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令和5年度第1回 長崎市公民館運営審議会

更新日:2023年12月18日 ページID:041378

長崎市の附属機関(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習企画課

会議名

令和5年度第1回 長崎市公民館運営審議会

日時

令和5年9月26日(火曜日) 13時00分~

場所

長崎市民会館1階 アマランス 研修室1、2

議題

(1)委員辞令交付式
(2)九州地区公民館研究大会長崎大会参加者の報告について
(3)会議内容
議題1 ICT(情報通信技術)を用いた学習機会の提供について
議題2 市民の学びの意欲を高めるための方策について
(4)その他

審議結果

(1)委員辞令交付式

(2)九州地区公民館研究大会長崎大会参加者の報告について

  • 第1分科会では「田んぼでサップ」という試みを発表され、既成概念をなくし、柔軟な発想の転換が必要であると喚起された。
  • 第3分科会では学校と公民館が協力し「通学合宿」と行った。学校から公民館へ下校し、夕食づくりや就寝の準備など自分達で行うことで自立心を養うきっかけとなった。
  • 第4分科会では、地域ぐるみで新しく入居してこられた方を受け入れ、また伝統的なお祭りを大人はサポートに徹し、中学生主体で実行させることにより郷土愛を培う機会づくりを行っている。

(3)会議内容

議題1 ICT(情報通信技術)を用いた学習機会の提供について

【会長】
公民館でのパソコンやスマートフォン講座のスタッフというのは、その公民館の職員がされているのか。

【生涯学習企画課長】
パソコン講座の講師は、主には公民館が依頼をした講師の方がされている。内容などによっては、公民館の職員が講師となり行う場合もある。

【会長】
スマートフォンの講師は外部の方がされているということか。

【生涯学習企画課長】
資料に昨年度までのスマホ講座の実績を載せているが、これは携帯会社の方が自社の携帯を普及させつつ、情報弱者の対策という面で、講師として各公民館へ来られてスマートフォン講座を行う形だった。
デジタルお悩みサポート事業というのは、今年度の取り組みであり、NPO法人まちラボが講師を務め、どこの携帯会社のスマートフォンでもサポートするという事業である。高齢者の方はスマートフォンを持っていても、電話をとることすら難しい。そのような受講者にまずスマートフォンの触り方から始め、次いでラインを使えるような講座を行っている。近年はラインを通じて、市や行政から防災情報などの提供を行っているので、それを受信できるようになってもらう。1か所で2回の講座を受講されるが、1回の講座を受講して家に帰るとわからなくなる。それで2回目に来て復習する、といった形で行っているが、2回受講した方の中にはまたわからなくなり、別の会場の講座に参加される方もいらっしゃった。NPO法人が、公民館という安心して通える場所で、丁寧に繰り返し手取り足取りサポートしていただいたことがとてもよかった。その講座では公運審の委員もNPO法人と一緒に講座の講師になっていただいた。

【会長】
資料を見て、パソコンの講座を学ぶ方が意外に多いと思った。大学でも、学生一人一台のパソコンを持たせるようにしているが、今はスマートフォンを使う学生が多い。

【委員】
かつての携帯電話はそれぞれの通信事業者が携帯電話機器メーカーに依存する市場となっていたが、スマートフォンは「共通の箱」という考え方で、アプリを入れるとどの機種でも同じように使い方ができる。ただスマートフォンはタッチパネルなので、私も含め高齢になってくると、反応しないという問題はある。そしていじめなどの問題が発生するような側面もあるが、これからはこの機器を使って、誰とつながるか、どういった情報を得るかが重要となる。それでわからないことを公民館に来て聞くというのは、公民館の利用、活動の活性化になり、その点で人と人とを繋げられる道具になると思う。では地域はどうつながっているのか、地域の中の人達とどうつながろうかということをスマホを通じて行うことができると考える。
また今の学生たちは、短文でのやり取りに慣れ、長文で全体をわかりやすい形での文章がまとめる力が劣ったように感じられる。そして対面で五感を通じてつながることと、zoomのようにオンラインを通じて視覚と聴覚だけの限られた情報でつながるのとは異なる。それを十分認識したうえで判断する必要がある。

【会長】
ありがとうございます。最後の提案はとても今後に役に立つのではないかと思われる。
NPOによる講座で初めは使い方がわからないというところをしっかり定着するまでサポートしていただきながら、公民館の事業の中で継続され、その段階が終わったら、色々なコミュニケーションをとって、事業なり、講座なりできるといいのかなと考える。河又先生の話の内容に関わってくるとは思うのですが、詐欺の被害者にもならない為のことは教えるが、「情報」管理という教育を受けてこなかった世代に対して、ネットワークで流出しないよう個人情報の管理、取扱いといった教育も必要と考える。

【委員】
パソコンやスマートフォン講座は多くの大型公民館で開設されている。今回のデジタルお悩みサポート事業は公民館発信で開設されたのか、または生涯学習企画課から働きかけられたのか。
また、全公民館での実施でない理由はあるのか。

【生涯学習企画課長】
デジタルお悩みサポート事業というのは市の市民提案型協働事業にNPOの方が提案され、今年度生涯学習企画課との協働事業として各公民館で実施をしている。予算やNPO法人対応などの状況を踏まえ、10館で計画し実施している。

【委員】
NPOとコラボしているのはとても良いことだと思う。NPOの活用は大事。これからは公民館とNPOが連携しながら、市民の方々にあらゆる学習機会を提供していくということが非常に大事なことだと思う。そのうえで、今後全ての公民館で行われるよう目指されるべきであると思うし、長崎市が掲げる長崎DX推進計画を進めるのであれば、これは余計重点化していく施策じゃないかと思った。そして資料にあるように、講座の度に改善点を挙げられていることは、各公民館で共有して頂いて、この改善点をいかに次の場所で改善を図ってすすめていければと思う。
この講座の内容で、「宿題」とあるがそれはどういったものか。

【生涯学習企画課長】
宿題とは1回目の講座の後に、期間限定のグループラインをつくり、自分が撮った写真などを投稿するというものである。

【委員】
やはりそのように何度も反復練習することは必要だと思う。長崎市が重点化しているのであれば、各公民館の受講者数がもう満杯でとれませんでしたという実情を数字のデータであげて、予算獲得できるように頑張っていただきたい。

【会長】
個人的に感想のなかにあった「自分のスマホで説明を受けられてよかった」と書いてあるのが、持続可能な方法だと思う。ぜひ続けていただけたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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