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令和4年度第3回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

更新日:2023年7月25日 ページID:040749

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部 都市計画課

会議名

令和4年度第3回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

日時

令和5年5月31日(水曜日) 13時30分~

場所

長崎市役所5階 第1・2委員会室

議題

取り組み内容と各エリアの方向性について

審議結果

<議案>

委 員:各エリアの位置づけは大きく間違っていないと思う。官民連携の旗印となれるとよいと思う。ただ、P20の各エリアの位置づけの内容のうち、特に1.川辺のエリア・3.岬のエリア・4.まちなかエリアは、将来像まで至っていないように感じる。また、施策も記載されているが、土木部、まちづくり部、建築部の施策に偏っているように感じるため、その他の部署の施策も含めて示してもらえるとよい。

事務局:各エリアの表現については、検討する。施策については、他部署と調整し内容を拡充したい。

委員長:今後は、パブリックコメントが控えているため、市民にとっても分かりやすい計画にすべきである。

委 員:P10~P11にウォーカブルな空間など具体的な事例が示されているが、これらの事例を実行する、長崎市内での具体的な場所を考えているのであれば教えてほしい。

事務局:国道34号については、国交省から歩行者利便増進道路として認定されており、公共空間を賑わい創出の場とするための施策を展開していくこととしている。国道34号沿道の土地利用もこの考えに準じ、都市計画制度を活用しながら検討を進めていきたい。道路を整備するだけではなく、周辺環境も含め、トータルとして魅力向上を図りたいと考えている。

委 員:長崎BizPORTの裏道は、線路をイメージしたレンガ造りやミニチュアのSLの設置、四季折々の花を植える等の事業を行った。その結果、外国人観光客等も訪れるような回遊路になった。1.川辺のエリア・2.海辺のエリアは特に心配していないが、3.岬のエリア・4.まちなかエリアの今後の動向が気になる。3.岬のエリアは長崎市の顔となる国道34号の歩行者空間の整備が重要となる。4.まちなかエリアはまちなか再生が肝となるが、現状あまり進捗がないように感じる。

事務局:ご指摘の通り、事務局としても危機意識を持っている。ただ、まだ間に合う時期であると感じているため、今本構想を策定している。

委員長:花を植えたという事例を紹介いただいたが、国道34号のような大きな通り以外の場所においても、自治会等の協力による小さな取組の積み上げも重要であると考える。基盤と体制を繋げるようなことも考えるべきである。

委 員:観光客の趣味・嗜好は様々であるため、観光客でもどのエリアに行くとどのようなことができるのか分かるよう、各エリアの特徴・特性を分かりやすく表現してもらいたい。また、誘導するアナウンスを充実してもらいたい。

事務局:各エリアにいかにして導くかということは非常に重要な観点である。動線を分かりやすく案内し、快適に移動しやすくする等の基盤整備について、本構想の中に位置づけたい。

委 員:P23の川辺のエリアからまちなかエリアまで回遊させるということは、市役所跡地を通るか、県庁跡地を通るかという2ルートが考えられる。現段階での跡地の整備の方針等が決まっていれば教えてほしい。観光客については、Wi-Fiが重要となると思うが、現段階の計画には記載がないように思う。

事務局:市役所跡地と県庁跡地は尾根になっており、目的もなく歩きたい空間ではないと考えられるため、多目的なものを設置する必要があると考えている。Wi-Fi等については、次回以降の具体的な方策において説明させていただく。

委 員:県庁跡地の活用については、広場、情報発信、交流の3つの機能を持たせた場所にしたいと考えており、さらに交通結節機能や歴史性の両面を考慮した場所としての整備を考えている。今年の夏ごろには暫定的にオープンし、秋以降は多くの方に活用してもらえるような場所にしていきたい。

委 員:ターゲットを押さえて、どのような課題があり、どのような解決策を出すのか具体的に触れてもいいのではないかと思う。

事務局: P11に「広域ネットワークとの接続強化」と記載しているが、都心部以外の人が都心部にくる場合の受け入れという観点での記載となっている。今後は、具体的な事業を書き込んでいきたいと考えている。

委員長:神山委員の意見に関しては、今回答してもらった具体的な取組イメージの前段となる広域連携の考え方も示してもらえるとよいと思う。

委 員:居住者、移住希望者、観光客、通勤・通学者等の様々なニーズがあると思うため、各ターゲットにおける方針や施策を検討することも必要ではないか。広域的に見るのであれば、観光客や市外からの通勤・通学者の意向を、どのように汲み上げるのかという観点が必要ではないかと思う。

委 員:今後、ソフト施策が必要と考えるのあれば、ターゲットを明確にしたほうが良いのではないか。

委 員:現在議論しているのは、市内中心部をまずは活性化させ、その後周辺市町等に波及させていくということであると思う。駐車場の明確な整理をしなければ、車の動線がはっきりしないことが問題である。また、通勤・通学、外国人観光客等の様々な人の動線、初来訪者なのかリピーターなのか等について整理することで、トレンドとして人の動きを把握できるのではないかと思う。

事務局:各ターゲットの動線はあまりに多岐にわたるため、ターゲットごとに構想としてまとめることは困難であると考えている。そのため、様々なニーズを持った方々が、上手く活用してもらえるような動線を整備することが重要であり、必要な動線や公共交通等を整備していきたいと考えている。

委 員:パブリックコメントを視野に入れ、構想においても住む人、働く人、観光客などにとって何が良くなるのか例示を書き込んでもらえるとよい。

事務局:ご意見を参考に分かりやすいものとなるよう工夫する。

委員長:P12に、「長崎にしかない、訪れたくなる、住まいたくなる、働きたくなる価値を高める」と記載されているが、この内容をもっと具体的に示してもらえれば、各ターゲットにとって、まちなかの何がどのように良くなるのかを伝えることができるのではないかと思う。

委 員:P23に示されている、回遊動線の矢印があるが、各所における回遊性向上における課題はどのようなものか教えてもらいたい。さらに利便性を向上させるため、新たな歩道整備をする予定があるのか、どの程度まで検討する予定か。

事務局:人の動線としては、1.駅から市役所跡地を通ってまちなかエリアへ至るルート、2.駅から大波止方面、出島を通ってまちなかエリアへ至るルート、この2つのルートが考えられる。1.については、メインの動線がなく雑多な雰囲気があるため、この改善が重要課題であると考えている。2.については、駅から元船方面に向かう短絡的なルートがない状況にある。重要であるという点とその方向性については、本構想にて示していきたいと考えている。

委 員:川辺のエリアについて、浦上川右岸側がエリアに含まれているが、これは三菱が関係しているためか。

事務局:浦上川右岸においては、今後、土地利用を検討する際の大きな方向性を示しておくことで、上手く活用できていないような土地とならないようにしたいと考えている。

委 員:P14~P15の仕組み作りや体制づくりについて、トップランナーとなるような前向きな事例を多く取り上げているように感じるが、市民活動の活性化を図るためには、トップをあげるだけではなく、裾を広げていくような観点も必要であると思う。Well-Beingだけに焦点を置いた施策のみではなく、サステナビリティ等を考慮した施策等も盛り込んでもらえるとより良いと思う。また、P22~P23のエリア分けについて、将来的なエリアごとの位置づけや展開すべき施策を検討する際に、エリアの部分重複をすることなく完全に区切ってしまっているが、本当にいいのかと感じている。

事務局:まちぶらプロジェクトをベースとし、様々な人脈を広げていくことで、民間としての活躍の場を設け、学とつなげるという取り組みを引き続き行っていきたい。また、空間作りはもう一つの命題であると考えている。時間を過ごす空間が、心地いい空間であるかどうかが非常に重要であると考えているため、市内各所でそれぞれに必要な整備を実施していきたいと考えている。エリアの区分については、あくまで検討しやすさの観点から区分しているだけであるため、実際の事業はエリアを跨いで行っているものもある。

委員長:図としてのエリアの区分の表現としては、多少重なっているような、ファジーな表現にしてはどうか。

事務局:エリアが閉じた空間であるような図の示し方となっているため、外に向かった矢印や周辺のエリアまではみ出したような表現を検討したい。

委 員:P23で取組の方向性が示されており、岬のエリアのみ「メインストリート」と具体的な取組内容が記載されているが、その他のエリアについての具体的な取組はまだ検討されていないのか。

事務局:各エリアにおける、事業のウェイトを考慮して事業を進めていくことになるため、エリアを包括した方向性としての記載となっている。岬のエリアについては、国道34号というメインストリートとその周辺をどのように整備していくかということが主題という捉え方をしているため、「メインストリートの新たな整備」という書きぶりとなっている。

委員長:岬のエリアのメインストリートの新たな整備については、回遊性を生み出すための一つの軸線になっているのではないかと考えている。

委 員:よりスムーズな連携・調整のため、構想に具体性を持たせる必要があると思う。そのためには、行政内においてもうまく連携を図ってもらいたい。

事務局:官民連携や合意形成を丁寧に行いながら事業実施に取り組んでいきたいと考える。

委員長:今回の意見を取りまとめると、一点目が、広域的な位置づけ、ターゲット毎にどういった取り組みができるのかを前段で整理する必要があるといった意見があった。二点目は、エリアの方向性としては、概ね問題ないとのことだったが、将来像を示すような書きぶりにしてもらいたいとの意見があった。各エリアで将来的にどのような長崎ライフを送ることができるようになるのかを明記するとよりわかりやすいと思う。三点目は、各エリアの連携について、回遊性の向上を目指すためには、特に岬のエリアが肝になっているという意見が多かった。次回の検討会では、それぞれのエリアをどう連携させていくのかが議論されていくと思うので整理をお願いしたいと思う。

以上

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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