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令和4年度第1回 長崎市移動等円滑化推進協議会

更新日:2023年7月25日 ページID:040735

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

土木部 土木企画課

会議名

令和4年度第1回 長崎市移動等円滑化推進協議会

日時

令和5年3月28日(火曜日)10時00分~

場所

長崎市役所7F 大会議室A・B・C

議題

(1)第2期バリアフリー特定事業計画の概要
(2)第2期バリアフリー特定事業計画の令和4年度実施状況
(3)その他(附置義務条例の改正について)

審議結果

(会長)
それでは、議事に入りたいと思います。
本日の議題は、会議次第に記載のとおりでございます。
それでは、事務局から⑴「第2期バリアフリー特定事業計画の概要」及び ⑵「第2期バリアフリー特定事業計画の令和4年度実施状況」について、説明をお願いします。

(事務局)
⑴及び⑵の説明

(会長)
事務局ありがとうございました。
ただいま事務局から説明がありました、「第2期バリアフリー特定事業計画の概要」及び「第2期バリアフリー特定事業計画の令和4年度実施状況」について、何かご意見やご質問はございませんでしょうか。

(会長)
最後に説明された35ページのグラフについては、令和7年度が100とした時の令和4年度時点の実施状況という意味でしょうか。

(事務局)
はい、その通りでございます。

(会長)
公園の特定事業については100%となっておりますが、今後は他に事業をやらないということになるのでしょうか。

(事務局)
令和7年度までに実施予定として、事業者より回答をいただいている件数は1件でしたので、その事業が完了し100%となっておりますが、この事業以外にもそれぞれ基準に基づいた改善等は行っていくことになります。

(委員)
都市公園が100%となっておりますが、資料6.には川口公園の特定事業は今後実施する予定になっていると思います。そのため、都市公園の実施率は100%ではないのではないでしょうか。

(事務局)
今回の計画では令和7年度までに実施する事業の進捗率をまとめておりますので、川口公園の事業については今回の期間以降に実施するものであるため、進捗率には含めておりません。

(委員)
8ページから12ページにかけて記載があるエスコートゾーン設置事業についてですが、結果としては8ページに記載があるように白いエスコートゾーンを設置したとなっているかと思いますが、9ページ以降に記載がある法指定踏切について説明とエスコートゾーン設置の関連性がよくわかりません。全体を読めば、安全対策として誘導用ブロックを設置したことがわかりますが、8ページが結論で9ページ以降は付帯資料で、車椅子の方などの意見やその他の利用者の意見も収集して対策を行っていることを説明している資料ということでよろしいでしょうか。

(事務局)
委員ご指摘の通り、最終的には皆様が安全に通行できるように改善していることを説明する資料で、付帯資料として、この場所が法的に指定されている踏切であるということがわかる説明資料を入れさせていただいております。

(委員)
法律の説明がありまして、対策前と対策後の状況もわかりますが、最終的には視覚障害の方のために誘導用ブロックを設置しているが、車椅子利用者からすると不都合になる場合があるので、車椅子利用者や他の利用者の意見も収集してこの対策に至ったという説明資料でよろしいでしょうか。全体の構成がわかりにくいです。

(事務局)
説明不足で大変申し訳ございません。
委員ご指摘のとおり、いろいろな立場の方がおられますので、それぞれの立場からの意見を頂き、改善を行っているという説明資料になります。

(会長)
この場所だけが法指定踏切になるため、詳しく説明しようとした結果が、現在の説明資料の構成になったということで、視覚障害者や車椅子利用者などの意見を取り入れて対策をされているということですね。

(委員)
国土交通大臣が指定している法指定踏切について、イメージが掴めていないですが、松山と大橋の踏切で対策を実施してもらったことは、ありがたいことです。誘導用ブロックについては、高齢者の方や車椅子を利用されている方から雨天時に滑りやすいなどの意見を聞くこともありますが、そのなかで今回は実際に現地で検証いただいて、設置をしていただいたということですが、この2か所以外の踏切以外でも対策を実施する予定はございますか。

(事務局)
現時点で法指定踏切として指定されている踏切は松山・大橋の2か所になります。指定はされていませんが、西町の踏切に段差があったため、段差の解消を実施したことがあります。法指定されていない踏切についても、対策が必要なものについては、何かしら対処していきたいと考えております。

(委員)
我々のような視覚障害者や他に障害をもつ方に支障になるということであれば、対応をしてもらえるということでよろしいですか。

(事務局)
支障があるということであれば、現場を確認して、場合によっては当事者と話をして何かしらの対応策を検討していきたいとおもいます。ただし、軌道の溝幅の変更など、物理的に対応が不可能なこともありますので、対応ができるものについては取り組んでいきたいと思います。

(委員)
もう一つよろしいでしょうか。長崎市はこうやって手厚くしていただいているかと思いますが、私電を抱えている他の自治体等もこういった事例があるのでしょうか。

(事務局)
バリアフリーの推進については、全国的にも取り組みが行われていると思いますが、長崎市はバリアフリーマスタープランと基本構想を策定しており、その流れで特定事業計画まで取りまとめをおこなっています。特にマスタープランについては、策定している自治体も少ないことから、長崎市は先頭に立ってバリアフリーの推進を行っている市町村になるかと思います。

(会長)
国の基準に基づいて、国土交通省から通達が全国に出されていると思いますが、長崎市は先んじて対策等を議論しているということだと思います。

(会長)
ほかに意見等がございませんようでしたら、次の議題に移りたいと思います。
⑶その他、附置義務条例の改正についてということで、事務局より説明をお願いいたします。

(事務局)
⑶について説明。

(会長)
ご説明いただいた附置義務条例の改正について、ご意見がある方はお願いたします。

(委員)
長崎市内にある駐車場は料金が高いということをよく聞きます。市のほうで対応いただくことは難しいと思いますが、国土交通省や商業を担当している所管省庁から、料金設定について関りをもつことはできないものでしょうか。

(事務局)
駐車場の駐車料金についてですが、市の駐車場や民間の駐車場などそれぞれあると思いますが、民間の駐車場については施設を利用される方の駐車場や、営利目的の駐車場事業として実施しているところなどが、それぞれあるかと思います。駐車料金については、土地の価格に応じて設定をされていたり、業務を継続していくうえで必要な価格を設定されていることと思いますので、行政でその金額について何か意見するということは難しい状況です。一方、市の駐車場についても路上駐車対策のためいくつかございますが、市の駐車場の料金については、民業圧迫にならないように、民間の駐車場の料金と整合性を図りながら、料金設定を設定しているようです。どこの駐車場と比較しているのかは把握できておりませんが、業務を行うにあたっての状況や土地の価格等を考慮しながら設定されているものと思われます。

(委員)
車いすの方の駐車区画は、どのくらいの割合で設置を指導することになりますか。例えば10台に1台であるとか。しっかりと設置をしてもらえるということでよろしいでしょうか。車いすの方の駐車区画をなくすという話ではないですよね。

(会長)
資料3.の説明資料によると、車いすを利用する方などのための駐車施設の設置を義務化したとなっています。

(事務局)
これまでは、一定規模以上の建物に対してのみ、車椅子を利用する方の駐車施設の設置を義務付けていました。今回の条例改正は少なくとも1台は必ず車いすを利用する方などのための駐車施設設置を義務づけたものになります。

(委員)
できるだけ車椅子を利用する方などのための駐車施設を増やそうとされているのですね。現状としては健常者が利用されていたりして、必要とされている方が駐車できないことも多い印象です。アナウンス等で身障者用の駐車区画である説明をされていますが、なかなか減らない状況です。

(会長)
アメリカでは障害者用の区画には駐車することができないと意識付けがしっかりされています。
委員ご指摘のとおり、たまに健常者が障害者用の区画に駐車されることもあると思いますので、そういうのに対してソフト的に啓発活動などを行っていくことが重要であるかと思います。特定事業計画の中にもありますが、ハードだけではなくソフト面についても、バリアフリーの環境を作っていかなければならないといけないと思います。

(委員)
資料5.の公共交通8番は十八銀行本店前の電停のことだと思いますが、事業化検討となっていますが、とても危険な箇所であると思います。歩道はありますが信号機がなく、車を運転する場合も危なく、歩くのも危ないですが、今後事業化検討をされるということでどのような計画になるのか、また、検討するということは無くなる可能性もあると思いますが、どのようなお考えかお聞かせください。

(委員)
ご質問頂きました電停については、新地中華街の電停でございますが、特に修学旅行生が多い時または観光シーズンはお客様が停留場からあふれて、車道のほうにもというところで認識しております。この件については、長崎市の公共交通対策室と協議をさせていただいております。どういった対策を行えば、お客様があふれることを解消できるかということで、例えば電停を広くしたりするということであれば、長崎市さんの歩道拡幅が必要になってくるかと思います。それから、停留場の形状を変えようという計画もございます。ただ、そうなってくると停留場と併設されている横断歩道がありまして、そちらも併せて移設ができないかを検討しておりまして、こちらについては県警さんとの協議が必要となってくる状況です。まだ具体的にどういった形状にするかと解消方法については決まっていませんが、継続的に協議を行っています。
ソフト面の対策としては、もともと新地中華街は、ここで乗り換えというのをやってございました。たとえば長崎駅から大浦、グラバー園に行かれるお客様は必ず新地中華街で一旦降りて、乗り換えをしていただくため、一極集中になっておりました。こちらを長崎駅から市民会館のほうへ誘導して、市民会館で乗り換えをしていただき、お客様を分散化するソフト面の対策を行っています。
したがいまして、委員よりいただいたご質問についてはもうしばらくお時間頂きまして、どういった形になったかをご報告させていただければと思います。

(委員)
先ほど委員のご質問に関連しますが、私は本業として公共交通機関の運営を行っておりますが、身体障害者手帳をお持ちの方は減免措置があります。公共交通機関には減免措置はありますが、公共駐車場もありますか。確認したかったのが、移動等円滑化ということで、身体障害者手帳をお持ちの方に対して公共交通機関は経済面の支援をするため減免をしている状況ですが、公共の駐車場や民間の駐車場の減免状況はどうなっているのか、またそういったところについて、事務局はどういった考えをお持ちかお聞かせください。

(事務局)
長崎市の市営駐車場については、4時間までですが半額の減免措置がございますのでご紹介させていただきます。

(委員)
ほかにも指定管理にだしている市の施設があると思いますが、すべての施設で減免施設があるわけではないのですか。

(事務局)
すべての施設かどうかは確認がとれておりませんが、ほとんどの施設で減免をしているはずです。新庁舎の駐車場についても減免をしています。

(委員)
そこのご確認をお願いします。大型商業施設などの身障者に配慮されている施設については、利用額の減免措置についてもご配慮いただけるようにお願いしていくということで、移動等円滑化を推進することも視野にいれていただければなと思います。これについては意見です。

(事務局)
ありがとうございました。市の施設についてはすべて、利用額の減免があるか確認したいと思います。

(会長)
以上で本日の協議会の内容については終わりになります。本日皆様に頂いた意見としまして、松山・大橋踏切の法指定踏切について関係する方と現地で立会いバリアフリー化を実施したことについて事務局より説明がありました。三好委員から川口公園と十八親和銀行前の新地中華街電停について質問があり、電停の件については長崎電気軌道の向委員より、長崎市と警察と3者で検討しているという説明がございました。そのほかにも駐車場に関しては、身障者に関する減免措置の制度について意見があり、どこにどのくらいあるかは、市の施設については事務局が確認することとなりました。また、減免措置のある駐車場についてはお知らせできる仕組みがあれば良いと思います。
今日の審議内容については、いまのようなご意見がありました。
次回は第2期バリアフリー特定事業計画の令和5年度の進捗状況について、審議がなされる予定です。本日の資料を基に、令和5年度もどれだけ進捗したのか行っていけば令和7年度までの進捗状況がきちんと見えてくるかと思います。また、今日の資料の中にもありましたが、改修前はこんな状況だったが、こういう風にバリアフリー化していますという資料を公表することで、市民の方の啓発活動にもなるかと思います。
本日、委員のみなさまから出されましたご意見を踏まえながら、次回の協議会に向けて進捗状況の取りまとめを行っていただきたいとおもいます。
以上が、本日の議題ですがよろしいでしょうか。それでは事務局へお返ししたいと思います。

(事務局)
ありがとうございました。先ほどの話ですけれども、どうやって啓発活動を行っていくかは検討していきたいと考えています。
連絡事項ですが、令和5年度の人事異動等により、委員の変更が生じる場合は、事務局へご連絡をお願いいたします。また、令和5年7月には2年に1回の委員の改選を行います。手続きについては、おって事務局よりご連絡いたします。
次回の協議会は1年後の令和6年3月ごろを予定しておりますが「第2期バリアフリー特定事業計画の令和5年度の進捗状況」について、ご審議いただきたいと考えております。

(事務局)
本日は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
最後にまとめていただきましたように、ハード事業だけでなく、ソフト事業も手厚くという意見があったかと思います。ご意見を踏まえまして、反映できるところは反映していきたいと考えております。たとえばHPにいろいろな情報をのせておりますが、その中に掲載することができるのではないかなとこの会議の中で思いました。引き続き、行政だけでなくて、もちろん事業者様のご協力をもって、よりよくバリアフリーの推進を行っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。本日はお忙し中、大変ありがとうございました。
これをもちまして、令和4年度第1回長崎市移動等円滑化推進協議会を閉会させていただきます。
本日は、ありがとうございました。

(委員)
もう一点よろしいでしょうか。
市役所のエレベータについてですが、大分改善されましたが、エレベータの待ち時間が長いですよね。今日も2階、3階、4階を利用されるかたがエレベータに乗って来られて、結構混雑もしますし、西口にエレベータがあることをご存じない方もいます。エスカレータに乗ってくださいとか西口のエレベータをご利用くださいというのは、1階に標示してありますでしょうか。

(事務局)
確認させていただきます。そういった案件が多数ございますので、関係課へも改善するように伝えておきます。

(委員)
関係課には私もたくさん言っています。具体的になにをやるという方針が全くないので、今日の私の気づきとして、4階までのお客様はエスカレータをご利用くださいと、もちろんエレベータでしか上がれない人もいると思いますのでそれはしょうがないことですが、西口にもエレベータがございますのでご利用ください。などをやっていただけると待ち時間も少なくなるのではないかと思います。関係課含めて、市役所内の誘導なので、よろしくお願いいたします。

(会長)
1月に移転したばかりで、なかなかまだソフト面の整備がなされていないということで、バリアフリーにまつわることだと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

※1 エスコートゾーン:道路を横断する視覚障害者の安全性と利便性を向上させるために横断歩道上に設置され、視覚障害者が横断時に横断方向の手がかりとするための突起体の列のこと。
※2 特定事業:特定事業は、基本構想における生活関連施設、生活関連経路等のバリアフリー化を具体化する事業で、「公共交通特定事業」、「道路特定事業」、「路外駐車場特定事業」、「都市公園特定事業」、「建築物特定事業」、「交通安全特定事業」、「教育啓発特定事業」に分類される。
※3 重点整備地区:バリアフリー化事業を実施することが特に必要と認められる地区で、バリアフリー法第2条第1項第24号に地区の要件が示されている。
※4 重点整備地区:バリアフリー化事業を実施することが特に必要と認められる地区で、バリアフリー法第2条第1項第24号に地区の要件が示されている。
※5 特定道路:移動等円滑化が特に必要なものとして政令で定める道路法による道路のこと
※6 カルテ踏切: 緊急に対策の検討が必要な踏切のこと

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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