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令和4年度第2回 長崎市恐竜博物館運営協議会

更新日:2023年5月8日 ページID:040383

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

生涯学習課恐竜研究所

会議名

令和4年度第2回 長崎市恐竜博物館運営協議会

日時

令和5年2月10日(金曜日) 10時00分~

場所

長崎市庁舎5階 第4委員会室

議題

1 令和5年度事業計画書について
2 その他

審議結果

1 令和5年度事業計画について

〈事業計画について説明〉

(1)来館者満足度について

【委員からの意見】
・来館者アンケートの満足度を諮る項目で「大変満足」と「やや満足」が半数を占めているが、「やや満足」という表現をどのように評価したらよいのかがわからず、分析しづらかった。また、「年に一回は来たい」と回答した来館者に「年に数回来たい」と思ってもらうように、リピーターの獲得に向けて頑張ってほしい。
・公園に木陰を作ったり、外でのイベントを充実させたりすることができれば、アンケートにもある「野母崎地区で使用した金額」が増えるのではないかと感じた。
・ペンギン水族館は生体の展示で日々の変化がわかりやすいが、恐竜博物館は標本の展示が中心となっているため、変化がわかりにくいと感じている。ペンギン水族館にもレクチャーしてもらいながら、真似できそうな部分を取り入れてはどうか。
・地元としても野母崎を訪れる人が増えたことをうれしく思っているが、公園や駐車場の利用についてのクレームがあったのかを知りたい。
・滞在時間を増やして見学をしてもらうための長期的な展望はあるか。
・リピーターの獲得のために年間パスポートを導入してはどうか。

【事務局からの回答】
・リピーターの獲得やアンケートの満足度が「大変満足」だけで50%を超えるように、企画展の充実化だけではなく、企画展を開催していない期間についても、ワークショップやイベントなどを充実化させていくことで、来館者の滞在時間の長期化を図り、満足度を高めたいと考えている。また、ペンギン水族館とも連携しながら、良い部分を参考にしていきたいと考えている。年間パスポートについては現在も実施しており、引き続き、コアなファン層を獲得していきたいと考えている。 

(2)将来的な整備について

【委員からの意見】
・今年度は多くのイベントを実施したことで、野母崎を訪れる人が増えたと実感している。しかし、アンケートでは滞在時間が1時間未満の方が多く、一度でも飽きられてしまうと人は戻ってこないことから、少しずつでも良いので、長崎市も5年先や10年先を見越した予算措置を検討してほしい。

【事務局】
・市としても国の補助金なども利用しながら、できることから少しずつパークを充実化させていきたいと考えている。 

(3)企画展について

【委員からの意見】
・夏の企画展は恐竜のロボットということで子供たちに喜ばれる内容だと感じた。
・夏の企画展は恐竜の食性に注目した企画として面白いと感じたが、ジオラマ背景は学術的に破綻している。影の主役である餌、植物に関して、古植物学的に不正確な内容も含まれていたため、専門家による監修を受けて改善していただきたい。
・秋の企画展は、恐竜博物館の企画展で、ペンギン水族館とのコラボ企画ということがわかるタイトルにしなければ、来館者の関心をひかないのではないかと感じた。これでは市民は行かない。「ペンギンって恐竜?」のような副題があった方がよいのではないか。
・空想画家の作品はペンギンとは何も関係がないようだが、恐竜とは何か関係があるのか。このままでは、企画展示室で恐竜とは関係ないものが展示されており、常設展示室と同等程度の金額を支払ってもらうというのは難しいのではないか。
・次年度の2つの企画展に化石が一点も展示されないため、長崎市にとってそれで良いのかが疑問である。

【事務局】
・夏の企画展については、企画会社とも協議しながら学説との整合性を図っていきたい。秋の企画展についてはご指摘を踏まえて再考したい。なお、秋の企画展は、長崎市の仕様書にある「特定の生き物の進化」に着目した企画であり、恐竜との関連についても展示したいと考えている。今年度に実施した「アフターマン」という企画展の実績から、絵画を取り入れた内容が有効だったと認識しているため、空想画家には企画趣旨にあうものを製作してもらう予定である。
・次年度の企画展に化石標本が1つもないというご指摘については、市としても重く受け止め、企画展の内容を精査したうえで承認したいと考えている。 

(4)ワークショップについて

【委員からの意見】
・現在のワークショップでは未就学児に対しては効果的だが、小学1年生以上の参加者には物足りないと感じている。もう少し高レベルなものも実施していただきたい。
・ワークショップや講座の参加者は、恐竜等への関心が比較的高い方だと思われるが、4割強の方の満足度が「普通」となっているのは改善すべきだと感じた。

【事務局】
・ワークショップについてはスタッフの研修などを通して内容の充実化を図りたいと考えている。また、民間事業者によるワークショップの活用も検討したいと考えている。 

(5)恐竜博士育成講座について

【委員からの意見】
・恐竜博士育成講座の参加者は、費用を支払って講座を受講し、修了したら恐竜博士と認定され、希望者にはボランティアガイドをやってもらうと書かれている。博士認定を希望しない方に対しては、別途試験を受けてもらい、知識を養った上でボランティアガイドをやっていただくようになっているだが、このような内容で参加者は喜ぶのか。

【事務局】
・教育養成プログラムの参加料は、一回当たりの消耗品や備品などの購入に充てるもので、ボランティアガイドについては講座修了者からの希望が多数あった。なお、ボランティアガイドについては、当館の学芸員が補助しながらガイドを体験していただくもので、来館者対応を業務として請け負っていただくようなものではない。 

(6)学習支援について

【委員からの意見】
・学習支援の出前講座については学校に限られ、学童などは対象外になるのか。

【事務局】
・当館の人的体制などを考慮する必要があるが、出前講座については学童も含めて検討していきたい。 

(7)ナイトミュージアムについて

【委員からの意見】
・ナイトミュージアムは良い取り組みだと感じたが、運営や戦略が良く分からなかった。何をするのかわからない。
・ナイトミュージアムについては、申請者が1時間借りる費用を支払い、子供たちを無料で入館させることは可能なのか。
・ナイトミュージアム開催時の明かりが周辺環境に与える影響について、地元から意見があっていると思うが、説明は終わったのか。

【事務局】
・ナイトミュージアムは個人による貸し切りと旅行商品としての実施という2つの形式を考えている。個人による貸し切りは記念写真の撮影などで今年度も好評だったため、次年度も実施したいと考えている。旅行商品については、今年度の実証実験によって、旅行会社からも商品化が可能であるとの回答が得られたため、次年度に実施したいと考えている。なお、ナイトミュージアムは、ナイトタイムエコノミーという長崎市の取り組みに準じたもので、夜間の当館の魅力を高めるものとして今年度から取り組んでおり、次年度も発展させていきたいと考えている。将来的には、夏季休暇中など、一定期間の開催が実現できれば良いと考えており、長崎の夜の活用をオール長崎で実施していきたいと考えている。
・申請者が1時間貸し切った場合、子供たちを無料で入館させられるのかというお尋ねについては、臨機応変に対応していきたいと考えているが、この事業の収益の9割が利用者還元に充てられるため、そういった部分での対応も検討していきたいと考えている。また、1時間に100人が利用する場合は、1時間に一挙に入館すると混雑が予想されるため、入館のタイミングを少しずつずらすなどの工夫をすることで、実施が可能だと考えている。そのため、そのような場合にも貸し切り制度をご活用いただきたい。
・夜間開館時の明かりの影響については、ご懸念がある方に対して、明かりの影響をいつでも調べられるように、夜間点灯が可能であることを南総合事務所を通じて伝えている。また、そのような対応時には積極的にお話もさせていただこうと考えている。 

(8)バリアフリーデイについて

【委員からの意見】
・バリアフリーデイは良い取り組みだと感じたが、普段から来やすい環境も整えていってほしい。

【事務局】
・コロナ禍による影響で来館者には1時間での見学と退出を促してきたことから、障害者の方々がゆっくりと見学できていないのではないかと危惧していたため、バリアフリーデイを設けることとした。当然ながら、普段から来やすいと思える環境についても、職員研修などを通して引き続き改善していきたいと考えている。 

(9)広報活動について

【委員からの意見】
・アンケートでは来場者の年代が20代から40代だけで半数を超えていることから、インスタグラム等のSNSの活用は効果的だと思う。インスタグラムのフォロワーは173名とまだ少ないので、増やす努力が必要だと思う。
・教育委員会と連携した公立小中学校生徒のクロームブック(タブレット)によるチラシデータの配信は積極的に行ってほしい。
・来館者の内訳をみると、長崎市民による来館が少ないと感じているため、何らかの施策が必要だと感じている。

【事務局】
・インスタグラム等のフォロワーを増やすために、登録者に何らかのインセンティブを与える等の工夫を引き続き検討していきたい。
・タブレットを活用した周知活動を積極的に行っていくとともに、紙媒体も併用していきたいと考えている。
・長崎市民の来館を促す施策として、パーク内の施設や野母崎地区を活用したイベントを実施していきたいと考えている。 

(10)修学旅行の誘致について

【委員からの意見】
・修学旅行の誘致は地理的に不利なため、付加価値をつけていくことが必要だと感じており、そのような取り組みが一般来館者の滞在時間の延長にもつながるのではないかと感じた。
・修学旅行では、いくつかの施設を周遊するようなコースが求められているため、その点を考慮して誘致活動を行った方が良い。長崎市内の施設の連携が不十分と感じている。どうしても自分の施設だけで完結しようという気持ちになってしまっている。歴史文化博物館の例でいうと、他県から長崎への修学旅行を検討するためにタクシーで半日3館回るような仕組みが欲しいと言われているのに、中々実現できていない。恐竜博物館においても、ペンギン水族館との連携を打ち出されているが、そういった連携を行っていくことは重要と思う。 

【事務局】
・修学旅行の誘致については、SDGsにつなげた環境学習のコンテンツ等を開発し、付加価値を高めてアピールしていきたいと考えている。 

2 その他(化石発掘用地の取得状況・恐竜博物館の臨時休館)

【事務局】
・化石発掘用地の取得については、引き続き所有者との交渉を進めていきたいと考えている。
・恐竜博物館内の修繕のため2月6日から13日までは臨時休館とする。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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