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令和4年度第2回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

更新日:2023年7月25日 ページID:040748

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部 都市計画課

会議名

令和4年度第2回 長崎都心まちづくり構想検討委員会

日時

令和5年2月9日(木曜日) 10時00分~

場所

長崎市役所7階大会議室

議題

都心部の将来像とまちづくりの方針について

審議結果

<議案>

委 員:P10について、「国道34号が尾根となり回遊を妨げている」との記載があるが回遊に悪影響を与えているような書きぶりのため、表現を工夫してもらいたい。

事務局:ネガティブな印象を受けるため、表現の見直しを行う。

委 員:P9の海辺のエリアに対してどのような方針を考えているのか教えてほしい。

事務局:現在、元船地区や松が枝地区のターミナルで大規模開発または再整備を進めており、松が枝ふ頭では2バース化を推進していることも踏まえ、海の玄関口の役割を位置づけ、駅側とまちなかへの回遊・賑わいを創出するものとして整理したい。

委 員:駅周辺の新しい開発と、従来の中心地である浜町商店街を中心とした開発の大きく2つが進められており、この2つのエリア間の回遊が課題の一つと捉えている。中心市街地の魅力が低下すると回遊は生まれないため、従来の中心市街地の魅力向上が重要である。現在、中心市街地ではどのような取り組みを進めているのか。

事務局:まちなか魅力向上に向けた取り組みは、過去10年間にわたり、「まちぶらプロジェクト」を推進しており、各エリアの特色を顕在化させて賑わいを創出するものとなっている。まだ進行中のものもあるが、まちなかの魅力の顕在化に向けて各種取り組みを行っている。また、まちなかの賑わい創出につながる活動を行う市民や企業に対する支援制度などのソフト面の取り組みを進めている。今後は、住民団体や企業のマッチングや活動環境の整備などの下支えを大切にしていきたい。

委 員:シャッターが降りた店が増えたように感じているが、浜町の活性化の状況を教えてほしい。

事務局:H27から再開発準備組合を設立し、まちづくりの方向性について継続的に協議を重ねており、熟度が高くなったエリアなどでは、再開発事業の検討を進めている。地元の考えとしては、目指す大きな方向性を設定し、まちづくり活動に取り組んでいる。

委 員:付加価値を生む産業や創造の場としての都市のあり方を示すことが難題と考える。長崎の基幹産業をどう選択していくか、という議題に対して他産業との連携などを明記できればより良い計画になると感じた。長崎市は、職住近接型を目指しているようだが、これに加え、交流の拠点としての都市の在り方を考えた際に、長崎市独自のコンパクトシティが競争力を持つことができる、という内容を整理することができると良い。

事務局:長崎で働いてもらう環境を考慮した都心まちづくり構想を検討していきたい。今年の秋には駅ビル、来年には長崎スタジアムシティが完成するため、これらの施設に訪れた人達の流動を促す「目的」をまちなかに形成していくことを目指したい。

委 員:ハード事業を補完するソフト事業をどのように育成し、回遊性に結びつけていくか。また、各取り組みが最終的に雇用と仕事につながる必要があると思うが、本構想は雇用と仕事に結び付けていくのか。また、周辺市町と交流人口をいかに増やすかが課題である。もう一つは、アーケード街の空き店舗・空き地が増加しつつあるため、担い手の確保に努めることで賑わいが生まれるのではないかと考えている。

事務局:ソフト事業について、基盤作りを補完するための仕組みづくりにも努めたいため、都市基盤を支える体制づくり、まちづくり活動や産業の担い手となる人材の発掘や育成などの視点を持って本構想の策定を進めていきたい。産業については、まちを基盤とした多種多様な事業が展開されることにより、新たな産業が生まれる基盤となるまちづくりを進めていきたい。人口については、昼間人口・関係人口を増加させ、まちを活性化させるという視点は重要と考える。

委 員:個人で経営している商店について、廃業後も活用できるような仕組みを作ることで、ある程度の賑わいが確保できると思うがどのように考えているのか。

事務局:行政がやるべきことは、人々をまちなかに呼び込むことであり、人の流動が生まれることで中通りにおける店舗の維持や廃業後の利活用につなげることができる。そのために必要なものを本構想に取りまとめたい。

委 員:浜町周辺の居住者を増やすためには、郊外の居住地から車で通勤するという体制を変える必要があるため、公共交通を便利なものにしなければならない。その方法として、居住誘導区域への移住を促進することが挙げられ、居住誘導区域外に対して何か制限を設ける必要がある。また、人口減少は加速しているが行政サービスは高度化しているため、今後は、周辺市町を含めて広域的にまちづくりを進めていくことも念頭に置いておくべきではないか。

事務局:広域的な人の移動を支える公共交通機関については、以前から取り組みが進められており今後も活発になると考えている。都心部への居住の誘導については、行政として「定住人口の維持」と「都市のコンパクト化」の事業に取り組まねばならない。特に都心部への人口の集積、公共交通の利用促進については以前から取り組んでおり、路面電車沿いの地形が平坦なエリアで土地利用規制の緩和による建物の高度化を図っている最中である。職住近接を図る民間投資を促進する取り組みにも着手しており、具体的な内容については、次回以降の検討委員会でご説明する。

委 員:回遊性の向上を大きな柱として検討していると思うが、長崎市内に限定した回遊性という意味に感じる。もう少し広域的に捉えても良いのではないかと思うが、本構想ではどの範囲までを検討対象としているか。

事務局:市外から人を呼び込むという視点が必要になる。その手法として、MaaSの活用が挙げられる。ただ、本構想の対象はあくまで「都心部」であるため、ハード面の取り組みは都心部に焦点を当て、広域的な観点についての動向などを明記することができればと考えている。

委 員:どのエリアを高度化するのかという視点が必要である。唐人屋敷や銅座などの地区を高度化すると、歴史資源や多様性が損なわれる可能性がある。また、高度化により土地の価格が大きく変化していないという点が中通りなどで空き店舗が増加している一つの要因と考える。どのような居住者や事業者をターゲットにするかは重要である。

事務局:「高度に都市機能が集積」とは単に高い建物を建てるのではなく、「質の高い施設を整備すること」である。「土地利用の高度化」については容積率を上げ、効率的に土地を有効活用することである。この点については、メリハリが重要と考えている。市では、商業地域では決められた範囲内で有効活用していただき、景観形成重点地区などでは制限を設けるという方針を掲げている。

委 員:回遊について、もう少し広域的にとらえてはどうか。

事務局:広域的な交通の観点から言えば、新地ターミナルは空の玄関口とも言えるため、快適な乗り降り、公共交通への乗り継ぎができるような整備を進めたい。

委 員:1点目として、もう少し環境的な観点として、SDGsに関する考えを盛り込んでもらいたい。2点目として、環境という点で雇用を作っていくことも可能だと思われるので、脱炭素やゼロカーボン等の考えを盛り込んでもらいたい。3点目として、交通に関する詳細なデータを提供いただきたい。また、まちづくりや交通に関して、市民のニーズをできる限り反映していただきたい。

事務局:環境に関する視点については、関係課と協議したうえで次回の委員会で示したいが、都市のコンパクト化は都心部のゼロカーボンに関しては効果的である。関連施策についても次回の協議でお見せしたい。

委 員:30年後に交通輸送機関がどのようになっているのか。グリーンスローモビリティなど、今後は車道と歩道のあり方を重要視しなければならない。

事務局:道路の幅員など、将来的に受け入れる体制を整えなければならないと考えている。

委 員:将来像に「賑わいと活力に溢れた」とあるが、何をもって賑わいと活力が溢れていると捉えるのかわかりづらいため、明記したほうが良いのではないか。

事務局:「賑わいに溢れた」とは大勢の人が集まっている状態と考える。「活力に溢れた」とは、経済活動が盛んに行われている状態と考えているが、もう少し具体的なイメージが湧きやすい工夫を行いたい。

委員長:本日の議論の内容をまとめる。一点目は、現状分析等で様々なデータを示しているが関連計画等の整理をしてもらいたい。特に、交通面と環境面で多数のご指摘をいただいた。また、回遊性の範囲、広域性の観点が必要と考えるため、近隣の市町を見据えた都心部のあり方を検討していただきたい。二点目は、将来像について、「高度な」「賑わいと活力」等の表現が、市民や事業者にとってはわかりづらいため、意味や意図が伝わりやすい表現に工夫してもらいたい。将来像の中に、エリアの多様性や集まる人の多様性などの観点も含めることができるとよい。また、創造性やウォーカブルなどの様々な活動、人に着目したキャッチフレーズが出来上がると良いと感じた。三点目として、浜町周辺など、具体的なエリアについてご指摘をいただいた。これについては、次回の協議で議論する内容となっているため、引き続き検討を行っていきたい。

以上

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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