ここから本文です。

令和4年度第1回 長崎市都市再生整備計画事業評価委員会

更新日:2023年7月25日 ページID:040737

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部都市計画課

会議名

令和4年度第1回 長崎市都市再生整備計画事業評価委員会

日時

令和5年2月1日(水曜日)13時00分~

場所

長崎市役所5階第4委員会室

議題

(1)「都市再生整備計画 長崎市東部地区」および
「社会資本総合整備計画 くらしやすく安心安全なまちづくり」事後評価について
(2)「都市再生整備計画 まちなか地区(第2期)」事後評価について
(3)「都市再生整備計画 長崎駅周辺地区」事後評価について
(4)「社会資本総合整備計画 市街地に身近な快適で安全な空間づくり」について
(5)その他意見・講評

審議結果

〇主旨
各事業課で取りまとめた事後評価が適切であるか審議するもの。

〇結論
都市再生整備計画および関連する社会資本総合整備計画の事後評価については、指標の設定や市民への公表・周知の仕方に工夫や検討の余地はあるものの、評価の手続きは適切に実施されており、事後評価の結果は妥当であることが確認された。 

〇主な意見
(1)「都市再生整備計画 長崎市東部地区」および「社会資本総合整備計画 くらしやすく安心安全なまちづくり」事後評価について

(副委員長)指標と整備内容の因果関係が分かりにくい。他の要因によって評価が変わる可能性も ある。受益者になるべく近づき総合的に見てほしい。

(市)東長崎土地区画整理事務所としても因果関係がはっきりしない点や他の要因によって評価が変わる点を懸念し、受益者の意見を聞くべく個別のアンケート調査を行った。

(副委員長)例えば、中里ふれあい公園を造るプロセスで住民の意見を聞く機会等はあったのか。その協議の先に今後の公園の活用方法に係る話合いの場に繋がったかどうかもお聞きしたい。

(市)自治会の方と何度も整備内容について協議を行い、整備段階でも情報を共有しながら公園を造り上げた。その後の活用についても、イベント時等お互いに情報共有できる関係を維持している。そういった内容も評価シートに盛り込みたいと思う。 

(副委員長)整備した公園が避難場所としてハザードマップに反映出来ていれば達成されたことのひとつとなる。まだであれば、それを今後の改善策に出来る可能性がある。

(市)反映できているか内容を確認し、その中で評価が出来るのであれば、検討する。 

(委員)アンケート結果説明の際、清藤地区で新幹線の騒音に関する意見があったが、貴重な意見だと思う。書いた方の認識を受け止めることは可能なのか。また、防音壁の設置についてはどのような状況か。

(市)防音壁は全て設置しているが、30 分に 1 本程度住宅の真上を走るため結構な音がする。アンケート結果を含め、JRおよび新幹線の鉄道・運輸機構に情報提供して改善を求めていく。

(委員長)地区の魅力を地域の人にアピールし、居住者に誇りを持ってもらえるようにしてもらいたい。評価シート原案の公表について市民の意見「なし」は、あまりに寂しい。

(副委員長)閲覧数はわかるか。閲覧数が増えなければ意見も集まらないと思う。

(市)56 件に留まっている。大きな課題であるため、公表方法については今後検討を行う。

(2)「都市再生整備計画 まちなか地区(第2期)」事後評価について

(委員)指標について、歩行者交通量や出島の入場者数は、コロナの影響があるため目標値を達成できないのは当たり前だと思う。
また、まちなかの人口が横ばいであることは、まちなかにマンション等が増え、住む場所が増えたため当たり前だと思う。見直しを含め適当な評価指標を設定すべき。

(市)指標については、国の考え方もあり、当初の目標を固定して計画を進めてきた。
まちなか人口の比率については、業者などが「マンションを建設したい」「まちなかへ投資を行いたい」と思うような都市環境を作ってきた結果だと考えている。 

(委員)アンケートの問いかけを考えていくべき。「効果があったと思いますか」の問いに対しては、「効果はあった」という回答を誘導する聞き方になっている。質問項目の文言や、個別の事業ごとにアンケートを行うなど工夫していただきたい。

(市)今後アンケートを行う際には、項目の尋ね方にも気をつけていきたい。

(委員)公共交通で街を移動する人の動きを捉えてみると全体の動きが見えるのではないか。
東京では、携帯の端末を追いかけてどのような動きをしているかが速度でわかるという技術も使用されている。公共交通も視野に入れて検討を進めていただきたい。

(市)回遊性を高めるためには、様々なモビリティを活用することも必要であると思う。助言いただいた調査方法は、まだ利用金額が高い。新たな動向も踏まえながら検討する。 

(副委員長)路面電車の乗り換えポイントが増え、積極的に活用している人もいるので、そのデータを取るだけでもわかってくると思う。電気軌道に相談してみるのも手ではないか。

(委員)近距離交通は大切だと思う。交通網の整備や工夫で市内でも交流ができるようになるといいのではないか。

(市)今後は、歩くことを基本としつつ、公共交通を活用しながら回遊性を高めていきたいと考えている。今回のアドバイスを参考に、引き続き公共交通の活用も併せて検討していきたい。 

(委員)駅周辺の超短距離移動手段として、シェアサイクルやシェア電動キックボード等があれば回遊性が高まるのではないか。様々な移動手段を取り入れて一つの観光の魅力になるのは面白いと考える。

(市)様々な公共空間、拠点施設をどう結んでいくかが今後の課題と考えている。様々なモビリティを活用し、回遊性を高めていくこと等も考えていきたい。 

(委員長)観光地周辺の道路は、危ない部分が多いので、警察等と連携して確認していただきたい。また、まちなかの高層化の問題は、消防法が対応しているかなどを含めて確認を行ってほしい。

(市)ご指摘については、確認等を行っていく。

(3)「都市再生整備計画 長崎駅周辺地区」事後評価について

(副委員長)指標である駅前商店街の歩行者通行量について、休日に限定しているのは何故か。平日でも昼食等でお金を落とす人がいて、経済効果もあるので排除しなくて良いと思う。

(市)賑わいを考えた時、通勤通学者を極力含まない方が良いと考え、休日の値を採用した。
平日のデータもあり、休日同様コロナの感染拡大に伴い減少している。 

(副委員長)駅前が未完成だが、周辺道路を整備した時の効果を、どう考え、どう計測しようとしているのか。対応した指標が見つからない。

(市)駅近辺の道路の使い方についてはほぼ完成している。評価方法については人や車の通行量で測る形になると思うが、どういった方法で見ていくかは考える必要がある。

(副委員長)区画整理の面整備ができると、国道の交通量減少に寄与するなど、交通混雑が解消されることも効果の評価になる。単純に交通量が増えたという評価にすべきでは無い。
整備道路付近の駐車場利用数を計測すると、利用者の増加がわかりやすいと思う。 

(副委員長)駅西側広場の社会実験では何を目指していたか聞きたい。

(市)どのようなイベントができるのか、イベント時に人の動線がどうなるのか、ベンチや机・椅子の配置計画や、何をやれば、どのような人達が集まってくるのか等検証した。

(副委員長)広場の利活用の具体策を検討して成果が得られた点も記載できるのではないか。

(市)記載することとする。 

(委員)社会実験について、今後も長崎駅で広場を利用したイベントを定期的に行うのか。

(市)長崎駅西側の広場が完成したり、新幹線開業で人が増えたりしたことで、事業者からイベントを開催したいと相談があっている。東側の整備が進めば同じように行っていきたいと考えている。

(委員長)長崎駅は長崎の核になる場所なのでアピールしてほしい。長崎駅舎から港が見えることを宣伝し、市外から長崎市に来たくなるようにしてほしい。

(市)県の協力もあり、駅舎から港が見えるような整備ができた。行政視察やニュースやテレビ番組等でも現地をアピールしている。引き続きアピールしていきたい。

(4)「社会資本総合整備計画 市街地に身近な快適で安全な空間づくり」について

(副委員長)出島メッセの利用者数・利用件数の結果をみると小規模利用が増えていることがわかる。本結果を分析することで、利用促進のための方策を打てる気がする。

(市)コロナの影響で人数制限での開催や、分散開催を余儀なくされたといったところも要因としてあるかもしれないが、ご意見を参考にさせていただく。

(5)その他意見・講評

(委員)2次交通への乗り換え・情報発信機能の強化についてはMaaSの活用や九州MaaSとの連携は考えているか。

(市)公共交通対策室で地域公共交通計画をもとにバスの再編等を行っている。MaaSの活用というのも公共交通の利用促進・利便性向上のひとつの施策として検討している。 

(副委員長)コロナの影響を受け達成できない指標ばかりだと思うが、国が柔軟な指針を示されていないのか。

(市)現時点では国から指針は示されていない、指針が示され次第、委員の皆様にもお知らせしたい。 

(委員長)建物の修景(まちなみ整備事業)について、八坂町は範囲に含むべきだと思う。
区域から3軒離れている物件を相談したが認めてもらえなかった。もう少し柔軟な区域設定を行ってほしい。

(市)担当課に意見を伝えるようにする。 

(委員)市民が日常的に感じている問題を吸い上げる仕組みは整っているのか。

(市)市民意識調査で、多岐にわたる項目があって集中的に吸い上げている状況である。

(委員)アンケートに回答して出すといったただのタスクとなっており、困った時に気軽に相談する行先がない。SNSを活用して困っている市民の意見を吸い上げる仕組みはあるのか。横のやり取りは難しいのか。

(市)どこに電話したら良いかわからない方向けにコールセンターを設けており、担当部署を案内している。SNS含め市HPにも意見を伝えることができる仕組みを整えている。 

(委員)具体的な固有名詞(公園名等)を絡めて発信する等、市民が意見しやすくなる・興味を持ってくれるような公表の仕方・工夫が必要だと思う。
地区ごとに意見を募集する本計画が、正攻法では吸い上げられないような意見を吸い上げることができるような機会になれば良いと思う。

(副委員長)LINEを活用して本計画の周知を行うことも効果的ではないか。SNSの性質に合わせた情報発信をしていくことが必要だと思う。

(市)今後の参考にさせていただく。 

(副委員長)指標の設定がうまくいっていないものもあると思う。意図をもって戦略的に指標を検討する場があると良い。

(委員)ウィズコロナ時代に合った指標の設定方法は考える必要があると思う。

(市)今回は特にコロナの影響が大きく出てしまった。指標についてはこれまでの事例を参考にしながら、考えていきたい。

以上

〇本委員会で審議いただいた各整備計画の事後評価結果については、下記URLからご覧ください。

長崎市HP「都市再生整備計画関連事業」

https://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/660000/665000/p005573.html

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ