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令和5年度第1回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

更新日:2023年12月18日 ページID:041376

長崎市の附属機関等(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部 都市計画課

会議名

令和5年度第1回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

日時

令和5年10月6日(金曜日) 14時00分~

場所

長崎市役所7階大会議室

議題

(1)新たな文化施設の整備等について
(2)長崎都心まちづくり構想の整備方針について

※議題の(1)については、長崎市文化振興審議会と合同開催

審議結果

<議案>第1部 新たな文化施設の整備等について
※長崎市文化振興審議会との合同開催

【委員】
文化施設とはどういうものを作ることを想定しているのか基本的なことを教えてほしい。また、本日は候補地を4案から1つ選ぶのか。4つあるので1~4と優先順位をつけるのか何を目標にされているのか。 

【事務局(市民生活部)】
長崎市における文化施設はブリックホールや市民会館文化ホール、平和会館ホール、チトセピアホールなどを想像されるかと思う。基本計画のなかでも触れているが、まず1つ目は鑑賞の場として芸術性・専門性の高い公演、市民がつくりあげた芸術文化の作品、そういったことを楽しむことができる場。2つ目は、市民の芸術文化活動を支えて、海外と交流をしたり長崎らしい芸術文化を創造・発信できる場所にしたいと考えている。3つ目は、イベントや催し物があるのはもちろんだが、誰もがいつでも立ち寄ることができる開かれた空間として、芸術文化を通して人が集う場所を目指して新たな文化施設を建設したいと考えている。 

【事務局(まちづくり部)】
4つの候補地の条件について資料3のP11に1.~4.を示しているが、そのほかに考えられる条件や視点を意見として承りたい。さらに第2回に向けて⑴~⑺までの評価項目を設けているので、それについても意見をいただきたい 

【委員】
ブリックホールや市民会館文化ホール、チトセピアホールなど、文化施設が既にあることは分かったが、そのうえで新たな文化施設を建設するニーズについて調査し、さらに作るという理解でよいか。 

【事務局(市民生活部)】
機能や規模は文化施設によってそれぞれ異なる。市民活動や興行利用など長崎市での必要性を議論したうえで基本計画に落とし込んでいる。 

【委員】
候補地2.(県営常盤駐車場)3.(県営常盤南駐車場)については現駐車場であるため早く計画が進むと思うが、4.中部下水処理場はどれぐらいの時間を要するのか。 

【事務局(まちづくり部)】
候補地4.については今年度中に現在の機能を廃止し、来年度から解体工事に入る想定である。文化施設整備には時間がかかると考えている。 

【委員】
各敷地の面積を教えていただきたい。また、2.3.が隣接されているのであればひとまとめにして使用することは考えられるのか。 

【事務局(まちづくり部)】
1.市庁舎跡地は約6,800平方メートル、2.県営常盤駐車場は約5,700平方メートル、3.県営常盤南駐車場は約11,900平方メートル、4.中部下水処理場は約28,000平方メートル。2.と3.については、現時点で、それぞれ使用しており、その代替駐車場も必要になるため、同じ時期に整備することは難しい状況である。 

【委員】
駐車場として使用しているため、一度に整備することが難しいのは分かるが、市役所跡地検討時の大きな課題は駐車場だった。2.と3.を文化施設利用者だけでなく一般の駐車場としても開放できたら良いと思うが一体化は難しいのか。 

【事務局(まちづくり部)】
常盤南駐車場は大型クルーズ船の観光バスの駐車場として活用されている。松が枝ふ頭の2バース化で予定している観光バスの駐車スペースが整備できれば常盤南駐車場から機能を移転できるが、松が枝の整備はまだ先になり、検討時期が異なるため難しい状況。 

【委員】
長崎市が保有している駅前の敷地は候補地として挙げられないのか。その理由も併せて教えていただきたい。 

【事務局(まちづくり部)】
区画整備事業の中で見出している土地で、たしかに5,000平方メートル以上であるが事業管理地である。区画整備事業費を賄うために売却をしなければならない土地である。その土地を使用する場合は、売却したうえで、購入された方が使用するもの。今回は、既に公が手にしている土地を候補地としている状況。 

【委員】
不可能では無いと考える。長崎駅前にあるというのは立地として良い。松が枝の周辺は公共交通機関が不足していて車の渋滞の問題もあるため、駅前の土地を候補地として挙げていただきたい。 

【事務局(まちづくり部)】
購入すれば候補地になる、ということでは民有地すべてがそういうことになる。既に公の土地であることが前提条件となる。 

【委員】
文化振興審議会では、色々な選択肢がある中から選んだのではなく、市庁舎跡地という前提からの検討だった。今後も基本構想、基本計画をベースに検討していくということでよいか。再度候補地を考え直す場合、どれぐらい時間がかかるのか。新たな文化施設の開館までブランクがあり、大人の5年と子どもの5年は異なる。まちづくりの視点から見た際、このエリアがおすすめというものはあるのか。 

【事務局(まちづくり部)】
候補地が少ないことを本資料でご理解いただきたい。実現までのスピードが大きな論点と考える。次回審議会で事務局が評価した結果をお示ししたい。新たな文化施設は、人をまちなかに導くひとつのツールとして考えている。 

【委員】
市役所跡地も候補に入れていいのか。市役所跡地が最適で計画スピードも早いと考えている。 

【事務局(まちづくり部)】
市役所跡地も候補地として挙げている。 

【委員】
2.3.の駐車場案は、近隣に美術館があり文化の薫りがする一角になり得る。しかし、人の流れを生み出すポンプとして適しているかどうか。常盤南駐車場は観光バスの駐車場として重要な役割を担っている。その場合、新しい駐車場の計画が進まない限りそこが空くことはない。旧市役所跡地として計画を進めていたが、検討が中断しているため2026年度中の完成は難しいと思うが、県営駐車場の検討を待っていると2030年度以降になるのではと考える。中部下水処理場跡地は、人の流れを生むためには全く使えない場所と思う。来年度からの取り壊しが決定しているのであれば、2027年度に完成できると思うが、その他の視点で見た際に良い候補地に映らないのが正直なところである。 

【事務局(市民生活部)】
長崎市内における文化エリアの視点、まちなかに活気を生み出すという視点でご意見をいただいた。検討材料とさせていただきたい。 

【委員】
都心まちづくり構想検討委員会の中でも市役所跡地は重要な場所であり、文化施設ができる想定で回遊性に関する話を進めていた。仮に市庁舎跡地でなくなった場合、回遊性を生み出すための方策について再度議論を進めないといけない。なぜ市庁舎跡地を見直すことになったのか。 

【事務局(まちづくり部)】
市長が代わり、新たな文化施設の候補地を決定するプロセスが不足していたのではという意見があった。建設地の妥当性を改めて確認し、最終決定させていただきたい。市庁舎跡地に問題があった訳ではない。 

【委員】
市庁舎跡地に何か問題がある、欠けているという指摘は市長からはないということか。全てフラットで考えて良いのか。 

【事務局(まちづくり部)】
特に問題があるということではない。 

【委員】
ホール機能が回遊性に及ぼす効果を示したら納得してもらえるのか。回遊性向上のための評価基準はあるのか。 

【事務局(まちづくり部)】
評価は、定性的な評価になると考えられる。第2回審議会において、まちなかへの回遊性向上など都心部への活性化への貢献度について検討したい。 

【委員】
公会堂取り壊しの段階から、市役所跡地をどうすれば一番よいのかずっと考えてきた。市役所跡地でのイベント、こどもたちの寄れる場所、浜の町までの集客力なども踏まえたうえで計画をまとめ、設計に入る段階だった。自分の頭の中ではそれがストップになったと思っていた。今日、市役所跡地が候補地に挙がっていたのに驚いたが、候補地を再検討する理由が分からなかった。まちづくりのなかで市役所跡地に建設することに何か問題があったのか。 

【事務局(まちづくり部)】
市庁舎跡地に問題があった訳ではない。市長より幅広い視点で敷地を再検証したいと話があり、双方の方々からの視点でジャッジしていくこととなった。予算を無駄遣いしないためにも、より効果的な場所に設置したい。再検証の結果、市役所跡地になったとしても問題はない。 

【委員】
市役所跡地に建設していただくほうが早いと思う。市長の会見があったとき、公会堂の問題から関わってきて裏切られたという気持ちでいる先生方もいる。市役所跡地はだめだと思っていたが、候補地に入っているため早く建設してほしい。子どものためもそうだが、高齢の方もいる。私自身も3年後にできることを楽しみにしていた。なぜ市役所跡地が駄目なのかみんな理由が分かっていない。どうしてもというなら3.案かと思うが、せっかくこれまで集まって、経費もかけてきたのだから、できれば早く建設できる市役所跡地が良いと思う。 

【事務局(市民生活部)】
今いただいたご意見をしっかり踏まえたうえで次回に向けて評価をしていく。色々な観点からの評価になると思う。 

【委員】
県庁舎跡地は条件におさまると思うが、候補地となっていない理由を説明してほしい。 

【事務局(まちづくり部)】
県庁舎跡地については、かつては県と協議をしていたが建設スピードの観点より旧市庁所跡地と表明した。県庁舎跡地では令和2年度に埋蔵文化財調査が行われ、昨年7月に県庁舎跡地の基本構想が取りまとめられた。ホール機能は含まれておらず、埋蔵文化財に配慮した平屋の施設という方針が出された。このような土地の利用方針が決まっているため、新たな文化施設の候補地から外している。 

【委員】
市長も県知事も新しく変わったので、どうかなと思った。県庁舎跡地で講演会等をした後、銅座にも近いので打ち上げにもすぐ行けるのかなと思ったが、残念。 

【委員】
中部下水処理場はブリックホールに近いため、まちなかエリアの活性化のためには1.2.3.案が良い。これまでの検討経緯も踏まえ、1.の市庁舎跡地で話を進めていただきたい。 

【委員】
2.3.の場所は、県有地であるため市が購入しないといけない。市有地の1.、4.はいいが、➁と3.はそういう視点も検討に入れておかないと財政面が厳しい状況になる。資材の高騰のことは書いているが、土地もかなり上がっている。
5,000平方メートル以上となるとかなりの市の負担があるのではないかと思った。 

【事務局(まちづくり部)】
県有地について、もし本当に使う場合は、用地買収をして使う。 

【委員】
資料3、P10の図は、各エリアに特色を持たせてグランドデザインができている図なのか。特色があるのであれば、その特色に合わせて文化施設を設置すべきという意見があったと思う。グランドデザインは人の動きだけではない。美術館を含めた文化的な中心地がまちの中でどういう機能を果たしているかがグランドデザインを考える際に重要。回遊性だけでなく文化芸術が社会に与える機能もある。3.岬のエリアには唯一メインストリートの整備とあるが、これがどういう機能を持っているのか。それが新たな文化施設と合っているとお考えなのか。メインストリートに立地する場合、新たな文化施設に新たに付加できる機能があるのであれば審議会で議論できると思う。 

【事務局(まちづくり部)】
P.10はエリア間の回遊を示したもの。P.9はエリアの特徴を示したもの。岬のエリアは人を吸い上げて送り出すポンプ機能を果たさなければならない。岬のエリアはこれまで市役所があったため相当数の人が来ていたが、空き店舗が増えてきていて、このままでは空洞ができてしまう。そのために新たな集客施設が必要だと考えている。メインストリートについては、沿道からの賑わいを生み出す「ほこみち」が指定された。道路を活用した賑わいを生み出していきたいと考えている。 

【委員】
県庁跡地から出島、さらに県美術館もあるため、諏訪神社からの文化的な軸も考えていただきたい。まさにこのストリートのなかでの文化施設は分かりやすい軸線だと考える。 

【委員】
旧市役所跡地の奥には歴史文化博物館があり、旧県庁跡地の先には出島や美術館がある。しかし、現状では歴史博物館に至る道を歩いてみたいと思えない。そこに回遊性など今まで気が付かなかったものが隠れているのではないか。その中で道路整備の方針があることは良いニュースだと思う。旧市役所跡地に新たな文化施設が建設されるのであれば、眼鏡橋までも楽しい道にしてほしい。歴史文化博物館までの道のりも歩きやすく、長崎市内から歩いて行ける距離にコンパクトにまとまっているので、歩いてみたいと観光客、市民の皆さんが思えるようなまちづくりにしてほしい。文化施設単体、観光施設単体ではなく、間の道路も非常に活用価値があると思う。 

【事務局(市民生活部)】
それぞれの会長、委員長からもご意見を頂戴したい。 

【長崎市文化振興審議会会長】
懸念点は2点。建設まで練習場がない中で、ご高齢の方はさらにご高齢に、子どもは成長し、時間が無い状況。これ以上時間をかけていただきたくない。また、計画が停止したことで、資材の高騰や人手不足など状況がよくなる見通しは無いように思う。予算の問題で練習室が減ったり、リハーサル室がなくなると本末転倒。迅速な結論、設計へと進んでいただきたい。 

【長崎都心まちづくり構想検討委員会委員長】
文化施設というのは集客拠点となるポテンシャルを持っている。3点ほど意見を申し上げたい。1点、都心部に賑わいを生み出す施設として何がどこに配置されているか改めて確認したうえで、文化施設の位置づけを考えていく必要がある。例えば、県営駐車場近くには美術館や水辺の森公園、中部下水処理場近くにはスタジアムやブリックホールがある。施設の配置と現状の整理が必要であり、どの部分の回遊性を強化したいのか、という観点での検討が必要。2点目、まちの中での滞在期間を生み出すということは経済的にもメリットがあると考える。鑑賞した方が帰りに食事をしていくなど、そうした場が周囲にあるのかどうか。それが回遊性向上にもつながる。メインストリート整備とあったが、沿道での活動と文化施設での活動が一体化することで相乗効果があるのではないかと考える。周辺施設との連携によって文化施設の機能を最大限に発揮できる。最後に、文化施設の機能の中で「誰もがいつでも立ち寄ることができる開かれた空間」に期待をしている。市民の方が普段使いできる滞留空間はまちの中で大事な場所。文化を広く捉えた観点から賑わいづくりの可能性を考えられると思う。

以上

<議案>第2部 長崎都心まちづくり構想の整備方針について

【委員】
パブリックコメントで示す資料については、本日の委員会資料のような形式か、もしくは別途資料を作成する想定か。別途作成する場合、公表前に委員が資料を確認し意見を述べることは可能か。また、動線の強化・確保について、歩行者用動線を指すのか小型モビリティ専用レーンを指すのか、分かるように明記しないのか。 

【事務局】
パブリックコメントで示す資料は、これまでの議論で積みあげた資料を取りまとめたものを想定している。第5回の委員会においては、パブリックコメントの意見を反映した計画書の素案を提示したいと考えている。また、動線については、回遊性という観点からは歩行者動線を想定していたが、ご指摘の通り、将来的な交通手段となる小型モビリティ等の視点も重要となるため、車道空間を含めた小型モビリティの活用についても示せるようにしたいと考えている。 

【委員】
パブリックコメント前に、公表資料を委員に展開してもらいたい。また、動線について、新たな小型モビリティを盛り込むことができれば、話題性もあり、人を呼び込むことにつながると思うため検討を進めてもらいたい。 

【委員長】
パブリックコメントの資料は、スライド形式で作成された資料になるのか。 

【委員】
体裁については今後議論を行うが、市民が読みやすいような形式を想定している。 

【委員長】
パブリックコメントへの公表前に案を委員に展開してもらえるか。 

【事務局】
ご意見の通り対応させていただく。 

【委員】
あまり間隔をあけずに合同会議を行うという話があったが、合同会議と当委員会のスケジュールはどのような想定か。合同会議がパブリックコメント以前に開催される場合は、その場を活用し、パブリックコメント資料について議論が可能である。開催されない場合は、各委員へメール等にて資料を共有してもらいたい。 

【事務局】
合同会議の日程は未定のため、パブリックコメント資料については、作成が完了した段階で資料を送付する。 

【委員】
目標年次は2050年だと思うが、いつごろまでに何ができるのかということを計画書内に記載することはできないのか。 

【事務局】
現在記載している内容について、実施可能性が高いものや今後要協議のものが混在している状況にある。そのため、スケジュールについては記載が難しいと感じている。 

【委員】
施策が実行された場合、市民にとっては、どのような長崎市になるのかの関心が高いと思うため、可能であれば計画書内に具体的な年次を表現してもらいたい。 

【事務局】
考えなしに記載している整備方針はないため、将来的には実施可能だと認識しているが、財源問題をクリアしなければ具体的な年次を明記することは難しい。 

【委員】
実施中の事業については年次を記載できるのではないか。

【事務局】
実施中の事業については、既に実施されており公表されているため、計画書内に明記することは可能である。既に構想・計画がある事業については、可能なものに限っては年次の明記を行いたい。 

【委員】
Maasなどの交通体系に関する市の考えを教えてほしい。 

【事務局】
バス事業者や長崎電気軌道等とは日頃からコミュニケーションをとっており、整備方針(25)長崎駅⇔松が枝方面をつなぐ公共交通の直通化・(26)路面電車の延伸については、既に協議を行っている。 

【委員】
ソフト面に関しては、情報発信が不十分であると感じているため、何か工夫をしてもらいたい。 

【事務局】
全体で取り組む事業の2.公共交通機関の利便性向上に関して、スマートバス停の増設やスマートフォンと連携したサービスの開発についてはすでに交通事業者が取り組みを進めているところである。 

【委員】
まちづくり構想は、土地利用やハード面の整備がメインとなっているが、都心部全体で取り組む事業については、ソフト施策も含められているように感じる。実際にソフト施策も取り組んでいくのか。取り組む場合はどのような体制で取り組むのかについても教えてもらいたい。 

【事務局】
これから実施する施策だけではなく、既に取り組んでいる施策もあり、引き続き取り組んでいく必要があると考えているため敢えて記載している。特に、6.プレイヤーが生まれ活動しやすい仕組みづくりについては、まちなか事業推進室を設置しており、相談があればすぐに対応できるような仕組みが既に構築されている。また、7.産官学の緊密な連携、8.回遊性向上に寄与する最新技術の積極的な活用、9.先進手法が当たり前となる仕組みづくりについては、長崎市に対して要望が挙がっている内容である。そのため、まちづくり構想において新たに実施する内容ではなく、これまでも取り組んできた内容であり、今後も引き続き取り組んでいく内容である。長崎市としても最新技術を導入しながら各種事業に取り組んでいきたいと考えているが、導入を検討したいという民間企業があれば、その支援体制についても検討していきたいと考えている。 

【委員】
市民目線としては、将来の生活イメージに関する具体例を示してもらえると理解しやすくて良い。 

【事務局】
基盤づくり、仕組みづくりについては計画書に記載するため、計画書全体を通して見ると、市民にも理解してもらえるのではないかと考えている。また、ソフトの取り組みとして、川辺のエリアの(14)長崎駅周辺エリアマネジメントについては、市民がまちづくり協議会を発足し、広場の利活用についての検討を進めている。まちなかエリアの(49)銅座町周辺の社会実験については、銅座川プロムナードの整備により、道路としては未供用だが、市有地となっている土地があるため、これら空き地を活用した市民の取り組みについては、市として支援を実施している。これらのノウハウを活かしつつ、産学官の連携や地元への支援に繋げていきたいと考えている。 

【委員】
全体の将来像を見せるため、パブリックコメントに間に合うのであれば、パースも併せて示してもらえるとよい。インフラ整備の中身だけではなく、人の活動をミクロな視点で見ることも重要であると思うため、資料P7が追加されたことはとてもよいと思う。計画書内の各種文言の表現が適切かどうかについては、今後調整させてもらいたい。 

【委員】
一つ一つの整備内容が市民に理解できるよう、パースやイメージ図を添えて示せた方がよいのではないか。 

【事務局】
最終的な計画書はレポートとして取りまとめる予定であるため、文字だけでなく、既に公表されている資料等を上手く活用しながら、ビジュアル情報も盛り込みたいと考えている。 

【委員長】
事業名のみの記載では、長崎市がどのように変化するのか、市民には伝わりづらいと思うので、各事業で何を実施するのか、それによって長崎市がどのように変化するのか等、分かるような表現をしてもらいたい。例えば、(38)国道34号の歩行者利便増進道路(ほこみち)については、事業の目的は、道路空間を活用した賑わい創出ではないかと思う。そのため、「道路空間を活用した賑わい創出(ほこみち)」のような表記の方が分かりやすい。表現方法については再度検討をお願いする。 

【委員】
資料P7の暮らしのイメージと資料P17を結び付けたような資料があれば、より具体的にイメージがしやすくなるのではないかと思うため、検討してもらいたい。 

【委員】
30年後のまちづくりに向けては、若年層の市外への流出を防ぐことが重要ではないかと思うが、市外へ流出する人は自身のまちへの関心が薄いことが想定される。若年層にまちづくりへの関心を持ってもらうため、SNSの活用等、パブリックコメントの実施手法を工夫した方がよいのではないか。また、駐車場の確保や整備については、まちづくり構想に含まれているのか。 

【事務局】
駐車場の確保については、例えば、松が枝の2バース事業では、埠頭内に大型バス等の駐車場を確保することとなっている。駐車場は確保したうえで、次の段階を検討するという流れを想定しているため特段の記載はしていない。 

【委員】
エリアを4つに区分しているが、このエリア分けに納得しない市民も少なからずいるのではないかと思う。 

【事務局】
エリアの区分については、市民からも概ね納得してもらえるのではないかと考えている。市民と事務局で大きな相違はないと想定している。 

【委員】
整備方針について、実施主体を整理したうえで明記した方がよいのではないかと思う。 

【事務局】
事業主体の役割分担については、明確となっていないものもある。まちの活性化に向けて必要な施策であるということを、国・県・市・民間等の中で共通認識として持ってもらうことが重要であると考えている。そのため、まずは計画書に書き込んでおくことが重要である。実施段階になれば、関係機関と協議の上主体の明確化を図りたいと考えている。 

【委員】
整備方針に記載されている内容を全て市が実施すると勘違いされてしまう懸念があるため質問した。 

【事務局】
実施している事業や構想・計画がある事業については、実施主体を明記することができる事業もあるため、追記できる事業については追記することとする。 

【委員長】
都心部全体で取り組む事業にソフト面が記載されているが、具体的な整備方針に記載がなく、個別の整備方針との関係性が見えづらい。まちづくり構想策定の目的として、1.民間投資、市民参画の活発化、2.公共事業の円滑な進捗の2点が挙げられている。1.の目的達成に向け、まちをよくするためには、どのような取り組みにおいて、民間投資や市民参画を実施すべきか分かるようにしておくことが重要である。例えば、ほこみちが指定された場合、賑わい創出に向け、具体的にどのような取り組みを実施すればよいのか等については、市民からのアイデアを取り入れながら進めていくことになる。各種取り組みについては、国・県・市だけでなく、市民主体のものも出てくると思う。どのような形式でも構わないため、どのような取り組みに対して、民間投資や市民参画が期待されているのか、計画書を通して伝わるような工夫をお願いしたい。 

【委員】
4つのエリアに対する今後の方向性を明確化し、各エリアのブランディングを行うことで、民間投資も促すことができるのではないかと考えている。 

【委員】
経済の再生と定住人口の増加が目的であるとのことだが、定住促進に関しては、子育て世代に関する視点が必要なのではないか。今住んでいる人が市外へ流出したくないと思わせるような取り組みが必要かと思う。例えば、P7の資料で子育て中の女性の視点を取り入れるべきなのではないかと思う。まちづくり構想が全ての年代を対象としているため、対象者全員にメリットがあることが伝わる工夫が必要ではないかと思う。 

【事務局】
子育て中の女性からの視点が抜けているとの指摘について、P7の資料に追加ができないか今後検討させていただく。 

【委員長】
まちづくりについて議論する際には、まず高校生に話を聞くという話を聞いたことがある。これを踏まえると、資料P7には高校生の意見が含まれていないため、追加を検討してもよいかもしれない。また、各エリアの暮らしのイメージは記載されているが、エリア間の回遊についてはあまり触れられていないように感じる。各エリアの特性を回遊して楽しむということを、いかにして生み出すのかということが、市全体の賑わい創出につながると思うため、この視点を盛り込んだ資料にしてもらいたい。 

【委員】
都心を支える郊外部における空き家問題についても、まちづくり構想に記載してもらえるとよい。 

【事務局】
空き家・空き地対策についても重要課題であると認識しており、建築部署が窓口を設けて対策をしている。全ての施策をまちづくり構想に盛り込むことは困難なため、計画書を最終的に取りまとめる際には、関連施策も分かるような構成となるよう検討する。 

【委員】
まちなかエリアの昔ながらの建物が除却されていることが気になっている。 

【事務局】
まちづくり構想は、まちなかを活性化させることも目的のひとつであり、それによって空き家・空き店舗に対する対策にもつながると考えられるため、計画書で読み取れるよう記載を工夫したい。 

【委員】
資料P12に各エリアの方向性が記載されているが、各エリアの方向性に関連する事業や回遊性向上に向けた事業が分かるように整理されているとよいのではないか。現在の資料では、目的と方針が混在しているように感じるため、何のために事業を実施するのか伝わるよう、整理してもらいたい。 

【事務局】
ご指摘の通りである。目的に応じた事業がわかるようにする必要があると思うため、整理の手法等について検討する。 

【委員長】
各事業の末尾に方向性のアルファベットが振ってあるものの、全体をみたときにそれらの関連がわかるように工夫をしていただきたい。 

【委員】
資料P7について、事例として挙がっている9名のうち3名が観光客となっており、割合が高いのではないかと思う。市民の意見の中に観光客との交流の視点が示されるなど、何か工夫をしてもらいたい。 

【事務局】
市民が主役となった記載方法を検討したいと思う。 

【委員長】
今後のパブリックコメントに向け、市民にいかにわかりやすく伝えるための資料とするかという意見が多く挙がった。ビジュアルについてや各整備方針と取組の方向性の関係性等についてわかりやすく示してもらいたい。次に、具体的なこととして、個別の整備方針の実施時期を明記すること、都心部全体で取組内容について具体例も示すことが意見としてあった。次に、構想の目的の明確化や構想のねらいがより伝わるような工夫をすることも意見としてあがっていた。最後に、これまでは章ごとで協議をしてきたが、計画書全体を確認することで気づく点もあると思うため、パブリックコメントより前に委員への資料展開をお願いしたい。 

以上

以上

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