが行われていなかった。最近はあぐりの丘や野母崎の方に出向いているとのことで、今後は、ますます小中学校や公民館など外に出て行き、さらに動く科学館になっていけばよい。

【指定管理者】
出前サイエンス教室というものがあるが、これは幼稚園や学童など市内の教育施設に無料で工作や実験を行いにいくもので、年間70~100回は実施している。4月から来年度分の受付とはなるが、南公民館などから問い合わせが来ている。なお、8月などの時期が忙しいときは対応できないことがある。

【委員】
出前サイエンスをそれだけの回数行っていることはすばらしい。依頼がたくさんきて困るかもしれないが、この活動をホームページなどでアピールすればよいと思う。

【委員】
市の広報誌が新しいスタイルになったあと、科学館の情報が少なかったが、最近は科学館の話題が増えている。今後も掲載していくようにお願いしたい。

【委員】
私は市の育成協の代表であるが、学童数や長崎市のこども会の数、地域コミュニティの数は、かなり多い、もし出前サイエンスをすべてに宣伝すると、対応する職員の数が足りなくなるのではないか。どういうふうにアピールするか考えないといけないと思う。

【委員】
出前サイエンスについては、コーディネートして、今年はこの区分のみ行うなど、うまく回っていくシステムを検討してほしい。

【委員】
参考までに、長崎大学の生涯教育センターで、サイエンス科学事業というものを行っているが、県外どこでも行っていたが、非常に多くなり、公民館はやめている。小・中学校を中心に行うようにしたので、ある程度絞って行うことを考えてもよいと思う。

【委員】
プラネタリウムを新しくしたようであるが、出し物の数は変わっていない。より活用していくようにしてはどうか。また、新しくなったことを発信してはどうか。

【会長】
こう新しくなったということを宣伝する予定はないのか。

【指定管理者】
ホームページと科学館のチラシには紹介内容を掲載した。

【生涯学習施設課】
ご意見いただいたとおり、リニューアルしたので、宣伝をする絶好のタイミングであり、長崎市の公式ラインなどで発信していきたい。

【委員】
科学館は学童の利用が多いが、学童の指導者の入場料金は有料か、無料か。できれば無料にしてほしい。

【生涯学習施設課】
科学館でも他の市の施設でも、学童対象の減免の規定は設けていない。別途、こども部より学童の運営や事業に対しての補助金が出ており、指導者に対して必要な経費は補助金を使うことができる。よって、学童の指導者に対する減免は行っていない。

【会長】
その他に意見が無いようなので、本日の議事を終了する。
以上

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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